2014年1月より放送予定のTVアニメ「GO!GO!575」のアフレコ現場にお邪魔し、本作のメインキャストを務める大坪由佳さん、大橋彩香さん、寿美菜子さんに話を伺った。

目次
  1. ストーリー
  2. 番組概要

セガが展開している「project 575(以下、575)」は、俳句や短歌で日本人になじみ深い五・七・五形式のコトバを組み合わせるだけで、誰でも簡単にキャラクターたちの歌声にのせて発信できる新しいアソビ“575”を、女子高生のキャラクター・正岡小豆、小林抹茶とともにさまざまなかたちで展開するプロジェクト。

2014年1月23日にはPS Vita用ソフト「うた組み575」の発売が決定しているほか、現在配信中のiOSアプリ「うた詠み575」をはじめ、楽曲、漫画、小説アニメとさまざまなメディアで展開している。

そして、11月中旬にTVアニメとして発表された「GO!GO!575」は、ゲームに登場する小豆、抹茶に、アニメのオリジナルキャラクターとして登場する与謝野柚子を加えた3人を中心とした、“575”の活動を楽しめる内容となっている。

今回はアニメのアフレコ現場にお邪魔し、小豆役の大坪由佳さん、抹茶役の大橋彩香さん、そして柚子役として出演することが明らかになった寿美菜子さんの3人に、収録後に話を聞いたので紹介しよう。

(左から)大橋彩香さん、大坪由佳さん、寿美菜子さん

――「GO!GO!575」で自身の演じられているキャラクターの紹介をお願いします。

大坪さん:正岡小豆ちゃんは、とても元気でパワフルな女の子です。ゲームでもすごく元気でおバカな子だったのですが、アニメになって動きがつくと、パワフルさ、動きの幅がとんでもなく増えて、画面上で暴れまくっておりますので、アニメではそちらに注目していただければと思います。

本当に自分の好きなことには真っ直ぐで、抹茶ちゃんになんでも頼ってしまう2人のやりとりも面白いので、私自身としてもすごくタイプな女の子です(笑)。

大橋さん:小林抹茶ちゃんは、常に冷静で客観的にものを見ている感じです。すごく中二病といいますか、突然「空との交信」をしてみたり、動物にも話しかけたりしちゃうところがあります。若干素直になれないところもあって、褒められたりすると「ふん!」ってなってしまう時もあります。

常に小豆ちゃんと一緒にいて、若干面倒くさく思うところもきっとあると思うのですが、自分からガツガツ行くタイプの女の子ではないので、自分を引っ張っていってくれる小豆ちゃんに心の奥では懐いているのではないかと思います。

大坪さん:絶対懐いてますね!(一同笑)

大橋さん:アニメでは、ゲームの時よりも若干抹茶ちゃんの子供っぽい部分が描かれているシーンが多いので、ぜひそこを注目して見ていただければなと思います。

正岡小豆 CV:大坪由佳
明るくポジティブな女子高校生。
感情がすぐ表に出る素直な性格。持ち前の行動力で
周囲を引っぱっていくが、後先を考えていないことも。
小林抹茶 CV:大橋彩香
大人しく内向的で、冷静沈着な女子高校生。
あまり感情を表に出さない慎重な性格。
独自の世界観を持っており、毒のある言動をすることもある。

寿さん:柚子は、見た目はメガネ少女で、髪の毛も黄色っぽい柚子色で、大人しそうな顔をしているのですが、実はとても百合好きで悶えてしまうような妄想癖溢れる女の子で、そのおかげもあってか小豆と抹茶の「そこまで行く!?」というような百合シーンも覗けるのではないかなと思います。

柚子を実際に演じるのは今回が初めてだったので、合っているのかなという不安の中で始めさせてもらったのですが、2人がすでに出来上がっていたおかげもあって、空いているところに柚子が入っていくという感じで、迎えてもらってよかったなと演じながら思いました。

与謝野柚子 CV:寿美菜子
真面目でおっとりとした小豆と抹茶の同級生。つねに笑顔で、面倒見のいいお姉さんタイプの性格。
ときおり、妄想に入ってしまい我を忘れることがある。

――収録を終えられての感想をお聞かせください。

大坪さん:アフレコをしてみて、またひとつ「575」の世界観が広がったんじゃないかなとすごく感じました。ゲームの中だけでは小豆ちゃんと抹茶ちゃんの2人だけの掛け合いだったりしたのが、今回柚子ちゃんが加わることで、また新たな小豆ちゃんと抹茶ちゃんの一面が見れたと思います。

