1月9日に東京国際フォーラム ホールAで開催されたメギド72 1st XR Live「幻境エンタングル -交錯する運命-」のレポートが公開となった。
以下、発表情報をもとに掲載しています
メギド72 1st XR Live「幻境エンタングル -交錯する運命-」レポート
リアルとバーチャル、ジャンルを問わず、様々なアーティストやキャラクターが集結する同フェスは、各日異なる趣向の公演が展開された。その2日目プログラムを担ったのが、絶望を希望に変えるRPG・メギド72史上初のXR Live公演「メギド72 1st XR Live『幻境エンタングル -交錯する運命-』」である。
同公演は最新のXR技術を駆使し、メギド72のキャラクターたちが現地会場に現れ、歌い、舞い、観客と同じ空間を共にするというもの。多数の豪華声優陣の情熱的な歌唱、ダンスやアクションなどを司るリアルアクター陣が力を合わせて作り出す、現実と非現実の境界を揺るがす多次元ライブパフォーマンスを実現させた。
フォトンや舞台装置が組み上がっていく演出に、照明やレーザー、ペンライトが連動するオープニングが期待感を高めると、出演キャラクターが一斉に登場し、テーマソングである「メギド72」を歌唱する。豊かな表情で歌う各キャラクターのパフォーマンスに、“オドリ・マックール舞踏団”を称するダンサー陣が花を添え、冒頭からXR Liveの迫力を知らしめた。


キャラクターのソロ/ユニットパフォーマンスの口火を切ったのはアスモデウス。ダンサーとともにダンスパフォーマンスを交えて「混沌より愛をこめて」を披露し、凛々しさと色気で会場を魅了する。続いて登場のプロメテウスはジャンプを多数取り入れた振り付けでエネルギッシュなポップソング「この歌響け」を届け、途中ロキが参加してデュエットを披露すると観客も大いに沸いた。瞬時にキャラクターが登場する演出も、XR Liveならではである。
MCではアスモデウスとプロメテウスが観客とコミュニケーションを取る。キャラクターが観客の反応に合わせて自在に動き、その場で言葉を交わす姿は、確かにこの空間に存在していることを実感させる。プロメテウスが「今日はライブだから参加の仕方は人それぞれ!周りに気を使いながらペンライトを振って応援してね」と呼び掛けた後、ふたりはさらにコール&レスポンスで会場を盛り上げた。
続いてのセクションでは男性陣が会場を盛り上げる。デカラビアはマントを翻しながら艶やかなスウィングナンバー「惡ノ流儀 厄災ノ調」を歌い上げ、ロキは力強く爽やかな歌声で「Can't Go Back」を彩る。バラムは軽快なステップを踏みながら、展開の多いミクスチャーロック「狭間の世界のソリロキー」をダイナミックに届けた。
デカラビアとロキとバラムによるMCでは、3人がこの日のために猛練習したことが明かされる。先ほどのアスモデウスとプロメテウスのMCに引き続き、ゲームのキャラクターと、我々はいま、この空間に共に立っている。その後は瞬時に衣装チェンジをしたロキがマイクスタンドを持って「Loki Rock you」を歌い上げる。終盤にはプロメテウスが合流してデュエットを披露し、ロキが去り際にマイクへキスをするというサービスショットも届けられた。そんな熱狂にブーストをかけたのはメフィスト、インキュバス、カスピエルの3人衆。歌謡曲風の「俺らイケメン」に乗せて“SAKE”の人文字ダンスや、“お酒”と“イケメン”コールが巻き起こり、メギド流のパーティーチューンが観客を沸かした。
メフィスト、インキュバス、カスピエルによる酒場の言い合いのような仲睦まじいトークにフォカロルが声のみ登場するなどして会場をファニーな空気で包むと、その後は一転、マルバスが「絶対無敵☆KAWAIIIIガール」で笑顔全開のときめきに満ちたパフォーマンスを繰り広げる。続いて登場のプロメテウスもテクノポップテイストの「メギドナイトフィーバー」で観客に積極的にアプローチし、ライブならではの一体感を作り上げた。
幻想的なインタールードを挟むと、ステージに登場したのはベリト。台詞から始まり、歌詞を噛み締めるように憂いを帯びた声で「永遠意光~Twilight」を歌う。ステージ上の彼は常に誰かの立ち位置を空けており、観客はそれが彼の幼馴染であるジルの居場所であると気づく。会場もじっくりとふたりの物語を噛み締めた。その余韻からたたき起こすようにアスモデウスが登場すると「Burning in chaos」で会場を熱く引き締める。最後に決め台詞でステージを締めくくると、観客も大きな歓声と拍手を捧げた。
続いて登場したのは最強の筋肉師弟であるハックとマルチネのコンビ。鍛錬に励むふたりに合わせてダンサー陣もスクワットしたり、コール&レスポンスも筋肉の名称であったりと、このふたりならではのユーモラスなMCを展開する。そこから「筋肉Fire!」へつなぎ、ガッツあふれるパフォーマンスで会場を巻き込んだ。
ここからライブは新たな局面へ。戦闘時のインスト曲としてもお馴染みの「魔を統べる少年」が流れると、客席エリアには大勢のフロアアンサンブル陣が登場し、ダンサー陣は殺陣を繰り広げる。そんな迫真のバトルに檄を飛ばす人物こそフォカロルだ。「今から戦闘の基礎を教えてやる。会場のお前たちも一緒に演習をするぞ!」と呼び掛け、「フォカロル教官の戦術指南道場」へとなだれ込む。早口でまくしたて、サビでは優雅に歌い上げるというギャップが観客を高揚させた。続いてブネが登場して会場を煽ると、インスト曲「化身舞闘」へ。途中でネフィリムも参加し、ブネが殺陣のようなダンスを繰り広げるなかネフィリムは巨大化する。会場を見下ろして微笑みながら手を振るという、迫力のステージを見せた。
ネフィリムとブネがそれぞれ客席にメッセージを送ると、ライブはクライマックスへと駆け上がる。ダンサーとフロアアンサンブルの面々が「ソロモン王の伝説 -承-」を盛り立てると、満を持してソロモンが登場。拳を突き出した後に両手の紋章を見せると、ダンサーとともにしなやかに舞った。
たくさんの仲間との再会の喜びを噛み締めたソロモンは「たとえ会えなくても、その声が届かなくても、俺たちはいつだってどこかで必ずみんなつながっている」「今日みんなと過ごしたこの時間は心の奥底から“最高だ”と言えるひとときだった」「この時間が永遠に続けばいいのに。そしてこの仲間たちが、ここにいるみんながいる限り、俺たちには勝算がある!」と告げると、「目一杯の宛名」を歌い出した。華やかなホーンアレンジに乗せて優雅かつ貫禄のある鮮やかなステージを繰り広げた後、ソロモンに代わって登場したのはシバ。可憐かつ芯の通った歌声で「My Journey」を爽快かつ情熱的に届け、観客の心を射抜いた。
そしてシバの元にソロモンが現れると、ふたりは清涼感のあるトロピカルハウス風の新曲「マサユメ」を歌い出した。背中合わせで歌唱をしたり、物語に即した振り付けでデュエットをするだけでなく、2番ではソロモンが会場にクラップを求め、ラスサビでは銀テープが舞い上がる。現地ライブならではの迫力を兼ね備えた晴れやかで壮大なエンディングは多幸感に溢れていた。


