「GUNDAM EVOLUTION」家庭用ネットワークテストレポート――エイムアシストの実装に加えて、ゲームパッド向けの細かな設定が可能に

プレイレビュー
0コメント 米澤崇史

バンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコオンラインが6月24日から6月28日にかけて実施した、「GUNDAM EVOLUTION(ガンダムエボリューション)」家庭用ネットワークテストをレポートする。

PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneを対象に実施された今回のネットワークテスト。ゲーム内容は、2022年4月8日から12日にかけて実施されたPC版ネットワークテストと同一のバージョンだ。前回のネットワークテストの結果によりガンダム・バルバトスの下方修正などの機体調整の実施も予定されているが、今回のテストには反映されていない。

基本的なゲームの内容については、前回のネットワークテストの記事を参照していただきつつ、もっとも大きな違いとなる操作関連の要素を紹介していく。

多彩な設定項目により、ゲームパッドでも快適なプレイが可能

家庭版とPC版の最大の違いは、PC版はキーボード・マウス操作を基本とするのに対し、家庭版はゲームパッド操作を前提とした調整が行われていることだ(PC版でもゲームパッド操作は可能だが、キーボード・マウスは家庭版では使用できない)。

ここまでは一般的なFPSゲームと同じだが、本作はゲームパッド用にかなり多彩な設定を用意しているのが特徴。スティックの感度やボタンの割り当てはもちろんのことながら、「デッドゾーン」及び「エンドゾーン」や、「反応曲線」も設定できる。

「Apex Legends」等のFPSタイトルをプレイしていると、これらの項目に馴染みがある人もいると思われるが、それぞれの項目を簡単に説明すると、「デッドゾーン」と「エンドゾーン」はスティックの遊びの幅を設定できる項目。設定した範囲は入力を受け付けなくなるので、エイムの際にスティックを動かしすぎる癖があるプレイヤーは、デッドゾーンを広めに設定することで細かい狙いがつけやすくなる。

逆にエイムのコントロールに自信があるのなら、エンドゾーンを広く設定するのが効果的。エンドゾーンを広げるとスティックの始点~終点間の距離が短くなるため、咄嗟の振り向き等が必要な状況で、入力に必要な時間を短縮することが可能になる。

一方の「反応曲線」は、スティックを傾けた際の動き出しの大きさへの補正をかける項目だ。動き出しを遅くするとより細かい狙いをつけやすくなり、逆に動き出しを早くすると咄嗟の視点操作のスピードを上げることができる。

また個人的にありがたいのが、「簡易設定」の存在。デッドゾーン・エンドゾーンなら「None」「Small」「Large」、反応曲線なら「Liner」、「Exponential」、「S-Curve」といった形で、それぞれ3パターンから選択ができるようになっている。それぞれの項目に直に数値を入力するとなると少しハードルが高くなるが、パターン化されたものから自分にあったものを選ぶのはそれほど難しくないはずだ。

さらに細かな設定を行いたいプレイヤー向けに「詳細設定」の項目も用意されており、そちらでは直接数値を指定しての調整が可能。上下と左右で別々に視点の加速度や最大加速に達するまでの時間や、反応曲線の強度といった項目も設定できる。

家庭版独自のエイムアシスト機能も細かな調整が可能

家庭版独自の要素となるのが、「エイムアシスト」の機能だ。マウスと比べると、どうしてもスティックの操作では細かな狙いがつけにくくなりがちだが、それを補う役割を果たしてくれる。

レティクルを敵にあわせた際に自動で視点の移動速度が減速されたり、敵の移動に対して視点の移動速度を調整したり、レティクルが追従するようになるなど、その効果は様々。本作はブーストステップによってあらゆるMSが高速で動くため、エイムアシストの機能はかなりありがたいと感じた。常にオンでプレイしていると少し実感しにくいかもしれないが、一度オフの状態を体験してみると、初心者でも歴然とした違いを認識できるだろう。

ただ、エイムアシストには意図していない敵にレティクルが反応してしまったり、咄嗟の視点移動を妨害してしまうというデメリットも存在する。それを嫌うプレイヤー向けに、エイムアシストのON/OFFの設定や、アシストの強度を10段階から設定できるようになっている。

さらに詳細設定では、「ビューフリクション」(レティクルを敵にあわせた際の減速処理)、「イーズイン」(ビューリフレクション発動時の視点の減速処理)、「フィートローテーション」(自身の横移動時に敵をレティクル内に収めやすくなる)、「トラッキングアシスト」(敵の横移動にレティクルが追従する)といった4つの項目ごとに数値を設定可能。

基本的には最大値に近い方がエイムしやすくなると感じたが、「イーズイン」の数値を低くすると、リコイルのコントロールが難しくなる一方、レティクルから敵が外れにくくなるという明確なメリットも発生する。いろいろな数値を試してみるのがいいだろう。

PC版同様、レティクルの形状のカスタマイズ機能も搭載されている。

また、スティックの感度等を含めたこれらの設定はMSごとに個別の設定が可能。とくに反応曲線やスティックの感度は、機体によって向き不向きの設定が明確に存在しているので、それぞれの機体ごとに扱いやすい設定を見つけ出すのも、上達のための第一歩になってきそうだ。

エイムアシストの実装により操作感が多少変わった機体もあり、個人的に使いやすくなったと感じたのがドムトルーパーだ。ドムトルーパーは通常の歩行を行えず、常にホバーで移動するタイプの機体で、ホバー独特の慣性によって微妙に狙いがズレることがあったのだが、エイムアシストのおかげでそれが解消された。移動速度が速いため正面からの撃ち合いも得意で、大まかな狙いさえつけられれば安定してダメージが稼げる機体なので、オートエイムで攻撃できるガンタンクと並んで初心者にとくにオススメの機体となっていた。

また、今回筆者はPS5版でプレイしたが、コントローラー「DualSense」の機能の一つであるハプティックフィードバックへの対応も確認できた。場面に応じて振動が変化し、より深い臨場感を味わえるようになっているのは家庭版ならではの強みだろう。

今回のネットワークテストで改めて感じられたのは、家庭版のプレイヤーにもしっかりとしたタイトルをリリースしようという運営の姿勢だ。競技性の高いFPSゲームは、競技人口の多いPC版が優先されがちなイメ―ジをもっていたのだが、本作ではゲームパッドのためにかなり多彩な設定が用意されており、家庭版にも本気で取り組もうという明確な意気込みを感じ取ることができた。

家庭版で本作をプレイする予定のユーザーも、安心して正式サービス開始を待っていて欲しい。

※画面は開発中のものです。

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