千葉・幕張メッセにて9月17日より開催中の「東京ゲームショウ2026」。東京ゲームショウは1996年に第1回が開催され、今年で30周年になった。そこでビジネスデイ初日の9月17日に、第1回の東京ゲームショウに出展していたであろう会社のブースを中心に回ってみた中で、気になったモノを紹介する。

例年、東京ゲームショウの全てのブースを回って、気になったものを探していたのですが、拡大し続ける東京ゲームショウの全てのブースを闇雲に回るとキリがないので、30年前に出展していたであろう企業と、当時の東京ゲームショウが、家庭用ゲーム機のパッケージゲームがメインのイベントであったことから、そうした雰囲気を感じるタイトル、という曖昧な要素を頭に置いた上で、会場内を回ってみました。
07-S01.カプコン
大きなブースを構える大手は沢山あるも、同じ社名で存在しているところはここだけ。ということで、真っ先にカプコンに訪れてみました。「モンスターハンターワイルズ:アセンダンス」や「鬼武者 Way of the Sword」がメインで展開され、「プラグマタ」の全世界販売250万本をささやかに感謝している中で、注目すべきは「ロックマン:デュアル オーバーライド」。






ロックマンシリーズは前作までタイトルにナンバーが付いていたため、「ロックマン:デュアル オーバーライド」は12作目ということになるのですが、第1回の頃は「ロックマン8 メタルヒーローズ」(PS版:1996年12月17日、SS版:1997年1月17日発売)がまだ発売されていない時期なので、ファミコン時代に毎年のようにシリーズが展開されていた時と比べると、かなり時間が緩やかに進んでいるようにも感じられます。惜しむらくは、30年経ってもロックバスターが発売されないことでしょうか。




とはいえ、実物(?)を見れば、やっぱりいつものロックマンでした。

続いて、「ストリートファイター6」関連として、映画「ストリートファイター ザ・ムービー」が手広く展開されていました。「ストリートファイター」の映画と言えば、1994年公開の映画が思い出されますし、第1回の前年に「ストリートファイター リアルバトル オン フィルム」(SS版:1995年8月11日発売、PS版:1995年8月12日発売)が発売されたのもいい思い出ですが、今回は特にゲームの展開はなさそうです。




ここではザンギエフの立て看板がフォトスポットになっていました。

そして、30周年と言えばバイオハザード。Switch2版の「バイオハザード RE:2 Z version デラックスエディション」「バイオハザード RE:3 Z version」「バイオハザード RE:4 Gold Edition」がメインの展開ですが、毎回見かける東京マルイ関連商品も多数展示されていました。


一部の壁が30周年ビジュアルになっていたのですが、狭い通路ゆえに、正面から捉えられない配置なのがちょっと残念。

その他、カプコンキャラクターのコラボ関連グッズの多さに圧倒されたことを報告しておきます。












08-N25.KEMCO
ファミコン時代から有名なブランドのKEMCO。会社としては、第1回の頃がコトブキシステムだったのに対して、現在はコトブキソリューションですが、KEMCOブランドは健在でした。1999年ころにロゴが刷新されているので、厳密にはブランドロゴも変わっていますが。今回はイシイジロウ氏が企画及び総監修を務める「Depth Loop」などアドベンチャーゲームをメインで展示しつつ、過去にKEMCOが配信したアプリをモチーフにしたカートリッジが大量に展示されていました。3層構造でキャラクターや背景が立体感のあるようなつくりになっていて、レトロなのか最新なのかよくわかない状況になっていますが……。




05-S01.コナミデジタルエンタテインメント
KONAMIブランドは継続しているも、第1回の頃はコナミとして出展していたのに対して、現在はゲーム事業を展開しているコナミデジタルエンタテインメントとして出展しています。
第1回当時に出展していたハドソンが2012年に吸収合併されており、昨年は「桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~」の展開が目立っていましたが、今年はハドソン色はあまり見られず、歴史あるタイトルとしては「悪魔城ドラキュラ」(FCディスク版:1986年9月26日発売)より長らく続き、途中から「キャッスルヴァニア」としても展開されているシリーズの最新作「Castlevania: Belmont‘s Curse」がとても雰囲気のあるブース内でプレイアブル出展されていました。


玉座がフォトスポットになっていました。

第1回の頃には生まれていなかった歴史のあるシリーズでは、「遊戯王 モンスターカプセルブリード&バトル」(PS版:1998年7月23日発売)や「遊戯王 デュエルモンスターズ」(GB版:1998年12月17日発売)から展開が始まった遊戯王シリーズの最新作「遊戯王TAG FORCE GX」、「サイレントヒル」(PS版:1999年3月4日発売)から始まったサイレントヒルシリーズの最新作「SILENT HILL: Townfall」の展開が見られた。