鎌倉の風景がいろんなところで描かれているので、見ていてすごく鎌倉に行きたくなるような感覚でしたし、作中の中でも“575”がたくさん出てくるので、「575」の良さが溢れる素敵な作品でした。そしてアフレコ現場も女の子が溢れていてすごく楽しかったです(笑)。

大橋さん:すごく少人数でのアフレコで始まったのですが、ゲームでは小豆ちゃんとそこまで多くは会話をしていなかったので、アニメではより抹茶ちゃんの新たな一面も知れましたし、そこに柚子ちゃんが加わることでいろいろな化学反応が見れて楽しめました。

寿さん:年齢の近いみんなと一緒だったので、リアルに「GO!GO!575」のキャラクターたちの心の近さがアフレコ現場の雰囲気とイコールになっていて、休憩中、いっぱいみんなのことも話して知れましたし、よかったと思います。鎌倉の景色がたくさん出てくる中で、途中「イワタコーヒーってさ…」という話になって調べたりして、盛り上がっておりました(笑)。

――今回収録をしてみて、自分とキャラクターの共通点はありましたか?

大坪さん:私と小豆ちゃんが似ているなと思ったところは、なんでもグイグイ引っ張っていこうとするところです。私も自分から提案したりするのが好きなので、抹茶ちゃんみたいに「えーっ」と言いながらもついてきてくれる人は好きですね。

なんだかんだ言いつつ、小豆ちゃんが暴走しそうになったら止めてくれるというストッパーの役目も抹茶ちゃんはしてくれているので、そういう風に面倒を見てくれる人は確かに周りに多いです(笑)。

大橋さん:私と抹茶ちゃんが似ていると思うところは、素直になれないところです。「すごく似合っているね」とか「今日の髪型イカしてるじゃん」とか言われた時に、上手く答えられなくってモゴモゴしてしまうところは似ているなと思います。あと危なっかしい人を見ていると、世話を焼きたくなってしまうところも似ていると思いました。

寿さん:柚子は妄想したことを人に強要するところがあって、2人があっけにとられてしまうくらいなんですが、そのマイペースさが、柚子ともしかしたら似ているかもしれないと思いながら演じました。柚子は本当にいいお友達に出会えてよかったなと思います。今回のアニメの中でみんながどれだけ575を読んでいるのかというところもひとつ注目してほしいです。

――大坪さん、大橋さんから見た柚子の印象はどうでしたか?

大坪さん:私から見た柚子ちゃんは、すごくサポートタイプの女の子という印象だったのですが、引っ込み思案で大人しそうに見えて、グイグイと来るところが可愛らしいなと思いました。小豆ちゃんは人見知りもせずにあっけらかんと「あ、与謝野さん、おはよう!」ぐらいのテンションだったのが、柚子ちゃんも仲間になりたいというアプローチをしてくれるので、最終的には「よろしくね、柚子ちゃん!」という感じですぐに仲良くなれました。

2人の間に溶け込んでいく柚子ちゃんを見て、小豆ちゃんと抹茶ちゃんが好きだからこそいろいろなアプローチをしてくれるというところで「いい奥さんになる子なんだな」としみじみと感じました。また、それを寿さんが演じているのも新鮮で、見ていてすごく勉強にもなりました。

大橋さん:最初はすごく大人しそうで、委員長タイプという感じだったので、おとなしくて内気な感じなんだろうなと思っていたのですが、妄想をしている時のギャップがすごかったです。そんなところに好感が持てましたし、寿さんの声が付いたことによって、より魅力的なキャラになったなと思い、すごく好きなキャラクターになりました。

――(寿さんに)今の感想を聞いて、いかがですか?

寿さん:柚子をまだ演じたことの無かった中で、今日作り上げていきましょうと音響監督さんも言ってくれて、安心できる人たちと一緒に作りあげていけたと思っています。柚子自身が持っている意外性も可愛く見えればいいなと思って私自身も演じていたので、現場にいて見てくれた人がそう言ってくれるのは嬉しいです。

――作中に鎌倉がたくさん出てくるということですが、実際に行ってみたいと思ったところがあればお聞かせください。

大坪さん:私はなんだかんだ言いつつ、毎回お風呂シーンがちょこちょこ出てくるので、2人が行っている鎌倉の古い銭湯に行きたいです! 放課後に銭湯とかすごく憧れますね。

寿さん:私はイワタコーヒーにまだ行ったことがないので、行ってみたいです。もともと情報自体は知っていたのですが、すごく分厚いホットケーキを出してくれるお店で、かなり並ぶという話も聞いていたので、「575」で取材とか行けないかと思うぐらい、ぜひ行ってみたいなと思いますね。

大橋さん:鎌倉中央公園という場所が出てくるのですが、もし行く機会があったらみんなでキャッキャウフフとしたいなと思います(笑)。

――“575”のあるライフスタイルの良さはどこにあると思いますか?

