モスは4月20日、秋葉原 CLUB GOODMANにおいて、2013年4月25日に発売を予定しているXbox 360用ソフト「カラドリウス」の発売記念イベントを実施した。

本イベントでは、多くのシューティングゲームファンが来場し、まもなく発売となる「カラドリウス」の試遊を楽しんだほか、実演プレイを交えての紹介や開発スタッフや声優陣によるトークショー、主題歌・BGMを担当したベイシスケイプメンバーによるバンド「リブストロー」によるライブなどの内容で盛り上がった。

発売前とあって、試遊台は終始盛況だった。

開場後しばらくして行われた「カラドリウス」の紹介コーナーでは、高田馬場にあるゲームセンター「ミカド」の雷電部部長こと、Knight2Kさんによる実演プレイのもと、ディレクターの星野仁氏が「カラドリウス」のポイントを解説。

本作ならではの要素である「羞恥ブレイク」や「エレメントシュート」などを中心に紹介しつつ、1人プレイ時はキャラクターがフルボイスでストーリー好きでも楽しめることや、エレメントシュートを強化せずにプレイすることでボーナスが入ることなどが説明された。

一見すると普通の弾幕シューティングだが、きれいなグラフィックや考えられた戦車の設置位置など、「雷電」を手がけたモスならではのゲームになっているという意見もあった。

そういった特徴はもちろんのこと、シューティングゲーム初心者が遊びやすいよう、弾が当たっても残機が減らない状態でのプレイやプラクティスモードを導入する一方で、ベリーハードでは弾のスピードが早くなってよりやりごたえのあるプレイが楽しめるなど、幅広いプレイスタイルを提供している点を紹介していた。

続いては、アレックス役・内田愛美さんの進行のもと、キャスト陣からマリア役・井澤詩織さん、アイラ役および主題歌を担当した笹本菜津枝さん、ベイシスペイブからBGMを手がけた工藤吉三氏、主題歌の作詞・作曲を担当した千葉梓氏、そして、モスから代表取締役社長 駒沢敏亘氏と星野氏が参加してのトークショーが行われた。

(左から)内田愛美さん、駒沢敏亘氏、星野仁氏、千葉梓氏、工藤吉三氏、
井澤詩織さん、笹本菜津枝さん

こちらは内田さんが各出演者にインタビューするという形式で行われ、まず最初にゲームを開発したモスの2人より、企画立ち上げの経緯や羞恥ブレイクが生まれたきっかけが語られた。

「雷電」のような正統派なシューティングゲームから、今作のゴシックホラーシューティングゲームにシフトした経緯について、プロデューサーとして企画の大枠を担った駒澤氏は、今まで培ってきたものを吸収しつつ、これまでのシューティングゲームファンだけでなく、若い人にも遊んでもらいたいという思いから「カラドリウス」が生まれたと紹介。

また、音楽にベイシスケイプを起用したことについて、ゴシックホラーの世界観の曲をクオリティ高く手がけてもらえること、そしてシューティングゲーム好きだというキャラクターデザインのヤスダスズヒト氏についても、幅広い層に支持されており、精悍だけれど愛らしいキャラクターを手がけてもらえることを理由として挙げていた。

シューティングゲームとしては斬新ともいえる羞恥ブレイクのアイデアについて星野氏は、根幹にあるシンプルな遊びにもう少し先が見たい、もっと上手くなりたいというモチベーションがシューティングゲームの楽しさであり、その楽しさを表現するために話した結果、生まれたものだという。

さらに、今夏より稼動予定のアーケード版についても言及。こちらについてはXbox 360版に何らかのクオリティアップをしていきたいと思っているそうで、ネットワークを介した提供となることからアーケード版ならではのサービスを用意したいと語っていた。

声優陣の3人からは、演じたキャラクターについて、井澤さんが今まで演じたことのない役柄だったことや、内田さんと笹本さんが騎士であるアレックスやアイラの特徴的な喋り方に苦労したことなどが語られた。

次にベイシスケイプの千葉氏、工藤氏から、シューティングゲームにおける大きな要素のひとつとも言える楽曲の説明も行われた。

笹本さんが歌う主題歌は、千葉氏が楽曲のイメージを星野氏に聞いたところ、「女性がカッコよく歌えるロックにしてほしい」との要望をもらったそうで、その上で作品の世界観を盛り込みつつ、“運命”を感じられるような内容に仕上げたと紹介。また、歌唱を担当した笹本さんが初めてのレコーディングの苦労を語ると、千葉氏からは初めてとは思えないほどの堂々たる歌い方だったと賛辞の言葉が送られていた。

また、BGM全般を並木学氏(現在はM2に在籍)と共同で担当した工藤氏は、「従来のシューティングゲームにはない新しいサウンドとして、作品の世界観に合わせた“ゴシック系のロック”にする」というコンセプトで、斜に構えたものでなく、カッコいいものを全力でやろうと考えたそうで、暑苦しいぐらいのメロディーを意識して作っていると紹介した。

その後は各楽曲を紹介しつつ、8bitのアレンジ楽曲を詰め込んだ8bitパックを本作のDLCとして用意していることも明らかに。工藤氏曰く、「レトロゲームのサウンドを目指したわけではなく、純粋なサウンドの特殊性、幅の広さをいかに表現するかを意識した」ということなので、発売後の配信に注目してはいかがだろうか。

トークショーの後は、工藤氏、千葉氏の2人に、金田充弘氏を加えた「リブストロー」のメンバー3人が、「カラドリウス」のステージ楽曲を立て続けにライブ演奏。さらに笹本さんが登場し、主題歌「終焉の交狂曲≪シンフォニア≫」のフルバージョンも披露された。

最後にはサイン入りポスターのプレゼント抽選会が行われ、3時間近くにもおよぶイベントは大盛況のまま幕を閉じた。

カラドリウス

モス

Xbox360パッケージ

  • 発売日:2013年4月25日
  • 17歳以上対象
カラドリウス

カラドリウス 限定版

モス

Xbox360パッケージ

  • 発売日:2013年4月25日
  • 17歳以上対象
カラドリウス 限定版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー