アメリカ・ロサンゼルスのLAコンベンションセンターにて2012年6月5日~7日(現地時間)まで開催された「Electronic Entertainment Expo(E3) 2012」。カプコンブースで実施された「LOST PLANET 3」プレゼンテーションの内容をお届けしよう。
PS3/Xbox 360「LOST PLANET 3」は、シリーズ1作目よりもさらに前の時代を描いた作品となり、極寒の星「EDN-3rd」を開拓する労働者たちが、原生生物・エイクリッド(AK)を相手に闘いつつ、人類の住まう場所を見つける様が描かれていく。
今回カプコンブースでメディア向けに実施されたプレゼンテーションでは、「E3 2012」会場で試遊台に使われていたバージョンのビルドとは異なったものを使用。特にシューティングに特化したデモプレイが実施された。主人公は「EDN-3rd」での開拓作業に従事する労働者「ジム・ペイトン」だ。
初期装備のハンドガンの弾は無限大に使えるが、他の武器には弾数の制限がある。「ハンティングライフル」は連射性はないが一発の威力が凄まじい。ちなみにこのライフルはジムの形見で、父のものらしい。
襲ってくる「エイクリッド(AK)」とは、EDN-3rdの原住生物のことを差し、本作でもエイクリッドは人類の脅威として登場する。巣を作り、群れで襲ってくるものや、単体で凶悪な種類も存在する。今までの「熱エネルギー=体力」といった仕様は廃止されており、貯めた熱エネルギーは、武器の強化などに使うことができる。
エイクリッドが生息している地域には「卵」のようなものを攻撃すると、誘爆させることができ、敵を巻き込むことも可能。またエイクリッドを吐き出す器官のような物体もあるので優先的に破壊しないと永遠に湧いてくるので注意。
若干気持ちの悪い姿のエイクリッドや、視界の悪い凍結した洞窟など「ホラーテイスト」も含まれているが、アクション性を大事に開発したとのことで、常に敵があふれ、緊張感あるアクションを存分に楽しむことができる。また、本作にはアイテムとして「地図」を入手すると、熱エネルギーが集まる場所がわかる。しかしエイクリッドは熱エネルギーに反応して集まってくるのでうまく敵を殲滅しながら集めよう。
ミッション受領により探索することとなる洞窟などのダンジョン内は、行きと帰りでまったく違う姿を見せる。来たときは天気が良くても、帰りには猛吹雪に見舞われている場合も。天気が変わると登場するエイクリッドも変わる。飽きさせない調整もうれしい要素だ。
シングルプレイでの操作キャラクターは「ジム・ペイトン」のみ、彼ができるアクションは銃、グレネードなどの武器、殴る、アンカーで高低差の場所を移動、走り、回避も可能だ。エイクリッドに襲われた時にはストラグルモードでナイフで敵の急所を狙うこともできる。