3月31日から4月2日まで東京ビッグサイトで開催されている「EVO Japan 2023 presented by Rohto(以下、EVO Japan 2023)」。本記事では本日4月1日に行われた「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA Final」の模様をお届けする。
「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA Final」には、3月31日から実施されていた予選から進出したファイナリスト8名が登場。「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」部門の頂点をかけた戦いが行われた。
また、本作の宣伝担当・山下零士氏と開発ディレクター・芹沢鴨音氏も登壇し、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」のスピンオフコミカライズ「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA piece in paradise」の連載開始が発表された。こちらの情報に関しては、別記事で紹介しているのであわせて確認してほしい。
ファイナリストとして登壇したのはAGIT KashiYuka選手、Kジロー選手、mateokk選手、Jing選手、てぃーる選手、黒ぶち選手、ゆいか選手、ul選手の全8名。ファイナリスト8名中7名が日本人という中で唯一の韓国勢であるAGIT KashiYuka選手、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA Final」以外の娯楽をすべて断って練習してきたmateokk選手など、それぞれ「Final」にかける意気込みを熱く語った。
その後にはいよいよ試合開始。WINNERS SIDEはAGIT KashiYuka選手対Kジロー選手とmateokk選手対Jing選手、LOSERS SIDEでは黒ぶち選手対てぃーる選手とul選手対ゆいか選手という対戦カードからトーナメント形式で進行。WINNERS SIDEの選手は一度負けるとLOSERS SIDEへと移動し、そこで負けると敗退となるダブルエリミネーション方式のルールとなっている。
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左からゆいか選手、てぃーる選手、Jing選手、Kジロー選手 |
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左からAGIT KashiYuka選手、mateokk選手、黒ぶち選手、ul選手 |
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実況はあっきぃおじさん(左)、解説は芹沢鴨音氏(右)さんが担当 |
ファイナリスト8名に対して、それぞれが使用するキャラクターは蒼崎青子、ノエル、翡翠、遠野秋葉、ヴローヴ・アルハンゲリ、ミハイル・ロア・バルダムヨォン、遠野志貴と多種多様。同キャラ使いがわずか2名となっており、プレイしている人はもちろん、「MELTY BLOOD: TYPE LUMINA」をあまり知らないという人でも、どのようなキャラが登場するのか、いろいろなキャラの動きを見られる内容となっていた。
またメインステージでの実施はもちろん、「Final」ということもあり多くの人が試合の行方を一目見ようと座席は埋まり、立ち見の観客も多く見られた。試合の要所要所では客席からも歓声が上がり、試合後には選手に対して大きな拍手が送られていた。
試合は順調に進んでいき、WINNERS SIDEからはノエル使いのKジロー選手、LOSERS SIDEからはロア使いのゆいか選手がGRAND FINALSに進出。WINNERS SIDEの選手は1回勝利すれば優勝となるが、LOSERS SIDEの選手が優勝するためには2回勝利する必要があるのがGRAND FINALSの試合だ。
LOSERS SEMI FINALからの連戦となり、その勢いのまま1本目を先取したのはゆいか選手。その後はKジロー選手が華麗なアークドライブフィニッシュを見せ2本連取する展開に。そしてゆいか選手がもう一本とり、1試合目2本ずつ取り合った中で迎える大事な一戦へ。勝てば優勝のKジロー選手、2試合目を迎えたいゆいか選手。最後はジャンプ攻撃からのコンボをつなげ、アークドライブフィニッシュでKジロー選手が勝利し、優勝を飾った。
最後にステージ上でファイナリストへのメダルや賞品の贈呈、優勝したKジロー選手にはトロフィーと賞金の100万円も贈られた。初めての格闘ゲーム大会での優勝となったKジロー選手からは喜びのコメントともに「『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』は本当に面白いゲームなので、皆さんやりましょう!」とすべての人へメッセージを送った。
ステージの後に行われたKジロー選手へのインタビューでは、本日の試合で一番厳しかったものとしてゆいか選手との一戦を挙げていた。普段から対戦することも多く、その時は負けてしまうことが多かったとのことで、GRAND FINALSで勝利できたことも実感がまだないと語った。試合を観戦している中で、ゆいか選手のが緊張しているなと感じていたようだが、LOSERS SEMI FINALからの連戦の中で本来の調子を取り戻していく様を目の当たりにして焦っていたという。
また8月にアメリカで開催される「EVO 2023」については、仕事との兼ね合いを見つつ、行けたら行きたいとコメントしていた。