リィンのトラウマが描かれるPS3/PS Vita「英雄伝説 閃の軌跡」限定版同梱のドラマCDに出演した内山昂輝さんら声優陣にインタビュー

「英雄伝説 閃の軌跡（以下、閃の軌跡）」は、「英雄伝説 空の軌跡」の舞台にもなったゼムリア大陸で、これまで多くの謎に包まれていた「エレボニア帝国」を舞台に壮大なストーリーが描かれる軌跡シリーズ最新作だ。

その膨大な本編シナリオの中から、惜しくもゲーム化されなかった終盤のある重要なシナリオがドラマCDとなって、本作の限定版に収録される。今回は、その収録現場にお邪魔し、ドラマCDに出演する声優陣の中から8名に話を伺った。

――ドラマCDの収録を終えての感想をお聞かせください。

佐藤さん：ゲーム本編はキャラクターの絵とにらめっこしながらの収録だったので、今回出演させていただいたみなさんのお顔を見ながら、息吹を感じながらお芝居ができたのが楽しかったです。また次の機会を作れるように我々も頑張っていけたらいいなと思いますので、まずみなさんにドラマCDでその楽しい空気を感じてもらえたらいいなと思います。

豊口さん：ゲームの同梱版のドラマCDを録る時は、ゲームと同様にバラバラに収録することがある中で、今回のようにキャストのみなさんが揃って収録できたのは嬉しかったです。今回は同梱版ということですが、ドラマCD単体での展開などでみなさまとまたご一緒できたら嬉しいなと思いました。

遠藤さん：リィンとエリゼの父親役ということでゲームからではなくドラマCDからの参加になります。事前にホームページを拝見させていただいたりしたのですが、その世界観やストーリーに驚くものがあったので、こうして出演させていただくことにワクワクしていました。

野中さん：ゲームに参加させていただけただけでも光栄でしたのに、ドラマCDにも出演させていただけて嬉しかったです。≪VII組≫のメンバーが個性的で面白かったですし、私個人としてはサラ役のめぐぅさん（豊口さんの愛称）、アンゼリカ役の進藤さんとドラマCDで一緒にお芝居できて楽しかったです。

進藤さん：ゲームで演じた時よりも気持ちが高まりますし、みなさん揃って収録できるのは嬉しいなと改めて思いました。アンゼリカ自身は女の子が大好きという設定なのですが、そういう面もゲーム以上に気持ちが乗ってしまいまして、「きっと今後、そういうところがメインイメージになってくるかな」と自分で思いながらも、アンゼリカというキャラクターが自分の中で愛らしいものになったと実感しました。

大越さん：リィンとエリゼのお母さん役ということで私もCDからの参加だったのですが、今日来てみたらみなさんアットホームで、すごく心がホッとしました。物語のバックグラウンドの話だったので、お父さんとお母さんでリィンの心の支えになれていたらいいなと思います。

後藤さん：今回のドラマCDの収録で皆さんとご一緒することができて、同じ空間でお芝居することができて楽しめましたし、お兄さんであるリィンの過去や、トラウマや葛藤が見えて、ますますお兄さん大好きっ子になってきてしまいました。また次があることを願っております。

内山さん：今回特典のドラマCDの収録ということでしたが、特典とはいえゲーム本編のストーリーと密接に関わった内容に仕上がっています。リィン・シュバルツァーという人の今につながる、幼少時に起こったある出来事が描かれていて、ドラマCDを聴くことでゲームをプレイした時、さらに盛り上がってくるものがあるのではないかと思い、気合を入れて演じさせていただきました。また、みなさんと演じられたのも本当に楽しかったです。

――（内山さんに）ドラマCDの内容についてお聞かせください。

内山さん：休暇をもらった≪VII組≫のメンバーがリィンの故郷であるユミルという、温泉のある街にやってくるというところで、普段学校でやっていることからすると息抜きという感じのストーリーなのですが、そこで異変が起こって≪VII組≫のメンバーが対処していくという内容になっています。

それとリィンが家族と久々に会うというエピソードがあり、その中で幼少時の回想シーンが描かれていて、リィンが心の中に抱えている部分が明かされる作りになっています。

――自分が演じられたキャラクター以外で気になったキャラクターはいらっしゃいますか？

佐藤さん：ユーシスとは初対面でのお互いの立場の影響もあって相容れないところもあるのですが、このドラマCDで本編よりも縮まったようにように感じていて、そういった面も描かれていたので僕自身としては嬉しく感じます。

