「Ed-0: Zombie Uprising」はなぜ無風だったのか!?D3Pから出されたテーマで原田勝弘氏や松山洋氏らがトーク【TGS2023】

発表会・イベント取材
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9月21日~24日にかけて千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2023」。9月22日にディースリー・パブリッシャーブースで行われた「業界ご意見番が斬る!『Ed-0: Zombie Uprising』」の模様をお届けする。

ステージには、原田勝弘氏(バンダイナムコスタジオ 鉄拳シリーズ総合プロデューサー)、松山洋氏(サイバーコネクトツー 代表取締役)、林克彦氏(KADOKAWA Game Linkage ファミ通グループ代表)が登壇。ディースリー・パブリッシャーから提示された「ゲームの出来はそこまで悪くないのに、何故、ここまで無風なのか!?」をテーマに、台本なしのトークが展開された。

初めに「Ed-0: Zombie Uprising」のゲーム概要が紹介され、その中には販売数の内訳データも公開。なかなか世に出るデータではないが、事前情報によると日本はもちろん、ワールドワイドにリーチしていきたいタイトルだったようだが…。Steamも含めて日本が一番販売本数が多いという結果となった。

そもそもの問題として、ステージに登壇したメンバーが「Ed-0: Zombie Uprising」をプレイしたのかを原田氏が問うと、松山氏と林氏はプレイ済み。逆に原田氏はプレイしていないという答えに、松山氏は「おい!何しに来てん、このステージに!」と声を荒げる場面も。それをなだめるように原田氏はその理由を語っていった。

元部下である「Ed-0: Zombie Uprising」のプロデューサーからゲームのコードとパッケージを3か月くらい前にもらっていたが、今でも封は開いていないとのこと。バカゲーを想像していたが、パッケージの裏に書いてあった“脳に汗かく”という言葉を目にし、D3Pっぽくないとともに体力に余裕がある時にプレイしようと後回しにしていたようだ。

プレイしたという松山氏も、実は直前に遊んだとのこと。プレイするつもりではいたものの、優先順位としては一番下だったようだ。“売れない典型的な例”として挙げられた内容もその通りとし、その上で“タイトルが読めない”や“メインビジュアルが弱い”、ゲーム性が読めない”という点も付け加えた。

その後には、SteamやAmazonでの評価も公開。Steamでは“やや好評”となっているものの140件という件数の少なさから参考にならないと一蹴。Amazonの評価数も5件と少ないものになっていた。

そして松山氏からは“単純に不出来”と、改めて本作の悪かったポイントをピックアップ。D3Pは“ゲームの出来はそこまで悪くないのに”と言っていたがそこがズレている、ちゃんとアクションゲームとして成し遂げられていないと話した。

アーリーアクセスを15ヶ月行い、改善した上でこの状態なのかと疑問を投げかけた。△ボタンが拾うと投げるを兼用している不便さ、始めて15分のチュートリアルで気が付く部分をなぜ修正しないのかと具体例も挙げた。この話を聞いた原田氏は、逆に興味を持った様子だった。

続けて松山氏は、一番良くないポイントとしてメインビジュアルについて触れた。真ん中に位置する可愛い女の子を見てプレイしたいと思う人がいるかもしれないが、ゲームをしばらく進めないと使用できないという点に言及した。初耳だったという原田氏も「それはあかんわ」と同意した。

原田氏は、マイク・タイソンさんが登壇したサンディエゴ・コミコンのステージに同席しており、その時に「Ed-0: Zombie Uprising」の宣伝も行っていたそうだ。数千人が集まっていた会場で宣伝したのにこの結果なのかと驚きの声も上げていた。

また、人気ゲーム配信チーム「2BRO.」の弟者さんの実況動画の再生回数も紹介。案件などではなく個人的にプレイしていたようで、計5回の総再生回数は123万回再生となっていた。多くの人が目にしたものの、自分で購入してプレイしてみようというところまでは届かなかったようだ。

白熱するトークだが、ステージも終わりの時間に。プレイしていないものの、あと3時間は語れるという原田氏をなだめつつ、最後に1人ずつテーマに対する一番の理由を挙げた。林氏は“知名度”、原田氏“D3Pだから”(D3Pの売り方とのミスマッチ感)、松山氏“不出来な部分をそのままにしているところ”などを挙げつつ、今後のD3Pの動きにも注目したいと続け、ステージ終了となった。

なお、ステージの模様はディースリー・パブリッシャーのTGS2023特設ページ(https://www.d3p.co.jp/tgs2023/)から生放送アーカイブを見ることができるので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

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