カプコンは、本日3月22日に東京・新宿のバトゥール東京にて、「バイオハザード」シリーズ20周年感謝パーティーを開催した。
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「バイオハザード」シリーズ20周年記念感謝パーティーは、メディアやゲーム業界の関係者などが招かれ、大きな節目を迎えるバイオハザードシリーズを一緒に祝うというもの。
会場には、東京マルイとコラボレーションしたときに発売されたエアーガンが飾られていただけでなく、「バイオハザード」20周年グッズの展示エリアが設置され、救急スプレー型のサーモボトルやTシャツ、ZIPPOライターなどを見ることができた。
ここでは、「バイオハザード」シリーズの最新情報の発表や、「バイオハザード」好きでお馴染みの鈴木史朗さんのトークセッションの模様をお届けする。
「バイオハザード」シリーズのこれまでを振り返る
まずは、「バイオハザード」シリーズのプロデューサー・川田将央氏が登壇し、「バイオハザード」シリーズのキャンパスアートを公開した。
このキャンパスアートは、20周年を記念して製作されたもので、シリーズタイトルからクリス・レッドフィールドやジル・バレンタインなどの代表的なキャラクターとクリーチャーが描かれている。発表されたキャンパスアートは、カプコン公式通販サイト「イーカプコン」限定で予約が開始されており、2016年6月に届けられる予定だ。
また、昨年よりプレオープンしていた「バイオハザード」シリーズ20周年記念サイトが本日3月22日より正式オープンした。著名人が書いたサイン色紙や、シリーズの歴史を振り返る特集ページなどが掲載される予定だ。そのほかにも開発者のビデオメッセージなども順次公開される。
続いて、初代「バイオハザード」発売当初から現在までの歴史を振り返ることに。初代「バイオハザード」はコアなユーザーだけが知っているタイトルだったが、口コミの効果で徐々に広く浸透していったそうだ。初代「バイオハザード」発売後、2001年までに「バイオハザード2」「バイオハザード3」「バイオハザードコード:ベロニカ」と次々に新作タイトルが発表され、世界中のプレイヤーに知れ渡るほどのタイトルに成長を遂げた。
2002年には、映画「バイオハザード」が公開。14年経った今年2016年にも「バイオハザード6」の上映が決定しているほどのロングタイトルとなった。また、この頃からリメイク版も製作されており、その第1弾としてGC版の初代「バイオハザード」が発売されている。
2005年には、レオンが主人公の「バイオハザード4」が発売された。これより前に発売されたシリーズからフルモデルチェンジし、視点をTPSに変更したことで、シリーズファンからの大きな反響があったタイトルだ。その後、2009年に協力プレイができる「バイオハザード5」、2012年にシリーズの主要キャラクターが勢揃いする「バイオハザード6」が発売された。
近年では、ゲームだけでなくユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「バイオハザード・ザ・リアル」や「バイオハザード・ザ・エスケープ」といったリアルでの展開も開始され、大きな反響を呼んでいる。
PS4/Xbox One版「バイオハザード4」「5」「6」が配信決定
20周年にちなんだプロジェクトとして「バイオハザード4」「バイオハザード5」「バイオハザード6」がPS4とXboxOneで配信される。最新機種に移植されることで高解像度、高フレームレート化が実現され、今までに追加されたコンテンツのほとんどが収録されている。
第1弾の「バイオハザード6」は3月29日、「バイオハザード5」は今夏、「バイオハザード4」は今秋と順次配信される予定だ。
コラボレーションの最新情報が公開!
続いて、「バイオハザード」シリーズのコラボレーション情報を発表した。「バイオハザード」シリーズと言えば、「シューティングバーEA」や「ASOBIBA」といったサバイバルゲームに関するお店とのコラボレーションが多いが、今回は4月22日から九龍城壁をモチーフにしたインドアサバイバルフィールド「九龍 戦闘市街区」とのコラボレーションを実施する。
また、コラボミリタリーアイテムとして、Tシャツ、バトルドレスユニフォーム、キャップ、ワッペン、限定エアガン、時計といったグッズも発売される予定だ。
そのほかにも、4月22日からカラオケパセラとのコラボレーションが実施される。ハンターのグリーンカレーやクリーチャーコンボといったコラボフードや、グリーンハーブ、プラーガの卵といったオリジナルドリンクが販売されるとのことだ。
「バイオハザード4」が好きなのはゾンビが嫌いだから
続いて、ゲストに鈴木史朗さんを呼んでのトークセッションが実施された。今年で満78歳になったいう鈴木さんは「後期高年齢者ですが元気でいられるのもゲームのおかげだと思っています」と挨拶した。
特に「バイオハザード4」のマーセナリーズが好きで、顔面を白く塗った邪教徒と戦っていると元気が出てくるそうだ。
ここからは、テーマをもとに鈴木さんと川田氏がトークをすることに。まずは、一番思い入れのある「バイオハザード」についての話題だ。実はゾンビが苦手だという鈴木さんは、クリーチャーが人型だったことがきっかけで「バイオハザード4」が好きになったという。鈴木さんと同じく「バイオハザード」好きで有名な加山雄三さんとCMで共演する機会があり、そのときに「よう! クラウザー」と挨拶されたというエピソードを語った。
また、短い時間でクリーチャーを倒してポイントを稼いでいく「バイオハザード4」のマーセナリーズが好きな鈴木さんは、6万点を出せばプロゲーマー並と言われるステージで、20万点以上を叩き出すほどの腕前だという。
一方、川田氏は「バイオハザード3」からすでに開発に携わっていたため、純粋にプレイできた初代「バイオハザード」がお気に入りだという。周回するとロケットランチャーが入手できたり、残虐エンディングがあったりと、繰り返し遊ぶのが楽しくなる設計が好きなのだとか。
続いて、好きなキャラクターについて聞かれた鈴木さんは、初代「バイオハザード」に登場するジル・バレンタインだと即答。そのほかにも「バイオハザード2」から登場しているエイダ・ウォンも気に入っており、孫娘がそっくりなのだとか。
「バイオハザード」にまつわる思い出について聞かれると、鈴木さんは娘が誕生日にプレゼントに初代「バイオハザード」をもらったというエピソードを披露。それがきっかけになって「バイオハザード」シリーズにハマったのだという。
最後に、鈴木さんは「『バイオハザード』をどうかよろしくお願いします。後期高齢者からのお願いです」、川田氏は「これから、もっとさまざまな情報を提供していきたいと考えていますので、期待していてください。」とコメントしてパーティーを締めくくった。