Gamerで執筆しているライターに、年末年始に合わせて自由に書いてもらおうという企画。米澤崇史による、「ブルーアーカイブ」の記事をお届けします。
「絶対にハマる」と分かりきっていたので躊躇していたら、案の定沼に落ちる
2024年も、仕事・プライベート通じていろんなゲームを遊んだのですが、なんだかんだで自分が1年通して一番熱量をもって遊んだのは、「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」(以下、ブルアカ)でした。
「今のタイミングで?」とツッコまれる方もいるかもしれませんが、自分が「ブルアカ」をプレイし始めたのは2024年の3月からでして、「ブルアカ」は一度触ったら絶対にハマるのが目に見えていて、「FGO」とか「原神」とか「ヘブバン」とか、ただでさえ何年も遊び続けているアプリゲームが多いのもあって、ずっとプレイするのを我慢していたんですね。

しかし、2024年の春にはTVアニメがスタートすることもあったので、「ここが年貢の納め時か」と覚悟を固めたところ……案の定というべきか、しっかりとハマりました(記事執筆時点のプレイヤーレベルは89で、おそらくはこの年末年始で90に達するだろうという見込みです)。
ストーリーでとくに好きなのは、やっぱり人気の高い「エデン条約」編なんですが、アニメにもなった「対策委員会」編で、いきなり生徒たちが銀行強盗を始めたり、ラーメン屋が爆破された時は「これはどういう世界観なんだ!?」と衝撃を受けていました。「ブルアカ」にハマったのは、「対策委員会」編のインパクトの強さは大きかったかもしれません。

ストーリーやキャラクターの魅力については、もう始める前から分かっていたところではあったんですが、思っていた以上に戦闘部分もよく出来ていて、とくに手持ちキャラが少ないゲームを始めて間もない頃に、スキルを使うタイミングや編成を試行錯誤しながら任務をクリアしていくのがかなり楽しかったです。
自分の場合、とくに序盤の戦力不足が深刻だったんですが、これには理由がありまして、「ブルアカ」をやっている方ならご存知の通り、基本的にガチャを回すベストのタイミングって、7~8月のハーフアニバーサリー、1~2月アニバーサリーの時期なんですよね。自分が始めた3月って、3周年のアニバが終わって少し経ったくらいの時期で、7月までひたすらもらえる石を溜めていたので、戦力の拡張がほぼできないという、一種のガチャ縛りプレイに近い状態で数ヶ月プレイしていたんですね。それでもイベントや報酬、コイン交換でもらえるキャラをフル活用すると、意外と進められたのでよく出来ているなと。

レベルだけじゃなく、装備が更新されたり好感度が上がって愛用品が解放されたり、プレイすればするだけ手持ちの生徒たちがどんどん強くなっていくのを実感できて、人気なのはストーリーやキャラだけじゃなく、しっかりとゲームデザインがよく出来ているからこそなんだなと納得できました。
余談ながら、自分の推しキャラは皆大好きであろう早瀬ユウカでして、ずっと待っていた体操服バージョンを、12月の復刻で無事に入手できて喜んでいたんです。

あとはアニバに備えるだけだと安心していたところに待ち構えていたのが、まさかのパジャマバージョンのユウカの実装なわけですよ。
体操服ユウカの後にも、まだもう一回天井に届くくらいの石は残していたので、「これで4周年キャラは確実に引けるし、俺も『ブルアカ』(の石の使い方)が理解ってきたかな……」と調子に乗った矢先に、自分の甘さを再認識させられました。2回連続で同キャラピックアップとか予想できます……?

韓国発のゲームとは思えない日本語翻訳の自然さにも驚く
また、プレイしていて良いなと感じたのが、イベントの周回が1回クリアしたらその後はスキップできたり、イベントのストーリーを読まなくてもクエストの周回は先に出来たり、一日の拘束時間が短めで、プレイの快適性が高かったところです。自分みたいな複数アプリを掛け持ちしているプレイヤーって読者の方にも結構おられると思うんですが、デイリーの拘束が長いゲームって、それだけで結構プレイする選択肢から外しちゃったりするんですよね。
とはいえ、あまりやることをなくしすぎても、ゲームへの思い入れが薄くなってしまうので難しい部分でもありますが、「ブルアカ」に関してはある程度ゲームを楽しみつつ、「1日でやらないといけない」タスクのストレスが少ない設計になっているのが、自分が長く遊べている要因なのかなと分析したりもしていました。

あとは、日本語翻訳の自然さも結構驚かされた部分でした。
近年では「ブルアカ」のようなアニメ系の絵柄の海外発ゲームをプレイする機会も増えましたが、こういった系統のタイトルって、なまじ見た目が日本のゲームっぽい分、翻訳に直訳っぽさがあると感じる違和感も尋常じゃないんですね。「ブルアカ」は韓国のNEXON Gamesが開発、日本版の運営をYostarが担当しているという座組みですが、プレイしていて翻訳されたゲームという印象を受ける箇所がほとんどないのが凄くて、ローカライズだけではなくカルチュアライズをしっかりとやっているのも、人気の要因になっているとも感じられましたね。

……と、この原稿を書いている今(12月末日)も、刻々とパジャマユウカのピックアップの終了期限が迫っていてヤキモキしています。アニバとどちらを優先するべきなのか、そもそも戦力的には不足してる振動パーティの中核になれる水着ハナコの復刻を待つべきなんだよなぁとか、年末年始はいろいろ悶々としながら、2025年も引き続き「ブルアカ」を楽しみたいと思います。
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