アンコールでは突如「特報」として、2025年9月13、14日に東京・一ツ橋ホールで行われた「メギド72 THE CONCERT -時には戦果の記憶を辿って-」のBlu-rayが2026年9月にリリースされること、2nd XR Liveの制作が決定したことが発表される。予期せぬ朗報に、会場からは割れんばかりの声援が巻き起こった。
この日を作り上げたダンサー陣、声優陣がステージに登場すると、ソロモン役の小野友樹は「会いたかったよ!」「すげえ景色、終わりたくねえ!」と笑顔で観客に呼び掛ける。シバ役の相坂優歌はXR Liveが初めての経験であることを明かし、「一声優として、演じているキャラクターが自由に縦横無尽に動いている姿は本当に感動的でした」と興奮を語った。声優陣一人ひとりの挨拶では、全員が今後のメギド72の展開に意欲を見せる。そして最後に全員で「メギド72」を歌唱し、盛大に新感覚のエンターテインメントを締めくくった。


最後にステージに残った小野は「ソロモンより。“またいつか!”」と笑顔で呼び掛けて頭を下げた。ゲームの世界から飛び出した物語が現実のフェスの熱気とシンクロしたXR Liveを実現させ、今後の展開も発表されたメギド72。音楽を介して領域を広げ続ける同コンテンツに今後も注目したい。
メギド72 1st XR Live「幻境エンタングル -交錯する運命-」現在、本公演のアーカイブ配信が公開中。現実と非現実の境界を揺るがすXR Liveならではの「メギド72」の世界を、アーカイブでも再び体感してほしい。
Text by 「沖 さやこ」
Photo by 「Hiroki Sugiura(foto)」
<セットリスト>
1. メギド72
2. 混沌より愛をこめて
3. この歌響け
4. 惡ノ流儀 厄災ノ調
5. Can't Go Back
6. 狭間の世界のソリロキー
7. Loki Rock you
8. 俺らイケメン
9. 絶対無敵☆KAWAIIIIガール
10. メギドナイトフィーバー
11. 永遠意光~Twilight
12. Burning in chaos
13. 筋肉Fire!
14. 魔を統べる少年
15. フォカロル教官の戦術指南道場
16. 化身舞闘
17. ソロモン王の伝説 -承-
18. 目一杯の宛名
19. My Journey
20. マサユメ
21. メギド72
当公演アーカイブ配信:https://spwn.jp/events/evt_UenIwdkanNNp5LDgmic2
配信期間:2026年2月22日(日)23:59まで
販売期間:2026年2月22日(日)21:00まで
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