プロトタイプは、PS Vita用ソフト「ひまわり-Pebble in the Sky-」を2015年夏に発売すると発表した。価格は未定。
「ひまわり-Pebble in the Sky-」の原作は、同人サークル「ぶらんくのーと」がシナリオのごぉ氏、キャラクターデザインのたつきち氏のタッグにより、2007年12月31日にコミックマーケットで発売したPC用同人ゲームソフト。
発売されると大きな反響を呼び、コミックやドラマCDなどさまざなメディアで展開。この人気を受けて、2010年4月には角川書店より音声とグラフィックが追加されたPSP用ソフト「ひまわり -Pebble in the Sky- Portable」が発売された。
今回、PS Vita/PS Vita TV用ソフトとして発売される「ひまわり-Pebble in the Sky-」は、このPSP版をもとに、キャラクターデザインに人気イラストレーターの空中幼彩氏を起用し、キャラクターグラフィックが一新されている。
PS Vita版の特徴
空中幼彩氏によりキャラクターグラフィックが一新!
PS Vita版では、「グリザイアの果実」などを生み出したフロントウイングの看板原画家・空中幼彩氏によりキャラクターグラフィックが一新。960×544ピクセルのPS Vitaの高解像度ディスプレイ、CG本来の色味を再現する「色合い調整機能」もあいまって、感動のストーリーを美しい映像とともに楽しめる。
快適なタッチ操作対応!
PS Vitaのタッチスクリーンにフル対応。従来のボタン操作に加えて、メッセージ送り、選択肢の決定、スキップ&巻き戻し、選択肢ジャンプなどあらゆる操作がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできる。
PS Vita TV完全対応!
PS Vita TVにも完全対応。コントローラでも操作性を損なうことなく、家庭の大画面でも快適に楽しめる。
ゲームシステム
「ひまわり-Pebble in the Sky-」は、物語中の選択肢によってその後の展開が変化するアドベンチャーゲーム。物語中には数多くの伏線が張り巡らされており、特定のストーリーを見ることによって新たなストーリーが現れ、少しずつ謎が明らかになる秀逸なシナリオがプレイヤーを魅了する。
物語
2048年、人類の夢を運ぶべく開発された高々度旅客機が墜落し、多くの犠牲者が出た。同時に英雄的宇宙飛行士・雨宮大吾を死亡事故で失い、この事件以降、宇宙開発は停滞期に突入することとなる。
2年後の2050年、墜落事故の唯一の生存者である日向陽一は高校生となるも、事故のショックで事故以前の記憶を失っていた。雨宮大吾の息子である雨宮銀河と共に「宇宙部」を結成し、ロケットを作る毎日を送っていたが、そんなある日の夜、陽一の前に空から謎の少女・アリエスが落ちてくる。
アリエスもまた、墜落のショックで記憶を失っていた。アリエスを他人とは思えない陽一は彼女を匿い、二人で生活を始めることとなるが……。
登場人物
アリエス CV:野中藍
「ほし…きれい! またたいてます!」
UFOと共に空から落ちてきた、記憶喪失の少女。黄道十二星座の一つ、牡羊座の名前を持つ。記憶喪失のためか、それとも元々の性格なのか、考え無しの発言で主人公達を呆れさせることが多い。手を触れるだけで怪我を治すといった不思議な力を持っているが、本人は特別なことだとは思っていないらしい。
アクア CV:田村ゆかり
「あたしは、失敗作だから」
闇に紛れて主人公の周りに出没する、謎の少女。黄道十二星座の一つ、水瓶座の名前を持つ。なにやらアリエスのことを知っているようだが……。思わせぶりにほのめかすばかりで、肝心なことは何一つ喋らない。ツンとすました態度を取っているが、その内面が意外と表情に出ていることを本人は知らない。
西園寺明香(さいおんじあすか) CV:川澄綾子
「望遠鏡がなければ、天文台を使えばいいんだよー」
主人公の幼なじみで、高校では同級生。一応、巨大企業の社長令嬢であり、とびきりのお嬢様だが、本人の言動を見る限り、とてもそうは思えない……。世話焼きタイプで、一人暮らしをする主人公の家に通っては、炊事・洗濯・掃除をこなしている。
日向陽一(ひなたよういち) CV:保志総一朗
この物語の主人公。2年前の事故で記憶を無くしており、現在は両親の遺した家で一人暮らしをしている。高校では宇宙部という部活に属しており、部長と共にロケットを作っている。目標は、月へ行くこと。
Character 1でクリアファイルを配布!
5月2日に開催される、キャラクターコンテンツの総合展示会「character1 2015」にプロトタイプがブース出展。だれでも参加できるハズレなしの抽選会では、本作のクリアファイルが用意されているので、興味のある人はぜひチェックしよう。
「character1 2015」プロトタイプブース情報
http://www.prot.co.jp/news/2015/character1_2015/index.html