豊口さん：アンゼリカさんですかね、少し面白いかなと思って。私も比較的そういうキャラをやりそうな気がするので、（演じる役が）逆でもいいなと思うぐらいでした。

遠藤さん：養子のリィンと実子のエリゼですね。その2人の関係性に注目してもらえればと思います。

野中さん：サラとアンゼリカと3人で飲み会をしたらどうなるんだろうなと（笑）。3人でいる時はどんな感じなのかをまた見てみたいと思います。

進藤さん：リィンのお母さんがすごく若くて、キャラ表を見てあまりの可愛さにビックリしました（笑）。その点に心掴まれていた感じです。

後藤さん：リィン兄様ですね。エリゼは兄様に対する想いがあふれちゃっているのに、なんでこんなに鈍感なのだろうと若干ムカつきました（笑）。でもそんなところも好きです！

内山さん：リィンは鈍感ですが、僕自身はあだち充さんの「みゆき」が好きなので、血の繋がらない妹と聞くとちょっとときめくところがあって…（笑）、「エリゼいいな」とドラマCDを録りながら思っていました。

大越さん：生徒同士のつながりがすごく楽しそうで、それがすごく羨ましいなと思ったのと、あとアンゼリカとリィンがただカッコ良かったと思いました。

――演じられているキャラクターの魅力はどこですか？

佐藤さん：マキアスはすごく努力家なのですが、個性の強い≪VII組≫にあってはついつい苦労人な面が出てしまうので、そんな彼の頑張り屋なところが好きです。

豊口さん：教官ではあるのですが、生徒が寄ってきやすい明るい面を持ちつつも、深いところでは芯のある強いところが好きです。

遠藤さん：優しく毅然として温かく、そしてウィットに富んだ感じでイメージしていましたが、あまり典型になりすぎず、リィンとエリゼ、お母さんと会話して作っていけたらいいなと思って、あまり持ち込まないようにしました。

野中さん：トワは生徒会長ですが、強くて生徒会長になったわけではなく人望で選ばれた面があるので、抜けているところがありつつ可愛らしいところが好きです。ゲームでは、みんなに凛と指示を出すシーンもあって、そのギャップもちゃんと出せるように意識しつつ演じました。

進藤さん：男装の麗人として演じてほしいという風にゲームの時から言われていたので、女であることを度外視して実はやっています（笑）。なので余計に女の子好きというところが自分の中に残りすぎていて、「どれだけ女の子好きなんだよ」というシーンがゲームの中でもありますし、今回のドラマCDもあります。

本当はすごく強かったり、バイクを乗り回したりというカッコいい面が前面に出てもおかしくないのに、やっぱり女の子が好きというところが彼女の魅力だと思って演じましたし、そういうところを大事にしていきたいと思います。

後藤さん：品よく、お嬢様らしく、おしとやかに、を意識して演じていたのですが、お兄さんに対してはタガが外れるというか、素直になりすぎてしまうというのが彼女の可愛らしい、少女の部分なのかなと思い、そういう箇所を大事にしながら演じていました。

内山さん：リィンはストーリー上でも≪VII組≫というグループをまとめていく存在なので、人を惹きつけるような人じゃないといけないなと思いましたし、苦しい時でもポジティブに、いい方向に変えていくように考える人なので、そういう明るさの部分を大事にしながら演じたので、そこがいいところかなと思います。

大越さん：リィンという影を持った少年や、素直になれないエリゼのお母さんということで、支えられるような強さのある人だといいなと思ったのと、どこの家庭でもお母さんは太陽みたいな存在なので、そういうところは大事にしたいと思いながら演じさせていただきました。

――（過去にドラマCDにも出演した進藤さんに）軌跡シリーズの魅力はどこだと思いますか？

進藤さん：一番に世界観がしっかりしているので、ゲームを遊ばれる人も、ドラマCDを楽しむ人も、ほかの作品と少しずつ繋がっているというところが魅力だと思います。少しずつ繋がっていく世界がいくつもあって、キャラクターたちも本当に個性的なキャラクターがたくさんいるので、演じる側としてどの作品に関わっても、プレイヤーさんがどの作品をやってもとても満足していただける、すごく素敵な作品だと思っています。さすが、長く続いているだけあるよなと（笑）。

――「閃の軌跡」の世界観で気に入ったところはありますか？

佐藤さん：≪VII組≫とそのほかの生徒たちの制服の色が違うことで、目に見えて≪VII組≫のスペシャル感が際立っていいと思います。あとは貴族や平民といった、それぞれの階級によるキャラクターのバックグラウンドが明確なので、その点は魅力なのかなと思います。

