【「シャドウバース」特集】新パック「ダークネス・エボルヴ」収録カードの評価は?Gamer編集部4人でレビュー!

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9月30日に追加された「シャドウバース」の新パック「ダークネス・エボルヴ」。109枚の新カードの中から、Gamer編集部が「これ!」と思うものをピックアップしてレビューします。

今回は、「初心者のためのシャドウバース特集」の連載担当・ばかいぬ、爽やかに相手を消滅させるビショップ使い・ヨッシー、筋肉が大好きな編集部の紅一点・ここのつ、社内唯一のマスターランクプレイヤー・ささみの4名で、2クラスずつを担当してカードレビューを行いました。

本気の中に趣味もちらつく選定を楽しみつつ、デッキ構築など参考にしてみてくださいね。

エルフのカードへ
ロイヤルのカードへ
ウィッチのカードへ
ドラゴンのカードへ
ネクロマンサーのカードへ
ヴァンパイアのカードへ
ビショップのカードへ
ニュートラルのカードへ

エルフ

担当:ヨッシー

エルフの新カードには、ボード上にフォロワーを残しつづけることでアドバンテージを得るカードが多く追加されました。これは旧環境におけるエルフデッキにはない動きで、新たに「テンポエルフ」というアーキタイプのデッキが誕生しました。今回はその中で、中核を担う3枚のカードを紹介します。

クリスタリアプリンセス・ティア

本体のスタッツ(攻撃力と体力の合計)は貧弱ですが、コンボ条件を満たすことで6/6【守護】持ちの《クリスタリア・イヴ》を召喚することができます。コンボを見据えると最低でも7コスト必要になりますので、《エルフプリンセスメイジ》などの0コストフォロワーを生み出すカードと一緒に使うとグッと使いやすくなるでしょう。

このカードの優秀な点は、エルフお得意のバウンスでティアを手札に戻すことで、効果を使いまわすことが可能な点です。さらにカードの効果で進化したターンは、通常の進化を別途行うこともできます。アドバンテージの塊のようなカードですね。

エルフナイト・シンシア

《フローラルフェンサー》と《セージコマンダー》を足して、2で割るのを忘れていたのでは? と不安になるほど強力なカードです。フォロワーを展開する、バフをかけるという2つの動きが、このカード1枚で解決します。本人のスタッツも6コスト5/6とタフネスなのも魅力です。

ただしボードコントロールを得ている状態で出さないことには、効果の恩恵に与りにくい点には注意が必要です。

エルフの少女・リザ

フォロワーを横に展開することが多くなった現環境のエルフですが、《エンジェルバレッジ》などの範囲除去で簡単に対処されてしまいます。そこで活躍するのがこのカードです。範囲除去が飛んできそうなターンにポンと置いておくだけで、相手は打つ手がなくなるでしょう。

注意したいのは、フォロワー同士のトレードは通常通り行われる点と、ダメージを0にする効果なので「破壊」や「消滅」といった除去は防ぐことができません。

ロイヤル

担当:ここのつ

今回のカードパックは《盗賊の極意》をはじめ、【潜伏】を活かしたデッキ作りが楽しそうな面々が追加されましたが、脳筋系ロイヤルの筆者は《アレキサンダー》や《レオニダス》などのゴリ押し系に心を奪われました。個人的にデッキに入れると楽しくなれる3枚を紹介します。

ホワイトパラディン

自身の守護に加え、進化時に相手の場のフォロワーと同数のシールドガーディアンが展開できる安心仕様のホワイトパラディン。《セージコマンダー》と組み合わせると、さらに頼もしい1枚です。

冷酷なる暗殺者

疾走+必殺で高体力の守護などを素早く処理できます。ただし、指揮官が場にいることが条件。中盤以降に大変お世話になっています。

レオニダス

《アドミラル》を超える筋骨が登場しましたね。大本命です。コストとステータスの高さもさる事ながら、場に出たフォロワーを+3/+3させ突進を付与するアミュレット《レオニダスの遺志》がラストワードで場に出せます。

大型のフォロワーと刺し違えてなんぼですが、この流れを汲んだフレーバーテキストは必見。1枚で壮大な物語が味わえる完成度の高いカードです。

ウィッチ

担当:ばかいぬ

ウィッチの追加カードには、「土の秘術」を使うものが多く収録されており、秘術ウィッチデッキが大幅に強化されました。「ダークネス・エボルヴ」前はやや決定打に欠けていた印象の秘術ウィッチですが、今回の追加カードを受けて「使いたい!」という人も多くなったのではないでしょうか。

そんな中で、今回は秘術ウィッチのみならずどのデッキでも有効活用できそうな3枚をピックアップします。

古き魔術師・レヴィ

コスト2で2/2と標準的な能力を持ちつつ、進化時にスペル《紅蓮の魔術》1枚を手札に加える《古き魔術師・レヴィ》。《紅蓮の魔術》はコスト1で相手のリーダーないしフォロワー1体に3ダメージを与えるというものです。

本人と《紅蓮の魔術》の組み合わせで強力な相手フォロワーに対抗させるもよし。僅かに体力の残った相手リーダーにとどめを刺すもよし。非常に柔軟性に富んだカードです。

魔女の雷撃

シンプルなダメージ系スペルカードですが、3コストで4ダメージを与えられるのは優秀。手に入りやすさもあって、さまざまなデッキで活用できそうです。手札が枯渇してくる後半には、進化後フォロワーがいればドローソースにもなれるのが魅力。

破砕の禁呪

ウィッチ初の全体消滅カードが登場。「体力2以下の相手のフォロワーすべてを消滅させる」効果はそのまま使っても有用なカードですが、「土の秘術」を使えば体力5以下が対象に。何より破壊ではなく消滅させるのがポイントで、あの《デュエリスト・モルディカイ》にも対応できるようになりました。

ドラゴン

担当:ささみ

“PPを増やすして大型フォロワーを展開する”というスタンダードパックで確立された戦法とは一変し、ダークネス・エボルヴでは自身の手札を犠牲にしてアドバンテージを得るカードが多くラインナップ。

《神龍》や《ドラゴニュート・スカラー》など、ドラゴンは“ドローを加速させる”というよりも“手札を入れ替える”というようなドロー方法が特徴だった。新カードを活かすためには、一時期話題をさらったデッキ「天翼ドラゴン」のような、これまでとは全く毛色の異なるデッキの研究が必要となりそうだ。

ジークフリート

4コスト 3/3というまずまずなスタッツを持ち、ダメージを受けている相手のフォロワー1体を破壊するというファンファーレを持つ。進化でしっかりと5/5になるのも嬉しいポイント。

2コストのスペル《ワイルドハント》のフォロワー版といった性能で、大型フォロワーへの優秀な除去カードとして機能する。4コスト帯の除去カードと言えば、序盤の盤面の取り合いに定評がある《ドラゴンウォーリア》がいる。こちらは進化しないと除去能力を発揮できないため、《ジークフリート》のほうが終盤も腐りにくいという利点がある。どちらも強力なカードであることは間違いないので、デッキのバランスは個々人によって意見が分かれそうだ。

ムシュフシュ

コスト2 2/2という平均的なスタッツを持つフォロワー。序盤にとりあえずキープしておきたい使いやすいフォロワーだが、ほかのフォロワーが進化すると+2/0されるという能力を備えている。進化権がある状態でムシュフシュが場に残っていれば、手札からプレイしたフォロワーに進化権を使用して盤面を整理しつつ、火力が増したムシュフシュで4点のダメージを与えられる。攻撃面だけで見るなら実質1ターンで2体の進化を行えたことになる。

ポイントは相手のターンでも効果が発動することで、場合によっては相手に除去を強要させるだけでなく、体力の低いフォロワーなら相打ちを狙うことも可能な、非常に嫌らしい1枚だ。

ネプチューン

7コスト 5/5で守護持ちのフォロワー。スタッツ面ではやや不安が残るものの、プレイすることで2コスト 2/2のフォロワーであるオルカ1体を場に出す。最大の特徴は、ネプチューンを進化させることで、場にいるオルカすべてを進化させること。ネプチューン1枚だけでも、進化権込みで7コスト 9/9のフォロワー並みの働きが可能になる。

似たような効果として、8コストに3/1のジルニトラがいる。こちらは場に出すと5/5のドラゴンを1体、進化するとさらにもう1体場に出す。合計スタッツを見ると驚異的なパフォーマンスを誇っているが、いかんせんジルニトラ自体が打たれ弱いため、ネプチューンと違って攻められている時の返しにはなりにくいカードだ。

ネプチューンは、守護を持っているため相手のフォロワー1体は必ず相手取ることができる。さらに、進化することでオルカもそのターンに行動できるようになるため、2体のフォロワーを除去することが可能。1枚で3体のフォロワーを抑えられる可能性を秘めている。

ネクロマンサー

担当:ばかいぬ

「ダークネス・エボルヴ」ではややテクニカルなカードが増えたネクロマンサー。アグロが大きな勢力であったこのクラスですが、新カードではコントロールデッキに最適なカードがラインナップされています。その中から3枚を紹介。

スパルトイソルジャー

体力が低めのフォロワーが多いネクロマンサーの中で、3コストの1/4【守護】はありがたい存在。序盤を凌ぐのに最適なフォロワーです。スペックはニュートラルの《ガーディアンエンジェル》と同等ですが、こちらは自分の墓場を+2するラストワードが付いており、よりネクロマンサー向けに特化されています。

魂の再利用

自分のターン終了時にカードを1枚引けるアミュレット。カウントダウンが2となっていますが、自分がネクロマンスするたびにカウントダウンを1遅らせることができます。墓場が溜まるも手札が足りなくなってくる終盤戦には特に有効。ネクロマンスで展開を有利にしつつ、手札も補充できる優秀なカードです。

カローン

5コストで4/5と標準的なスペックを持ちつつ、進化時にリッチ(4/4)も出すという、シンプルながら実効性の高いフォロワー。盤面の制圧にも使えます。何よりイラストの可愛らしさと皆口裕子さんのボイスが魅力的!! シルバーレアと、比較的手に入りやすいレアリティです。

ヴァンパイア

担当:ささみ

ヴァンパイアの新カードには、特に1コストのトークンである《フォレストバット》とシナジーを持つものが多く追加された印象だ。数で攻めるアグロ系の幅が広がったことはもちろん、ヴァンパイアの特徴である“復讐”を活かすための細かなライフコントロールを支える優秀なスペル、フォロワーも登場している。元々高かった火力がさらに底上げされ、痒い所に手が届くようになったと思える追加カードたちだ。

ブラッディ・メアリー

ヴァンパイアらしい純粋なパワーカード。スペル《鋭利な一裂き》やアミュレット《漆黒の契約》とのコンボによるバーストダメージは強力の一言。スタッツも優秀な反面、《セクシーヴァンパイア》のようにただ場に出すだけでは効果が薄いので、相手がEPを使い切った後に出すなど、なるべくメアリーが生き残りやすい状況を作ってあげたいところ。

吸血姫・ヴァンピイ

2コスト 2/2という平均的なスタッツに加えて、《フォレストバット》を呼び出す度に守護を無視して相手に1ダメージ与えられる優秀なカード。どのデッキに入れても腐らないと思えるほど使い勝手が良い。

アグロ系の起点になることはもちろん、コントロール系でも序盤から終盤までいつでも直接ダメージを与えられる可能性を秘めた1枚なので、相手にとっても無視できない厄介なカードのはずだ。

