アソビモは、スマートフォン向け新作ゲーム「N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)」のリリース発表会を、9月30日に開催した。

目次
  1. 世界中の神話とSFが融合した世界観
  2. 昔大感動したアニメの影響から楽曲制作を依頼
  3. タップ連打で簡単にコンボが繰り出せる!仲間との連携も重要になってくるバトルシステム
  4. 杉田智和さんが公認応援大使に就任!?

本作は、豪華声優陣が美しいキャラクターたちの声を演じた、3D格闘アクションRPGだ。最新端の3DCGと華麗な演出、そして本格的な格闘ゲームの要素も盛り込まれており、注目の作品となっている。今回は、こちらのレポートをお届けする。

鈴木愛奈さんが歌う主題歌「Endless Pain」で幕を開けた今回のイベント。最初に登壇したのは、本作の制作プロデューサーである片沼洋和氏、コミュニティーマネージャーのよもぎ氏、そしてヒロインの声を演じている声優の山田美鈴さんだ。

「N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)」プロデューサーの片沼洋和氏。

「N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)」には様々なキャラクターが登場するが、メインヒロインのニアのキャスティングに難航したという片沼プロデューサー。そんなとき、昨年10月にいつも付き合いのある声優事務所のサイトを見たときに見つけたのが、山田美鈴さんの写真だった。

その時点ではボイスサンプルも公開されていなかったのだが、無理をいってボイスサンプルを送ってもらった。まだ世に山田さんの声は出ていなかったのだが、それを聞いてニアというキャラクターのイメージとマッチしたところから決定している。

ヒロインのニアの声を演じる山田美鈴さん。

世界中の神話とSFが融合した世界観

ここで片沼プロデューサーより、ゲームの概要が紹介された。本作には3つの制作コンセプトがある。ひとつ目は“超美麗”アニメビジュアルだ。本作では、グラフィック回りや映像などに「アニメ」がキーワードになっている。

ふたつ目は“想い”繋げるRPG。「想い」と「繋げる」というキーワードが、シナリオとゲーム部分で重要な要素となっている。3つ目は“神≪シン≫”感覚アクション。神様が題材になっているゲームということで、新しい感覚でありながら神様を操作するということで付けられたコンセプトである。

ゲームの世界観としては、「神話」と「SF」を融合したものとなっている。神話は、これまで多くの作品に影響を与えてきた。そこで、あえて原点に立ち返り神話を独自解釈した結果、SFというビジュアルに関連付けたものとなったと片沼プロデューサーは語る。

物語では、様々な神話がクロスオーバーする。ギリシャ神話や日本神話など、各国で語られている神話が一堂に会したらどうなるのかというところも重視されている。

ストーリーラインは、3つの神話を主軸に構成されている。1章は北欧神話の「ファーヴニルの詩」だ。中2病的なワードや、武器や防具、伝説の武具などが登場する。2章は日本神話で、日本人にとってもなじみの深い「高天原動乱」が題材になっている。3章は、ギリシャ神話だ。こちらは漫画などでも扱われていることが多い、「オリュンポスの頂」が題材になっている。

もちろん、それ以外にもインド神話やエジプト神話など、世界中の様々な神話を扱ったオリジナルストーリーと、そこに登場するキャラクターたちが本作の魅力となっている。

すでに本作をプレイしたという山田さん。操作が難しそうだと思われがちだが、とても簡単で格闘ゲームやアクションゲームをあまり得意でない山田さんでも、少し動かしただけでキャラクターがカッコよく動いてくれるのだという。

また、必殺技もアニメーションが組み込まれており、戦闘シーンが華やかなので、すごいプレイしたような気分になってどんどんワクワクが募っていくと、感想を語っていた。

昔大感動したアニメの影響から楽曲制作を依頼

続いて、ゲームサウンドを担当した林ゆうきさんと池田善哉さんがゲストとして登壇した。「N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)」のゲームサウンドを担当した感想を聞かれた林さん。最初に依頼を受けたのは今から3年程前だったが、作品を大事にしている片沼プロデューサーの想いが伝わったという。

また、ゲーム自体が神話を題材にしていることから、様々な楽器やジャンルが使えるため、楽しんで曲を作ったと語った。

作曲家の林ゆうきさん。

池田さんは、打ち合わせの時にもらったキャラクターや美術の資料を見て美しいと感じ、ここに音楽を付けることが出来るのかと思い、ワクワクしながら打ち合わせをしたという。林さん同様に、様々な楽器やジャンルが使えるため、自分の中でもいろいろな挑戦ができたため、楽しい制作だったと語っていた。

作曲家の池田善哉さん。

林さんに楽曲を依頼した経緯は、アニメが大好きだった片沼プロデューサーが感動した作品の中にプラモデル同士を戦わせるものがあり、その作品の印象的なシーンに流れていたカッコイイ曲を誰が作ったのか調べたところ、林さんであることがわかったのだという。

そこから自分がハマった作品のサウンドクリエイターを見てみると、林さんの名前が出てきた。これは自分が作りたい世界観の中で、イキイキとしたキャラクター描くゲームにするのであれば、林さんに依頼するしかないと考えたそうだ。

しかし、当時林さんはゲームの楽曲はそれほど多く手掛けていなかったのだが、運命を感じて依頼することにしたのだという。

林さんに依頼した楽曲は結構なボリュームだったが、シナリオが盛り上がったり戦闘が具体化していったりする課程で、楽曲の数が足りないことがわかった。そこで新たな作曲家を探していたところ、林さんが所属するレジェンドアからデモをもらい、その中の戦闘曲が、カッコイイバトルというだけではなくシチュエーションや情景が目に浮かんでくるようであったため、その楽曲を手掛けていた池田さんに追加で依頼することになったのだとか。

