イチオシのギャルゲーを大ボリュームで紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。第20回は角川ゲームスより2013年6月20日に発売されるPSP用ソフト「ロウきゅーぶ! ひみつのおとしもの」の魅力をお届け!

目次
  1. ゲームストーリー
  2. 愛莉との絆を深めたプレイインプレッションをお届け!

三度の飯よりギャルゲーが大好きな私が己の煩悩の赴くまま旬のイチオシゲームを紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り!!」。今回は、アスキー・メディアワークスさんが企画・製作し、角川ゲームスさんより2013年6月20日に発売される「ロウきゅーぶ! ひみつのおとしもの」を紹介しますよ!

「ロウきゅーぶ!」といえば、蒼山サグ氏が手がける、電撃文庫より刊行中の人気小説で、2013年7月からはTVアニメの第2期として「ロウきゅーぶ! SS」の放送も予定されています!

そして「ロウきゅーぶ! ひみつのおとしもの」は、2011年10月27日に発売されたPSP用ソフト「ロウきゅーぶ!」に続く、ゲーム化タイトル第2弾。この連載をご覧の方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、前作もしっかりと紹介しておりますよ!

恥ずかしながら私、前作をプレイした頃は原作小説も読んでいなかったのですが、アニメとゲームの影響をモロに受けて、その後最新刊までを一気に読破してしまいまして、より一層、慧心学園女子ミニバスケットボール部への愛情たっぷりに本作を紹介できると思います!

通常版パッケージ 限定版パッケージ

ゲームストーリー

穏やかな秋の午後。慧心学園初等部女子ミニバスケットボール部の面々と、彼女たちの級友・竹中に町中で出会った主人公の長谷川 昴は、9月下旬に慧心学園で「秋の球技大会」が開催されることを知らされる。大会に向け、連休を活かして合宿をしようと言い出す顧問の美星。これを聞いた昴も、合宿への参加を申し出る。

もちろん純粋にコーチとして彼女たちを指導するために。しかし、昴と竹中にはもうひとつミッションがあった。それは、以前の合宿で入手してしまったひなたの「おとしもの(パンツ)」を返却すること…。

共通の目的を確認した昴と竹中。しかし合宿が始まってみると、意に反して昴のもとに彼女たちの「おとしもの」が次々と集まってしまう。

昼はバスケットボールの練習で汗を流し、夜は彼女たちのバッグへ「おとしもの」を返却すべくスニーキングミッションに精を出す。昴と竹中、男たちの熱い戦いが始まる…!

そんなわけでキャラクター紹介については前作の内容を参照してもらうとして、ここからは早速、本作のプレイインプレッションをお届けしますよ!

愛莉との絆を深めたプレイインプレッションをお届け!

のっけから見出しで暴走していますが、私のお気に入りキャラは断然愛莉なのでところどころでその愛情が暴走してしまうかもしれませんが悪しからず。では、まずは基本的なゲームシステムについて触れていきましょう!

と、その前に本作ではとても親切な機能として、ほぼ全ての場面をスクリーンショットで撮影することができます! せっかくなので、ここからの紹介では一部私がその機能を使って撮影した写真を交えていこうと思います。

画面右下にコピーライトが追加されているものがスクリーンショット機能で撮影したものです。

本作では、智花たち女バスメンバーを「秋の球技大会」で優勝させるべく、慧心学園での6日間の合宿を経て成長させることが基本的な流れとなりますが…、昴と竹中にはとても大事な別の目的があります。それは、なんの因果か手に入れてしまう5人の“おとしもの(=パンツ)”を返却することです! ここでは、便宜上(一割ぐらいは楽しいからという理由で)、おとしもののことを昴たちの呼称である“プレシャス”と呼称します。

当然ながら球技大会の優勝という女バスメンバーにとっての大事な目的がありますので、合宿中の練習は大事な時間です。一日6回(午前3回、午後3回)に分けられた練習の中で、女バスメンバー(と昴のパラメータ)をしっかりと成長させましょう。

昴のステータスの変化は練習につくメンバーによって変わります。まんべんなくあげるのもよし、特定のパラメータに集中するのもよし、プレイヤーの好みが反映される要素といえます。

女の子たちの練習度(TP)とともに上昇する疲労度(SP)がプレシャスの返却には欠かせないポイントに
なりますが、ここはまた後ほど説明します。

また、練習時間にかぎらず、昴の全ての行動に影響するのが「ロリスポゲージ」です。通常時であればあまり気にする必要はないのですが、左右どちらかに溜まるとその日は変化しなくなり、パラメータが上昇しやすくなる反面、次回入手のプレシャス数がアップするなどといったリスクも負うことになります。

