インターグローは、PS4用ソフト「The Surge(サージ)」を、2017年冬に発売すると発表した。
「The Surge」は、フランスの大手パブリッシャーであるFocus Home Interactiveとハードコアアクション作品で有名なドイツのスタジオ・Deck 13 Interactiveが開発する新作アクションRPG。バイオテクノロジーが発達した21世紀末の近未来サイエンス・フィクションが描かれる。
プレイヤーは、広大な工業コロニーの中を生き抜いていく。敵のパーツを剥ぎ取り、インプラント(機械外骨格)を強化するといったシステムも用意されている。最高級グラフィックスで描かれる、圧巻の世界にも注目だ。
本作は、多種多様なバトルモーションや細かい部位破壊など、ハードコアゲーム好きに向けて作られたアクションゲームとなっている。戦闘の難易度は生易しいものではないということで、歯ごたえのあるゲームを求めている人は今後の情報にも注目だ。
世界背景とあらすじ
西暦2080年、人類の欲望と無計画によって破壊された21世紀末。今の地球は緑地より砂漠が多く、社会は大きく激動した。
人口が過密になった都市で残飯をめぐり争う人々は、社会システム崩壊の象徴だ。健康を気にしないファーストフードと与えられるだけのエンターテイメント、人が考えることを放棄し続けた結果、最悪の社会が形成された。
そんな中、神経伝達物質の制御と機械インターフェイスの外骨格取り付け技術「インプラント」が大流行し、人々は仕事やレジャーをより満喫できるようになる。世紀の大発明「インプラント」を世に知らしめ世界最大の企業となったCREO(クリオ)社と、その設立者 CEO「ジョーナ・グーテンベルク」は人類に希望を与えた。
人々は退屈なニュースやエンタメより「インプラント」を利用した労働に生きがいを感じ、社会は改善へと前進していた……
車椅子による生活を送っていた下半身不随の男「ウォーレン」。主人公は、再び歩行できる日を夢見て、CREO(クリオ)社のインプラントの手術を受ける。
しかし、手術後に目覚めたところは、CREO(クリオ)社の巨大工業団地の廃棄場……? 記憶が定かではないが、手術直後に膨大な電流がインプラントを走り、ウォーレンも危うく死にかけた。このプラズマの大波(Surge)は、一つの国家と呼べるほど広大な工業団地を丸ごと飲み込んでいるようだ。
狂気の中に生き残っている者はわずかで、ほとんどの労働者が脳死状態のまま機械の体が暴走している。自動人形と化した死体は労働ルーチンに従って作業を続けているが、意識があるかのように近づく生存者の排除を始めた。
事故なのか災害なのかも解らず、一体何が起きたのか……混沌の渦中にいるサバイバーである主人公が知る由もない。