豊口さん：ファンタジー世界が好きなので、こういったところに住んでみたいです。あと階級があるのが自分の中では感覚がないのですが、階級に関わらず一緒くたにしようという≪VII組≫は面白いなと思います。

遠藤さん：事前にムービーなどを拝見していたのですが、演者ではなくユーザーの目線として面白くて、だからこそこういう世界にみなさんが入り込めるのだろうなと思いました。

野中さん：トワも思っていることなのですが、貴族も平民もごっちゃになっている深紅の制服の≪VII組≫が、いずれみんなの心を変えていってくれるだろうと私も信じています。

進藤さん：（軌跡シリーズの中で）一番身近に感じるワールドのような気がします。学校が舞台だからだと思いますが、今の自分たちの生活に近いというか、友達関係や先輩・後輩、先生がいたりというのが私の中ではとても入り込みやすくていいなと思いました。

アンゼリカはログナー侯爵家の娘ということで、その素敵な服を着た姿を見たいと今も思っています。衣装も可愛らしいし、ファンタスティックでいいなと思います。

後藤さん：平民と貴族の関係など細部まで作りこまれているからこそ、ユーザーのみなさんが入り込めていけるのだろうなと思いました。

内山さん：「閃の軌跡」は学園ものであり、個性豊かなキャラクターがいて、親しみやすい絵柄になっていますが、話の内容は本当にシリアスで、国内の思想が異なる集団同士の対立に生徒が巻き込まれていくという悲しいストーリーの側面もあると思います。そういったある種のギャップが僕にとっては新鮮で面白かったです。

大越さん：私は軌跡シリーズのドラマCDに何度か出演させていただいているのですが、新しいシリーズが始まる度に世界観が加えられて、どんどん壮大になっていくことに心が掴まれるなと感じています。

――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

佐藤さん：キャラクターの個性が際立った面々の中で過ごす学園生活をみなさんもぜひ楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

豊口さん：≪VII組≫のメンバーだけでもすごく個性豊かなキャラクターがたくさんいますが、サラ教官含めて大人のキャラクターたちも個性的な人がたくさんいます。ぜひお気に入りのキャラクターを見つけていただいて、ゲームを楽しんでもらえればと思いますので、発売を心待ちにしていてください。

遠藤さん：全くその通りだと思います。発売まであと2ヶ月、待ちきれない感じがします。

野中さん：サブクエストではトワが街のお願いを寝ずにまとめる役なので、その部分も含めて、みなさんに余すところなく楽しんでもらいたいと思います。

進藤さん：ゲームと同時にドラマCDが手に入るのはお得感満載だなと思います。ゲームはプレイをしなければストーリーが進まないのですが、ドラマCDについては選択の自由がみなさんにあるので、どのタイミングで聞くかはみなさん次第です。両方手に入るというのは羨ましいなとしみじみ思いますので、どの角度、どのタイミングからでもぜひ楽しんでください。

後藤さん：こんな長く続く有名な作品に関わらせてもらって幸せだなと思います。もともとのファンの方の期待を裏切らない作品に今回もなっていると思いますし、個性豊かなキャラクターがたくさん登場しますので、ぜひ楽しみながらプレイしていただければと思います。

大越さん：私は今回のお話しか知らないのでこれから先にどうなるかは全くわからないのですが、リィンとエリゼの関係がどうなるのかが気がかりです。どんどん壮大になっていく軌跡シリーズを今作でも盛り上げていただいて、今後もっと発展していただきたいと思います。

内山さん：ゲーム本編の収録の際には、事前に「閃の軌跡」の作品設定など分厚い資料をいただきまして、ボイスの量も各キャラクターごとにいっぱいありました。ボリューム満載でお仕事ができたので、それを楽しんでいただけたらいいなと思います。リィンに関しては各女性キャラクターとのちょっとドキドキするようなエピソードもあるので、それも楽しみにしてください。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

なお、その他の出演キャストからも収録後のコメントが届いたので、併せて紹介しよう。

堀江由衣さん（アリサ役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

堀江さん：ゲーム本編よりも何気ない日常のかけ合いみたいなところでよりほのぼのした部分も多かったですね。なかなかゲームでできなさそうな、でも日常で生活してたらこういうことも無きにしも非ずなのかなあと思いながら楽しく演じさせていただきました。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

