バンダイナムコゲームスは、9月20日、千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2012」において、ニンテンドー3DS用ソフト「PROJECT X ZONE(プロジェクト クロスゾーン)」のステージイベント「開発者たちの宴」を実施した。
このイベントでは、カプコン、セガ、バンダイナムコゲームス3社のクロスオーバーにより、多数のタイトルが参戦することから、各タイトルを手がけてきたスタッフが集結し、自身の作品への想いや本作にかける期待を語った。
今回登壇したクリエイターは下記の通り。なお、カッコ書きの部分についてはステージ上での紹介に準じている。
- カプコン 北林達也氏(「ロックマンX」シリーズプロデューサー)
- カプコン 土屋和弘氏(その他いろいろ)
- セガ 本山真二氏(「戦場のヴァルキュリア」シリーズプロデューサー)
- セガ 寺田貴治氏(「サクラ大戦」シリーズチーフプロデューサー)
- サイバーコネクトツー 松山洋氏(「.hack」シリーズ)
- モノリスソフト 森住惣一郎氏(「プロジェクト クロスゾーン」開発ディレクター)
- バンダイナムコゲームス 塚中健介氏(「プロジェクト クロスゾーン」プロデューサー)
本作の開発について、もともとは門前払いをくらうぐらいの覚悟でバンダイナムコゲームスから企画を持ち込んだそうだが、快く引き受けてくれたそう。そして、それぞれのタイトルを「プロジェクト クロスゾーン」に収録する上でのエピソードも披露された。
まず、「ガンダムVS」シリーズの開発を手がけていたこともあって、塚中氏と交流のあった土屋氏は、モノリスソフト・森住氏のファンであることを明かし、参戦作品のひとつ「ヴァンパイア」シリーズでは、かつての本編で見せられなかったストーリーを表現していると語った。
また、寺田氏は今まで他社とのコラボがなかったという「サクラ大戦」シリーズについて緊張したということだが、初音声化のセリフや歴代タイトルのメインテーマを盛り込んでいるなど、魅力をすべて詰め込めたそうだ。
続いて、「戦場のヴァルキュリア」シリーズについて、最初はシリーズ1作目となる「戦場のヴァルキュリア」で参戦するという話だったそうだが、森住氏いわく戦車(エーデルワイス号)のイメージが強いウェルキンが生身で参戦するわけにもいかないということから、企画の段階で発売され、キャラクターにすべての兵種を選択できるシリーズ第3作「戦場のヴァルキュリア3」に変更したことが明かされた。それらを監修した本山氏は、キャラクターが変わっていることに驚きつつも、セリフを丁寧に拾ってくれていることを評価していた。
そして、「.hack」シリーズのライセンスを持つバンダイナムコゲームスではなく、なぜか開発会社であるサイバーコネクトツーからの参加となった松山氏は、原稿を真っ赤にして返すことが多いなど、作品について厳しく監修していることに触れつつ、「プロジェクト クロスゾーン」についてはスタッフから「非の打ち所がない」と語っていたことが語られ、ぜひ一緒に仕事をしたいとエールも送っていた。
その後は、各タイトルの演出にこだわったバトルシーンを原作と比較して披露。その演出効果に出演者たちは口々に賞賛の声を上げ、そのあまりの褒めっぷりに森住氏は恐縮した様子を見せていた。
なお、イベントの最後には、発売記念キャンペーンなどの情報も紹介された。
(C)CAPCOM
(C)CAPCOM U.S.A.
(C)SEGA
(C)SEGA (C)RED
(C)NBGI
(C)SRWOG PROJECT
(C).hack Conglomerate
(C)藤島康介
(C)2012 NBGI
※画面は開発中のものです。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー