ポケモンがiOS/Android向けに配信予定の睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep」。そのローンチ記念イベント「FUN SLEEP SUMMIT~睡眠をもっと楽しみに~」が本日7月19日に時事通信ホールで行われた。本記事では第2部の模様をお届けする。
本イベントには、ポケモンの代表取締役COOである宇都宮崇人氏やS'UIMINの代表取締役社長である柳沢正史氏に加え、マッシュスタイルラボの伊藤真央氏、昭和西川の原野早苗氏、日清ヨークの星理恵氏らが登壇。睡眠に関するトークセッションや4社による座談会が行われた。
“睡眠をもっと楽しみに”をコンセプトとして「FUN SLEEP SUMMIT」を開催したと言う宇都宮氏。日々の生活において睡眠は必要不可欠な活動であるものの、日本人の睡眠時間は世界的に見ても圧倒的に短く、義務ととらえられがちなようだ。
そんな睡眠をエンターテイメントの力で盛り上げる、睡眠を楽しむという新たな価値の提案がイベントのテーマになっていることを語った。朝起きるのが楽しみになるような「Pokémon Sleep」を通じて、睡眠を楽しむという新たな付加価値の提案を行い、睡眠に対するイメージを少しでもポジティブに変えたいとコメントした。
次に登壇した柳沢氏は、“理想的な睡眠とは?”をテーマにしたトークセッションを実施。“睡眠不足が続くとどうなる?”、“休日に「寝だめ」をするのは効果的?”、“より良い睡眠をとるために大切なことは?”、“すぐに実践できる睡眠のための秘訣とは?”といった気になる疑問にも答えた。
睡眠不足は、覚醒への依存症と語る柳沢氏。短期的には日中眠いやパフォーマンスが落ちるといったことが挙げられ、中・長期となるとメンタルの不調に加えて、病気やメタボリックシンドロームなどのリスクが上がると警鐘を鳴らした。
また、GDPの約3%は睡眠不足によるパフォーマンス低下の影響であるというアメリカ・シンクタンク「ランド研究所」の調査結果を紹介。逆に考えると、日本人が睡眠不足を改善するだけで、日本は3%の経済成長が見込めるということもあり、睡眠習慣の改善を呼びかけた。
そして“すぐに実践できる睡眠のための秘訣とは?”という疑問に対しては、万人にとっての秘訣というものはなかなか無いとコメント。しかし、お風呂に浸かる、音楽を聴く、お酒を飲むなど、それぞれに合った“寝る前のルーティン”を見つけることが重要だと続けて説明した。ちなみに柳沢氏のルーティンは、研究者ということもあり“つまらない論文を読む”ことだそうだ。
続いては、ポケモンのライセンスプロデュース部・佐藤優氏に加えて、マッシュスタイルラボの企画本部 gelato pique サブディレクター・伊藤真央氏、昭和西川のMD本部 企画部 MD課 課長代理・原野早苗氏、日清ヨークのブランドマネージャー(ピルクルブランド)・星理恵氏が登壇し、「Pokémon Sleep」とのコラボ商品の紹介などが行われた。
マッシュスタイルラボからは、9月にルームウェアや雑貨などが販売。睡眠までのリラックスタイムから楽しめるように、「Pokémon Sleep」の可愛さをgelato pique(ジェラート ピケ)の優しい生地で表現できるように企画したとのことだ。
昭和西川は、10月にマットレスパッド、ストレッチシーツ、枕、ピローケース、秋冬用のブランケットなど全5アイテムを販売する。作品のキャッチコピーである“いい睡眠リズムを、つかまえよう!”に新鮮味を感じたという原野氏。寝るとカビゴンが腕枕をしてくれるようなレイアウトなど、自ら睡眠を楽しめるような仕掛け、今までにないアプローチが商品に落とし込まれている。
「Pokémon Sleep」コラボパッケージの「ピルクル ミラクルケア」を8月中旬に発売する日清ヨーク。柳沢氏が進めていた“寝る前のルーティン”の1つとして、手軽に購入して飲んでみてほしいとコメントした。
最後に、ポケモンのアプリ開発担当・首藤まり江氏から「Pokémon Sleep」のゲーム概要の紹介が行われた。ゲームの遊び方や一日のサイクルなどの情報は、別記事でも紹介しているので、あわせて確認してほしい。
なお、iOS/Android向けアプリ「Pokémon Sleep」は7月20日より配信予定。Android版の事前登録も受付中なので、気になる人はぜひチェックしてほしい。