堀江さん：リィン君の実家の近くの温泉にみんなで遊びに行って事件に巻き込まれてという話なんですけど、仲間の和気あいあいもあるしリィン君の家族関係のことも語られていています。もちろんゲームの中でもあるんですけどこんなに深くは語られていないので…その家族関係も垣間見られてキャラクター像が深まりますし、より感情移入がしやすくなるんじゃないかなと思いました。ゲームの中で、大体この辺の時間軸っていうのがあるので、そこをドンピシャなタイミングでドラマCDを聴いていただけたら楽しいかなと思います。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

堀江さん：前のシリーズからプレイされていて、もう100％面白いってことを知っている方が同梱版を予約してくださっているんだと思います。「閃の軌跡」からこの世界に触れさせていただいた私ですけど、一見難しいんところもあるからこそ世界観にどっぷり浸かれる濃い作品だなと思いました。面白くて個性的なキャラクターたちがたくさんいて、個性と個性がぶつかる楽しいかけ合いもいっぱいありますし、そこでそれぞれが成長していくお話だと思います。クリアした時はリィン君と一緒に成長できそうです。なので、是非遊んでみてください。

堀江由衣さん

白石涼子さん（エリオット役）、早見沙織さん（エマ役）、金元寿子さん（フィー役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

白石さん：結構シリアスなドラマかと思いきや、ギャグ展開があったりで癒されましたけど、エリオットは基本的に「音楽が好き」っていうスタンスでいたので、ひたすらリィンかっこいいな！　と思っていました（笑）。エリオットの目線から見ても頼れるキャラクターだし、エリオットは芯が強くても男の子らしいっていう感じでは無いので、自分にはない魅力ですよね。

早見さん：ゲーム本編の収録の時、キャラクターの絵はいただいて見ていたんですけど、やっぱり声が入ったものを聴きながら収録すると全然違うなと思いました。このドラマCDは「閃」の物語に沿っているんですが遊び心が入っていたり、とてもバランスがよくて飽きないドラマだなあと思いました。

金元さん：ゲームではストーリーを一本しっかりやったのですが、このドラマCDはお休みで素の部分が出ているところなので、とても楽しく演じさせていただきました。フィーちゃんはすごくぶっきらぼうなので、VII組の輪の中に入った時にどういう感じになるのかなと思ったんですけど、本編をやってた時よりも彼女のことがわかりやすくなりました。打ち解けた感が楽しかったです。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

白石さん：リィンの家族関係とかが濃く描かれていて、そこがすごく深いなと思いました。音楽のこともいっぱいしゃべったんですけど、そこがどうなっているか楽しみで、皆さんも想像しながら聴いていただけると嬉しいです。

早見さん：このドラマCDはリィンがいっぱいしゃべります！（笑）　ゲームをプレイしていない方はこれを聴いてからプレイすると、ドラマCDの出来事が思い出せて楽しいと思います。逆にもうプレイ済みの方はキャラクター像や裏話がたっぷり入っているので、どちらにしても楽しんでいただけると思います。

金元さん：みんな出てくるので、全員集まった時の雰囲気が楽しめますね。ほのぼのもありギュっと締まる展開もあり、自然な流れで聞いていただけるかと思います。フィーはこのドラマだとちょっと明るめなのでそこも気にしてみてください。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

白石さん：ドラマCDでもエリオットを演じることができて嬉しかったです。各キャラクターが魅力的で、みんなのことを知れば知るほど物語にハマっていくと思うので最後までプレイしていただきたいなと思います。エリオットのことも可愛がってください！　よろしくお願いします。

早見さん：シリーズを楽しみにしていた方には新鮮な要素もあったり過去の部分と比べたり、楽しめるところがいっぱいあると思います。キャラクター同士のかけあいが魅力的ですし、心を揺さぶるさまざまなシーンをゲーム・ドラマCDとも最後まで楽しんでいただければ嬉しいです。

金元さん：ドラマCDにも引き続き出演させていただいてすごく楽しかったです。たくさんキャラクターがいるんですけど、それぞれ何かを抱えていたりするのかななんて思ったりして、それをより掘り下げるのが楽しみだなあと思います。フィーは戦闘シーンがすごくかっこいい子なので是非楽しんでプレイしていただければ嬉しいです。

（左から）白石涼子さん、早見沙織さん、金元寿子さん

伊瀬茉莉也さん（ラウラ役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

伊瀬さん：以前ゲームで演じさせていただいたキャラクターをまたこうして演じることができるっていうのは役者としてすごく嬉しいです。キャラクターの本編とは違うコミカルな一面を見られるのって、ファンの方にとっても新しい発見があると思うんですけど、演じている私達もそういう発見ができることってすごく嬉しいんですよね。また皆とかけ合いができるっていうのはすごく幸せだなあと思いました。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