大坪さん:ふと思いついた時のトキメキが私は好きです。考えようと思って出した“575”もいいと思うのですが、作中でも描かれるような、ふとした会話の中で“575”になって、「あっ、今の!」みたいな感じで笑い合えるのは素敵だなと思います。縛りのないところで勝手に出てきてしまう発見がすごくいいですよね。

寿さん:「GO!GO!575」の中で“575”に触れてみて、日常でパッと出てきたことをそのまま素直に出した言葉でいいところが、より身近でいいなと思いました。

大橋さん:すごく感性が磨かれそうですよね(笑)。

――最後に、アニメを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

大坪さん:「GO!GO!575」というこのタイトルを見て、なんぞやと思う方もいるかもしれませんし、アプリをやっていて知ってくださっている方もいらっしゃると思います。たくさんの方にアニメを通じて「575」の世界観、小豆ちゃんと抹茶ちゃん、そして柚子ちゃんといったキャラクターの魅力を知ってもらいたいです。

みんなでキャッキャウフフ、ワイワイと収録させていただいたので、私たちの様子や雰囲気が画面を通じてみなさんに伝わればなと思います。そして、鎌倉にみんなで一緒に行けるような楽しいこともできたらなと妄想しております(笑)。「575」の世界観を楽しんでもらい、そしてゲームも発売されますので、そちらもチェックしていただければと思います。よろしくお願いします。

大橋さん:いろいろ展開している「575」がついにアニメになるということですごく私も楽しみです。アニメでより抹茶ちゃんと小豆ちゃんの仲の良さ、女の子の可愛らしいところも見ていただきたいのですが、このアニメを観ることでこれまで遠い距離にあった“575”を身近に感じていただきたいと思うと同時に、このアニメを観て鎌倉に出かけて「ここはアニメに出てきたアレなんじゃないか!?」とか、いろいろ探していただきたいです。「575」はいろいろと多方面に渡って展開しているので、アニメも含めて全部楽しんでいただければなと思います。

寿さん:今回のアニメは短い尺のものなのですが、その中でどのキャラクターもずっと輝いているというのが魅力だと思います。今までいろいろな方面からこのプロジェクトを知ってくださっていた方がより、キャラクターがこんな子なんだなと楽しんでいただける内容になっておりますので、ぜひアニメを通して「575」の世界に触れていただければと思います。

――ありがとうございました。

ストーリー

どこにでもいる普通の女子高校生、正岡小豆と小林抹茶は、平凡な日常を過ごしていた。そんな日々から弾けたい小豆が、ある日突然抹茶に提案した“575”。それは、日々の出来事や感動を五・七・五のコトバで歌うというものだった。早速“575”を始める2人、さらにその2人に興味を持った同級生の与謝野柚子も加わり、3人の女子高校生による“575”の活動が今、ゆっくりとはじまる…。

番組概要

番組名

GO!GO!575

放送局、放送日

TOKYO MX 2014年1月9日(木)25:25~25:30
TVK 2014年1月12日(日)25:00~25:05

話数

全4話

アニメーション制作

株式会社 Lay-duce/株式会社C2C

キャスト(敬称略)

正岡小豆 役:大坪由佳
小林抹茶 役:大橋彩香
与謝野柚子 役:寿美菜子 ※アニメオリジナルキャラクター

スタッフ(敬称略)

[原作]株式会社セガ
[企画]森本兼次郎/吉永匠(セガ)
[プロデューサー]内海洋(セガ)、米内則智(Lay-duce)
[アニメーションプロデューサー]山田良輔

[監督]安斎 剛文
[キャラクターデザイン]かんざきひろ
[シリーズ構成]小柳啓伍
[音楽]千葉”naotyu-”直樹

[音響監督]藤田 亜紀子
[音響制作]HALF H・P STUDIO

「GO!GO!575」公式サイト
http://gogo575.sega.jp/

※画面は開発中のものです。

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