そして練習時間の合間に入り込むのが、女バスメンバーをはじめ、「ロウきゅーぶ!」でおなじみのキャラクターたちとの会話やお出かけが楽しめる自由時間です。1日で3回行き先を選ぶことができ、午前は学園内、午後は学園外からそれぞれ選択します。

ここでは練習度に応じて智花、真帆、紗季、愛莉、ひなたの5人とさまざまなイベントが楽しめるはもちろんのこと、葵、美星、久井奈、七夕といった「ロウきゅーぶ!」の世界を彩る魅力的なキャラクターたちも登場します。私としては愛莉だけでなく、智花や葵の破壊力も相当なものでした…(喜)。

ただし! お昼にだって気を抜けないのがプレシャスを抱え続けた昴たちの宿命。午前のトレーニングを終えた後、特定の条件を満たしていると昼ミッションに挑むことができます。夜で返却しきれなかったプレシャスたちはこの時間で一気に返却しましょう!

そして、いよいよ女バスメンバーが寝静まった夜、ある意味で本作の本番ともいえるミッションの流れについて紹介していきましょう。

前作同様、寝る前の5人の会話にも注目。ここで一番練習度の高いキャラクターは、昴との絆を深めた証でもある、
一日を締める一言がありますので、そちらも楽しみの1つです!

ミッションには昴と竹中の2人で挑むこととなります。ブリーフィングを経て、昴が持てる限りの5人のプレシャスをカバンの中へと返却、そして竹中が全てのプレシャスや昴の行動を助けるアイテムを管理し、昴に手渡します。

昴の行動中、5人は先ほどの疲労度の度合いによって気付くまでに差が出てきます。つまり、なるべく練習を詰めこむことで疲労度を上げるのもひとつなのですが、疲れている分、練習の効率は悪くなるのでそちらも判断が難しいところです。

そして当然ながら、プレシャスはその持ち主のカバンにしか返すことができませんし、ゲームが進むにつれてどんどん返却の難易度は上がっていきます。昴自身の緊張を表すメンタルゲージ、そして5人がそれだけ警戒しているかを示す危険度センサーをチェックしながら、ひとつずつプレシャスを返却していきましょう。

その際、練習度が高いことで起こる要素として、生徒に見つかったとしても、何とかごまかしてミッションを最初からやり直すことができる「システムハプニングイベント」と呼ばれるものがあります。そして、ロリスポゲージがロックされている状態で生徒に発見されるとゲームオーバーになってしまうのですが、その際のやらかしてしまった感がすごく表現されたバッドエンドになっているのであまり見たくはないと思いますが、われこそはという方はそちらもチェックしてみてください。

そんな感じでゲームシステムを紹介してきましたが、ここからは私の簡単な感想でも。まずゲーム全体として、練習→自由行動→ミッションの流れがすごくいいテンポ感で遊べるので、合宿の6日間を短くも長くも感じないちょうどいい感覚で楽しむことができました。

また、蒼山氏監修だということが頷けるぐらいの小ネタの数々も原作ファンにもたまらないところのひとつです。中には、原作者ご自身をネタにしたものもあって、思わず吹いてしまいました(笑)。あと個人的には、プレシャスを返す中で壊れていく昴と竹中の様子にも注目してほしいです。

そして! もう言わずもがな愛莉が今回も相変わらず可愛い! ゲームの時期が9月ということで、夏のさまざまな出来事を経て成長した愛莉がゲーム内でさらに成長していく姿を見てるだけでもう…! まったく、これだから小学生は最高だぜ!

おっとと。ちょっと心の声が漏れ聞こえてしまったような気がしますが、最後にまとめますと、前作がバスケをベースにしたガチンコなシミュレーション+アドベンチャーゲームだとすれば、今作はとにかくバカバカしさ(褒め言葉)を詰め込んだ「ロウきゅーぶ!」ならではのノリと、キャラクターの魅力をたっぷりと詰め込んだ作品となっていますので、心の声に素直になって楽しんでみてください!

第20回、いかがだったでしょうか。勢い余って書きそびれてしまいましたが、実はこのゲーム、何周も楽しんでこそさらなる楽しみが見えてくる作品でもあります。私はエンドロールまでは見たのですが、あのキャラクターも登場することを知って、これからのプレイがますます楽しみになっているところです!

そしてですね! こちらも紹介しなきゃだめでしょ、ということで限定版にはオリジナルアニメーションDVD「智花のいちごサンデー」(原作小説「ロウきゅーぶ!」6巻に収録された短編)がついてきます。7月から始まる「ロウきゅーぶ! SS」に先駆けて要チェックなコンテンツになっていますのでぜひ!(私ももちろん予約済みです)

ということで、今回はここまで。次回なんですが、おそらくいつもとは違った角度からタイトルを紹介できればと思っています。そして次は、8月のあんなタイトルやこんなタイトルに今まさに思いを馳せているところですので、お楽しみに!

※画面は開発中のものです。

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