札幌市や、セガ札幌スタジオなどをはじめとした札幌を基盤とするゲーム開発関連企業とが連携して行う複合イベント「Sapporo Game Camp」が10月22日、23日と札幌市産業振興センターにて開催された。本稿では、10月22日の模様をお届けする。

ぷよぷよプログラミング講座より

「Sapporo Game Camp」とは

本イベントは札幌のIT人材およびゲームクリエイターの育成と、さらなるエンタメ業界の盛り上げを目的として開催。ゲーム開発に関心を持つ社会人、学生を対象にゲーム開発企業所属のクリエイターと共に2日間かけてゲーム開発を行う「Game Jam」と、小学校から高校生までの生徒を対象とした「ぷよぷよ」を題材にしたプログラミング講座×eスポーツ体験会の2つのプログラムが行われた。

「Game Jam」より
ぷよぷよプログラミング講座×eスポーツ体験会

学生たちの柔軟な発想に驚かされた「Game Jam」

「Game Jam」はゲームクリエイターが集まり、2日間という短期間でゲームを開発する。札幌のゲーム開発企業8社(アドグローブ、インフィニットループ、エクスデザイン、グループボックスジャパン、サイクロンゼロ、セガ札幌スタジオ、ハ・ン・ド、ロケットスタジオ)所属のクリエイターがチームに加わって、参加者らと共に2日間でゲーム開発を行うのだが、募集45名のところに対してなんと150名以上もの応募があったという。

残念ながら今回は抽選という形になり、惜しくも参加できなかった学生たちも多くなってしまったが、来年以降は会場をさらに広くすることも考えているとのことなので、期待したいところだ。

「Game Jam」の会場では、今回の高倍率を勝ち抜いたラッキーな参加者たちが、一生懸命ゲーム作りに勤しむ姿を見ることができた。

参加者は1チーム6~7名のチームに分かれ、「Rebuild」という共通テーマを基に、様々なアイディアを出し合っているようだった。

途中で行われた発表会では、「札幌が宇宙人に侵略された。乗っ取られた建物を取り返し札幌を奪還しよう」という奪還型タワーディフェンスバトルゲーム、「壊れたおもちゃを再構築する」という修理屋さんパズルゲーム、「自然の力を自分の力に再構築して敵を倒す」というゲーム、「ラーメン屋の娘が店のアンチ(他の麺)宇宙船を壊し、ジャンク品を売った稼ぎで店を大きくする」というアクションゲーム、「新たな歴史を星座と共に刻む、新しい自分だけのオリジナル星座を組み上げる」というゲーム、「テレビの世界に突如囚われてしまい、そこにいた血塗られたぬいぐるみに襲われそうになる」という3Dホラー脱出ゲーム、「看護師となって制限時間内に感染者を根絶する」というヘルスFPSなるゲームなどなど、同じ「Rebuild」というテーマから、こんなにもバラエティに飛んだ「Rebuild」が立ち並んだ。

各チームには3分間というプレゼンテーションの時間が与えられたが、企画発表の段階から既にコンセプト以上のものまで決まっているチームもあり、しっかりとしたストーリーまで組み上げているチームもあれば、キャラクターデザインまで作成済みのチームもあり、世界観まで組み上げつつあるチームあり、まだコンセプトのみで3分の時間のうちの1分半以上を残してしまうチームまで、実に様々だった。

ストーリーがしっかりしていたチーム。疾走感のあるホラーゲームがコンセプトだという。

ぷよぷよプログラミング講座×eスポーツ体験会

もうひとつのプログラムは、セガの人気パズルゲーム「ぷよぷよ」を題材にしたぷよぷよプログラミング講座×eスポーツ体験会。今回は中学生の部を見学させてもらった。講師は「ぷよぷよ」シリーズのジャパン・eスポーツ・プロライセンスを保有する札幌出身のlive(りべ)選手、システムエンジニア経験のあるぴぽにあ選手が務めた。

live選手 ぴぽにあ選手

まず「Sapporo Game Camp」実行委員長である瀬川隆哉氏と、札幌市クリエイティブ産業担当係長の山本浩貴氏が開会の挨拶を述べ、この日この場に集まった中学生たちへ歓迎と激励の言葉を送った。

瀬川隆哉氏 山本浩貴氏

プログラミング講座では実際に「ぷよぷよ」を作ってみようということで、テキストを参考にしながら「ぷよぷよ」の仕組みの一部を組み上げることに。最初はフィールドを作るところから、「ぷよ」が落ちてくるところ、「ぷよ」を左右に動かしたり、回してみたり、消してみたり、完成させて遊んでみたり、さらには「ぷよぷよ」をベースにしたちょっとしたカスタマイズなどにもチャレンジしながら著作権についてや、ネットリテラシーなどについても学んだ。

真剣な面持ちでプログラムと向かい合っていた中学生たちだったが、中には講師の説明よりもどんどん先に進んでゲームを完成させてしまうような猛者も数名いた。またカスタマイズの場面では、柔軟な発想で様々な「ぷよぷよ」派生版を作り上げていた。

ぴぽにあ選手によれば、フィールドの広さをとんでもなく広くしてプログラムをクラッシュさせてしまうような出来事もあったそうだ。更にはぷよの色を全部同じにしてしまいつつ、内部パラメータ的には別の色のぷよであり、見た目で判別がつかない「ぷよぷよ」なんていうものを作ってしまった子供もいるというから驚きだ。

丁寧にひとりひとりの席を見て回るぴぽにあ選手

そしてぴぽにあ選手とlive選手による2本先取の「ぷよぷよ」試合も開催。1本目をぴぽにあ選手が取った後、2本目をlive選手が取り、最後の3本目では再びぴぽにあ選手が勝利。大連鎖をうちあう2人のプロの熱い戦いに、会場からは大きな拍手が上がった。

2人のプロのバトルには、会場の後ろでお子さんを見守っていた親御さんたちからも自然と拍手が巻き起こった。

子供たちからふたりのプロへの質問コーナーも開催。「これまでに緊張した試合は?」「どうやってプロになったんですか?」といった質問から「年収の割合はどうなっているんですか?」というたじたじの質問にまで、子供たちの素朴な疑問に丁寧に答えてくれるプロ。

他にも実際にeスポーツ体験会が開かれ、会場のみんなでスコアを競い合ったり大会を運営してみたりというチャレンジ企画もあったりと、実に盛りだくさんな内容となっており、参加した子供たちからも緊張感と共に、笑顔が溢れていた。

この「ぷよぷよ」プログラミング講座は不定期に東京や他の都市でも開催されているため、興味のある人はぜひ今後の開催予定などをこまめにチェックしてみてほしい(基本的に、参加は高校生までとなっている)。

複合ゲームイベント「Sapporo Game Camp」公式サイト
https://sapporo-game-camp.com/2022/

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