貴き血牙

相手の場のフォロワーの数と同じダメージを受け、その数と同じ《フォレストバット》を自身の場に展開する1コストのスペルカード。これ1枚でどうにかできるカードではなく、あくまでコンボ用として真価を発揮する1枚。

《吸血姫・ヴァンピイ》と組み合わせて直接ダメージを狙うことはもちろん、自分へのダメージがあるので《ブラッディ・メアリー》と合わせて使用したり、《クイーン・ヴァンパイア》と合わせて一気に守護を展開させるのも強力。自身のライフを調整して復讐時の能力を得た《裁きの悪魔》を序盤に繰り出すこともできたりと、とにかく用途が多く“痒い所に手が届く”を体現する一枚だ。

ビショップ

担当:ヨッシー

本拡張では、ビショップに幅広い種類のカードが追加されました。既存のデッキを強化しても良し、新しいタイプのデッキを作っても良しとデッキ構築がさらに楽しいことになっています。また、ニュートラルで追加されたカードとの相性も非常に良い印象を受けました。

封じられし熾天使

ついにシャドウバース界にも特殊勝利条件を持つカードが登場しました。カウントダウン1のアミュレットが合計4回出現し、最後に登場する《栄光のセラフ・ラピス》のラストワードが発動すると無条件で勝利になります。

《気高き教理》や《見習いシスター》などでカウントダウンを早めることができれば、最短で9ターン目に勝利することも夢ではありません。このカードを採用したデッキでは相手のライフを削る必要がないため、《漆黒の法典》などの除去カードを多く投入するべきでしょう。また《プリズムプリースト》でこのカードのサーチを行える点も見逃せません。

天空の守護者・ガルラ

カウントダウンのアミュレットが投入されたデッキ全てで採用の余地がありますが、相手のフェイスに3点ダメージを飛ばす効果も相まって、特に疾走ビショップで使いたいカードと言えるでしょう。

《詠唱:神鳥の呼び笛》とあわせて使うことで6点のバーストダメージを出すことができます。また、カウントダウンのカードがボード上に存在しなくても、相手に3点ダメージを与えることは可能です。覚えておくと役に立つ場面があるかもしれません。

エイラの祈祷

「わ、私がみなさんを元気いっぱいにしてさしあげます…!」

というフレーバーテキストからフォロワーを回復するカードかと思いきや、なんと自分のフォロワーすべてに+1/+1のパンプアップをする効果でした。

本拡張では《僧侶の聖水》や《レディアンスエンジェル》といったシナジーカードが多く追加されています。《エイラの祈祷》を軸に、それらのカードを採用した「祈祷ビショップ」デッキの時代がくるかもしれません。可愛い見た目とは裏腹にかなりマッシブなカードです。

ニュートラル

担当:ここのつ

《ダークエンジェル・オリヴィエ》や《アークエンジェル・レイナ》のようなユニークな効果を持つカードから、《死の舞踏》《オーディン》や《ハンプティダンプティ》といった除去の幅を広げるカードまで、バラエティに富んだラインナップが追加されました。そんなニュートラルから筆者お気に入りの3枚を紹介します。

ダークエンジェル・オリヴィエ

“ファンファーレでEPが3ポイントになる”というカード効果に魅力が集約されたカード。高コスト故に中盤戦以降も耐えられるデッキ編成が求められますが、終盤の「突進がついていればなぁ」を現実にしてくれるユニークな1枚です。

ユニコーンの踊り手・ユニコ

コストに見合ったステータスに加え、ターン開始時にリーダーを2回復してくれるユニコ。陽動に使っても、育てても楽しい低コスト優等生です。

オーディン

ニュートラル初の消滅を持ったオーディン(CV:井上和彦)。相手のフォロワー1体かアミュレット1つを、ラストワード、カウントダウンの効果を発動させずに消し去ってくれます。これで《デュエリスト・モルディカイ》にうなされることもなくなりますね。

※画面は開発中のものです。

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