タップ連打で簡単にコンボが繰り出せる!仲間との連携も重要になってくるバトルシステム

続いて、ゲームのバトルシステムについて片沼プロデューサーから紹介が行われた。見た目がとにかく派手なバトルシーンだが、操作は非常に簡単になっている。画面内の好きなところをタップするだけで、攻撃を繰り出すことが可能だ。

アクションゲームが難しく感じる部分は、敵との距離感を探りながら間合いを詰めて、的確に攻撃を当てていくところである。しかし、本作の場合はある程度距離が離れていてもオートで距離を詰めて攻撃を当ててくれる補助システムが盛り込まれている。

タップを連打すると軽快なコンボを繰り出すことができる。各キャラクターには、コンボの最後にフィニッシュ攻撃で威力が大きい「コンボ・アーツ」が必ず用意されている。

各キャラクターには、必殺技の「ユニーク・アーツ」が用意されている。たとえば斧を持ったキャラクターならば、長押し状態でホールドして離すことで、専用のユニーク・アーツを繰り出すことができる。

このユニーク・アーツは、キャラクターごとに操作が異なる。ユニーク・アーツを当てると、敵が「バーン」という特殊異常の状態になる。バーン状態になっている敵には、後ほど紹介する「バースト」という新たな状態異常にすることができるのだ。

バーストゲージを溜めてコンボ・アーツを敵に当てると、先ほど触れたバースト状態になって空中に吹き飛ばすことができる。これで浮かせた敵をどうするかという部分が、本作のコンセプトでもある連携に繋がっているのである。

バーストについては、一般的なスマートフォンゲームでも採用されている要素だ。そこにおなじみの属性という要素が絡んでおり、有利属性であるほどバーストという状況が作りやすくなる。そのため、敵に対して有利属性を持ったキャラクターに交代して戦っていくことが重要となってくる。

左下に並んでいるアバターのアイコンをタップすると、キャラクターの交代ができる。バ-ストして浮いている状態の敵に対して、別のキャラクターに交代して追撃を行うと「スイッチコンボ」になる。こちらで敵を一方的に倒していくというのがバトルのメインだ。

それとは別に、右下にあるアバターアイコンをタッチすると、仲間のキャラクターに一時的に助けてもらう「アシスト・スキル」が発動する。こちらは緊急脱出的なものだが、クールタイムがあるため連続で利用することはできない。

各キャラクターには、必殺技のユニーク・アーツが用意されているが、SPが100パーセント以上溜まった状態でアバターアイコンを上にフリックすると、アバターの奥義である「神意(シンイ)」が繰り出せる。ド派手なカットシーンが盛り込まれ、敵を瞬殺することもできる。

杉田智和さんが公認応援大使に就任!?

続いて、イベントの冒頭で歌声を生披露した鈴木愛奈さんがゲストとして登壇した。鈴木愛奈さんが歌う主題歌の「Endless Pain」には、ゲームストーリーの重要なキーワードが歌詞に散りばめられている。疾走感溢れる楽曲も、この後の展開を予感させるようにものになっていると片沼プロデューサーはいう。

鈴木さんにオファーしたきっかけは、プロモーション映像をアニメで作ることが決まっていたため、曲もアニソンにしたかった。鈴木さんがアニソンについて語っている過去のインタビュー記事を片沼プロデューサーが読み、最善ということで声をかけたのだという。

一方の鈴木さんは、自身もゲームの主題歌を担当するのは初めてということで、すごく嬉しかったという。この「Endless Pain」は、12月1日にリリースされる鈴木愛奈さんの2ndアルバム「Belle revolte」に収録されることが決定している。

本作の主題歌を担当する鈴木愛奈さん。

気になる本作のリリース日だが、コミュニティーマネージャーのよもぎ氏11月24日であることが発表された。すでに9月30日より事前予約も開始されているので、早めにそちらも登録しておこう。

続いて、本作の公認応援大使に就任した杉田智和さんのビデオメッセージが流れた。「ユーザーの皆様が安心して遊べるように、自分の経験則や考え方をフルに駆使して支えていきたいと思います」と語っていた。

公式宣伝番組も作ったという杉田智和さん。本人もあまりやらない位置で出ているそうなので、そちらも楽しみにしよう。

杉田さんの登場はこれで終わりかと思いきや……この後に行われたメディアによる質疑応答コーナーの最後に、なんと本人が会場の2階席に登場。割とガチ目の質問を片沼プロデューサーにして、会場からも笑いが起きていた。

なんと、シークレットゲストとして、杉田智和さん自らゲームに対しての質問を行っていた。

最後に片沼プロデューサーから、「皆さんのおかげで、なんとかリリース目前というところまで作ってこれました。残り2ヵ月で、開発側としてましては皆様にローンチ直後から楽しんでいただけるようにバランス調整などを行っています。いい状態でお届けできるように頑張って参ります。リリースされたら、ぜひ一度遊んでいただけたら楽しさは伝わると思います。我々開発一同の想いの結晶であるN-INNOCENCE-を、ぜひ皆様のお手元でプレイしていただければと思います」と語り、イベントを締めくくった。

ゲームに関しては、まだまだ明らかになっていない情報もあると思うが、今後の続報にも注目していきたい作品だ。

N-INNOCENCE-

アソビモ

iOSアプリiOS

  • 配信日:2022年4月20日
  • 価格:基本無料

    N-INNOCENCE-

    アソビモ

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2022年4月20日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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