パートナー企業のコーナーでは、日本ファルコムが最新作「空の奇跡 the 2nd」や、過去作のパッケージやグッズ、フォトスポットなどを展開していましたが、振り返れば軌跡シリーズはもともとパソコンで1989年に発売された「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」からシリーズが始まっているので、十分にレガシーを感じるタイトル。思い起こせば「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」(PCエンジン版:1991年10月25日発売)や「白き魔女 もうひとつの英雄伝説」(SS版:1998年2月26日)はハドソンからの発売でした。
1996年からタイトーがシリーズ展開した「サイキックフォース」シリーズの1998年アーケード稼働作「サイキックフォース2012」をコスモマキアーが展開。BEEPの「コットン リブート!」やメビウスの「ONI零~復活~Reboot」といったリブート作品の試遊もありました。「ONI零~復活~Reboot」のコーナーには、飯島多紀哉氏に想いを伝えるノートも。今回のプレイアブル出展は、適度に強いパーティでボス退治に向かうシチュエーションだったため、全体攻撃主体で楽々進めてしまい、本編もこのバランスになるのかしらと不思議に思ったことを、ノートではなくここに記載しておきます。




「かまいたちの夜」(SFC版:1994年11月25日発売)などのタイトルで有名な我孫子武丸氏が完全監修した「RDの遠隔推理」はマウス操作のミステリーゲーム。SNSを活用して推理するスタイルになっていて、「かまいたちの夜」とは別スタンスのゲームになっていました。配布されていたチラシに「9ホール74ブースにて我孫子武丸先生等身大パネル登場」と書かれていたのが、一番の気になるポイントでした。


04-S01.ソニー・インタラクティブエンタテインメント
初代プレイステーションが1994年に発売されるも、あの頃はソニー・コンピュータエンタテインメントでした。PS5のタイトルが多数プレイアブル出展されていて、最新商品の展示もありました。






その中には最新ではあるものの、懐かしさを感じる商品の展示も。「PlayStation:The First 30 Years」は未公開のプロトタイプやコンセプトスケッチなどが掲載された大型写真集で、LEGOのプレイステーションはレゴブロックで作られたプレイステーション本体。それぞれユニークな出展となっていました。




「ASTRO BOT」の壁紙は、細かく見るといくらでも発見があるのですが、現場でじっくり見ようにもなかなか立ち止まれないため、こちらの写真でご確認ください。

04-N01.セガ/アトラス
「STRANGER THAN HEAVEN」や「ペルソナ4 リバイバル」、「トータルウォー:ウォーハンマー40,000」がメインで展開。「ペルソナ4 リバイバル」のコーナーでは、頭を開いたクマの立体物がフォトスポットになっていました。「トータルウォー:ウォーハンマー40,000」のコーナーにはジオラマが展示されていて、時間が合えばスペースマリーンにも会えるようです。








「ソニックレーシング クロスワールド」は既に発売されているタイトルですが、今年も展開。TGS30周年に絡めたわけではないとは思いますが、ゴジラやエヴァンゲリオンとのコラボがあり、ちょっと懐かしさを感じる状況に。


「クレイジータクシー:ワールドツアー」(Switch 2/PS5/XSX|S/Steam)のコーナーには、フォトスポットがありました。

パートナー企業のコーナーでは、「ロリポップチェーンソー 2 Back2Back」の実寸サイズの電動チェーンソーが展示されていました。




「SONIC PICO PARK」についても若干の展開はあったのですが、それはまた別のブースで。

08-N11.TECOPARK
30年前はセガサターンの時代。メガドライブ時代にデビューしたソニックは、16ビット機の書き込まれたグラフィックが一般的ながらも、第1回の頃は「ナイツ into dreams…」(SS版:1996年7月5日発売)の展開もあり、ちょっと抑えた展開でした。そのソニックが30年後に、ビジュアル的にはちょっと遡ったようなドットで表現された「SONIC PICO PARK」として、プレイアブル出展されていました。


05-N01.バンダイナムコエンターテインメント
セガブースの隣にバンダイナムコブースがあったため、1996年当時のことをふと思い出したのですが、頭から振り払ったうえで、ブースを確認。第1回の前年に発売された「エースコンバット」(PS版:1995年6月30日発売)からシリーズが続くエースコンバットシリーズの最新作「ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE」がメインの展開。グッズも多数展開されていました。
バンダイナムコエンターテインメントのブースでは、タイトルごとにグッズの展示も積極的にされていて、「テイルズオブ」シリーズや「塊魂」シリーズのグッズもショーケースでしっかりアピールされていました。
「ONE PIECE 海のごちそうレストラン」や「GUNDAM ROGUE ORBIT」にもショーケースでの展示がありましたが、その中でも「GUNDAM ROGUE ORBIT」コーナー内にある「ガンダムゲーム40周年」の掲示は圧巻でした。
03-S01.スクウェア・エニックス
ざっくりとしたイメージとしては、ファイナルファンタジーシリーズとドラゴンクエストシリーズをメインに、プレイアブル出展があるも、フォトスポットが目立つ展開となっていました。
そんな中で異色の存在として「ロマンシング サ・ガ3」(SFC版:1995年111月11日発売)のリメイク作品「ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド」が展開されていて、フォトスポットもありました。