伊瀬さん：今回は皆で温泉に行くんですけど、そこでちょっとしたハプニングがありつつ皆で結束して戦うシーンもあったりして、見どころがたっぷりな話になっています。ドラマCDではゲーム本編でラウラの持っているイメージを忠実に再現させていただきました。コミカルなんですけど彼女は冷静です（笑）。あえてマジメにつっこむからおかしい、みたいな狙いがあったように思えます。ラウラらしく、でもそれがボケになる感じですね。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

伊瀬さん：いよいよゲームが発売になります！　限定版のドラマCDは本編の中のある1日を取り出したようなサイドストーリーになっていますので、ゲームと合わせてドラマCDも楽しんでいただけるかなと思います。私自身も「閃の軌跡」がもっともっと続いてラウラというキャラクターをより深く演じていけたらなと思っていますので、皆様是非とも応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします！

伊瀬茉莉也さん

立花慎之介さん（ユーシス役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

立花さん：ユーシスはゲームではツンケンしてるところが多かったんですけど、今回はちょっと打ち解けている感じです。学校や高校の仲間内での楽しさってこんな感じだったかなあと思い出しながら演じさせていただきました。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

立花さん：ひと言で言えば……温泉？（笑） でもその辺はほのぼのだけではなく、きちんと冒険モノな内容になっていたりします。ほのぼの感と「軌跡」シリーズが持つドラマ性みたいなものが入っている二度おいしいドラマですね。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

立花さん：僕も実は「ドラゴンスレイヤー」時代からやっているファンなので、昔から作品自体が好きな方っていうのはかなりいますし、その期待に応えられる作品になっていると思いますので是非ゲームをプレイしていただきたいです。ドラマCDのほうもよりVII組を知るための必需品かと思いますので、こちらも是非限定版をゲットしてCDを聞いていただければなと思っております。よろしくお願いします！

立花慎之介さん

細谷佳正さん（ガイウス役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

細谷さん：リィンがよかったなあって思うばかりです。学園モノっていう枠のなかで戦いもあったりするんですけど、タイトルの「迷いの果てに」っていうのが思春期の迷える青少年って感じがしました。多感な時期は、自分を好きになれなかったり、他人と本当の意味で打ち解けられなかったりするタイプの人もいます。そういう時期って自分ひとりで思い悩むことが多いんですけど、リィンは本当の意味で、皆といる自分と、仲間を受け入れていく成長物語だなあと思いました。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

細谷さん：ガイウスはそんなに口数が多いというわけではないんですけど、遊牧民で辺境から士官学院に入学してきた人なので、彼は人は一人じゃ生きていけないよっていうことを知っていると思うんですよ。ドラマ全体でいうと、リィンが「自分は自分なんだ」って思えるまでの成長過程を描いたお話ですね。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

細谷さん：10年目の歴史のなかにキャスティングしていただいたのは演者として光栄です。ドラマCDを含め本編でも素晴らしい人間ドラマが描かれておりますので、是非ゲームをプレイしていただいて時系列を整理してからドラマCDを聴いていただけると「閃の軌跡」の世界観をより密に感じられると思いますので、皆様楽しみに待っていてください。よろしくお願いします！

細谷佳正さん

三浦祥朗さん（怪盗B役）

――収録を終えられた感想をお聞かせください。

三浦さん：ブルブランにまた会えて光栄です。役と同じで神出鬼没に来るお仕事なので（笑）。来ると「来た！」ってテンションが上がって、そのテンションを役に反映させればいいのでとても演じやすいキャラクターです。楽しく演じました。

――今回のドラマCDについてお聞かせください。

三浦さん：こういう温泉でキャッキャするのとかは本編ではなかなか描けないのでいいですね。僕らの日常にも近いところをかいつまんで見せるドラマCDはやっぱり楽しいなと思います。ブルブランは相変わらずおいしいところを攫っていきますね。基本的に今回も行動理念は「美」です。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

三浦さん：「怪盗B」がどう関わってくるかは言えないんですけど、これだけ色々続いて伏線が張り巡らされた作品なのでプレイして楽しいのは当たり前ですよね。「軌跡」シリーズが初めてという人でも、「閃の軌跡」から始めていただいて気になったら前のシリーズ作品を触ってみるというのでもいいと思います。世界の広がり方が宇宙なので、楽しんでいただければ嬉しいです。

三浦祥朗さん