03-N07.コーエーテクモゲームス
「進撃の巨人3」や「Wo Long 2: Wings of Ember」がメインで展開される中、ガスト時代の1997年に「マリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士」(PS版:1997年5月23日発売)から始まったアトリエシリーズの最新作「カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~」が展開。





「真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered」のコーナーには、スイッチでキャラクターを切り替えられるフォトスポットが展開されていました。






02-N11.サクセス
80年代から幾度となく麻雀ゲーム化されている「ぎゅわんぶらぁ自己中心派」を題材にした「ぎゅわんぶらぁ自己中心派 ドランプ帝国をわからせろ!」が展示されていました。




02-C03.シティコネクション
第1回時代はジャレコという会社があったのですが、現在ではジャレコのゲームと言えばシティコネクションが展開しています。今回のブースでは、1985年発売の「忍者じゃじゃ丸くん」(FC版:1985年11月15日発売)から続く、じゃじゃ丸シリーズ最新作「じゃじゃ丸の百鬼夜行伝」をメインに展開。日本国内ではエンジェルから発売された「特救指令ソルブレイン」(FC版:1991年10月26日発売)のキャラを変えた海外版「ジャレコレ ファミコン編: SHATTERHAND」もプレイアブル出展されていました。
「特救指令ソルブレイン」は激難ゲームだったので、巻き戻し機能がかなり役に立ちますが、今回の出展内容は時間制限があったので、巻き戻していたら制限時間が過ぎてしまいました。




02-N01.エディア
懐かしいコンテンツを多数復刻させているエディア。「SUPERやのまんCOLLECTION」、「闘神伝COLLECTION(仮称)」など、画面を見ているだけで90年代を思い出すコンテンツが出展されているのですが、何よりも目を引くのが、エディアが復刻した、もしくは復刻できるゲームのパッケージ展示。今後復刻させてほしいゲームについてのキャンペーンも行われていました。






03-N06.エンターグラム
制服カノジョシリーズの最新作や発表されたばかりの新作と共に、「センチメンタルグラフティ」(SS版:1998年1月22日発売)のリメイクにあたる、「センチメンタルグラフティリメイク」が展示され、SNS投稿を活用した企画が展開されていました。




03-N06.BeXide(ビサイド)
「NAMCO LEGENDARY Mountains」の画面に吸い寄せられてプレイしてみました。ボクセル表現のナムコキャラクターをお皿に投げ入れて合体させて懐かしさを感じながら、マージパズルジャンルを広めた「スイカゲーム」はやっぱり偉大だとも思ったわけで。


07-N01.HORI
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のリメイク版の話題で盛り上がっている最中、ゲームでも使用できる「エレクトリック 時のオカリナ」が展示されていました。
07-N12.ハピネット
「Beast of Reincarnation」、「スーパーダンガンロンパ2×2」のフォトスポットが目立ち、Switch2版「007 ファースト・ライト」に合わせたジェームズ・ボンドもいい存在感を出している中、タイトーの「イーグレットツーミニ」の展示に合わせて、ゆめ丸とモモ子が展示されていました。つくば万博の頃に活躍していたロボットだそうで、個人的には全く知らなかったのですが、懐かしがる人も多いとのこと。








「天地創造」(SFC版:1995年10月20日発売)に便利機能を備えた新バージョンの「天地創造」は、画面の端にマップが表示されるなど、かなり便利になって復活。2026年1月14日発売とのこと。


ここまで一般展示をぐるっと周ってきたので、ですが、我孫子武丸の立て看板がどうしても気になったため、ホール9~11にも足を運んでみました。
09-E03.ジー・モード
1983年にPC向けに発売され、1985年にファミコンにも発売された「ポートピア連続殺人事件」の続編にあたる「続ポートピア連続殺人事件:忘却の埋葬」(Switch 2/Switch/Steam)が展示されていました。「オホーツクに消ゆ」に引き続き、ジー・モードによる展開なので、いよいよ「軽井沢誘拐案内」についても何か展開があるのではないかと期待してしまいます。


09-C71.ザクザク
コナミブースで配布されていた「RDの遠隔推理」のチラシに「9ホール74ブースにて我孫子武丸先生等身大パネル登場!」とあったため、必死に探したところ、ちょっと違ったナンバーのブースで我孫子武丸先生の立て看板に会うことができました。謎が解決したので帰りましょう。

まとめ
前回までは全ブースを網羅して色々とチェックしていたので、回り切ったら閉館時間になって大変でしたが、今回は回るブースを絞ったので、いくつかのブースではお話を聞きながら回ってみたところ、結果的に時間が足りない状況になったため、ゲームショウはどう回っても面白いことを改めて実感しました。
2026年7月1日にSIEから2028年1月以降、新規のディスクを生産しないことが発表されたため、流通メインで展開されているメーカーがどのような展開になるのか気になっていたのですが、今回はまだ特に動きがないため、来年の東京ゲームショウの頃には何らかの答えが出ているのではないかと思いました。
第1回ではメインの出展だった家庭用ゲーム機のパッケージタイトルが、今後消えゆくかもしれないこのバランスのゲームショウは、今しか体験できないので、今年の内に、ぜひ楽しみましょう。
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