“4人目のメンバー”を巻き込んだ自由なパフォーマンスで魅せた「Tokyo 7th シスターズ」4U単独ライブ東京公演レポート

「Tokyo 7th シスターズ」内で登場するガールズバンド「4U」。777☆SISTERSのライバルユニットという立ち位置ながら高い人気を誇っており、昨年11月には単独ユニットとしては初となるミニアルバム「The Present “4U”」がリリースされるなど、活動の幅を広げている。

そして今回、アルバムのリリースに続くかたちで、ユニットメンバーのキャストを務める長縄まりあさん（佐伯ヒナ役）、吉岡茉祐さん（鰐淵エモコ役）、山下まみさん（九条ウメ役）が勢揃いしての単独ライブ「4U 1st Live!!!『The Pres“id”ent 4U』in Osaka&Tokyo」が大阪・東京の2都市で行われた。ここでは、TOKYO DOME CITY HALLで行われた東京公演の模様をお届けしよう。

同じくライバルユニットであるKARAKURIによる注意事項のナレーション、そしてナナシスのライブおなじみのオープニングムービーが流れたところで、ステージに4Uのメンバーが登場。山下さんが会場に呼びかけて最初に披露したのは「メロディーフラッグ」だ。

オープニングを飾るにふさわしい爽やかな楽曲でライブをスタートさせると、続く「TREAT OR TREAT?」ではさらに会場を熱狂に包み込む。ステージ上にはスタンド台も用意されており、会場に見せつけるかのようなパフォーマンスで盛り上げた。

パフォーマンスを通じたキャラクターとキャストのリンクも「ナナシス」の魅力のひとつ。会場に集まった“4人目のメンバー”に向けてキャラクターとして挨拶しつつ、その後は、すでにゲーム内でもカードが一部実装されているおそろいの衣装に関する話題に触れつつ、コミュニケーションをとっていく。

ひとしきりトークに花を咲かせたところで、続いては「ROCKな☆アタシ」「パフェ・デ・ラブソング」「青空Emotion」と、ウメ、ヒナコ、エモコとそれぞれの役どころにマッチした楽曲が順番に披露されていく。メインボーカルが切り替わるのは当然のことながら、ステージ上で見せるパフォーマンスも楽曲ごとにその色が見えるようになっており、バンドスタイルの柔軟性を感じさせた。

その後はなんと3人で自主制作したという映像を会場で上映、3人の仲の良さ、そしてバイタリティを存分に感じさせつつ、再びステージ上に登場した3人が披露したのは、その絆を感じさせる楽曲「Hello...my friend」。ツインボーカルというライブならではのスタイルで、サビ部分では会場が一体になって手を振る姿が印象的だった。

その後は今回のライブならではの試みとして、ナナスタのユニットが歌う楽曲より、サンボンリボンの「セカイのヒミツ」、WITCH NUMBER 4の「SAKURA」をカバー。オリジナルはダンスとともに披露される楽曲たちではあるが、今回のパフォーマンスを通じて楽曲の新たな魅力が見えるとともに、正統派なロックバンドスタイルの4Uに新たな一面が感じられるステージになっていた。

レコーディング当時のエピソードに触れつつ披露された「ワタシ・愛・forU!!」は、ステージ上を広々と使い、真っ直ぐに4人目のメンバーへと声を届けていく。さらにサングラスを身に着けて披露したロックナンバー「Crazy Girl's Beat」では、合間にメンバー紹介を挟むなど、まさにライブでこそ映えるパフォーマンスを見せた。

そのまま間髪入れずに披露した「Lucky☆Lucky」も、思わず縦揺れしてしまうバンドサウンドに乗せて、会場にいるメンバー全員が一体感のあるステージに。そして最後は、これまでの4Uの魅力が凝縮された、三者三様のボーカルが響く王道のメッセージナンバー「プレゼント・フォー・ユー」を届けて締めくくった。

もちろん、この後にアンコールを求める声が会場中で響いたのだが、その掛け声はなんと“4U”。ダイレクトにメンバーを呼ぶ声に応えるかたちでステージに登場した3人が披露したのは、なんとKARAKURIの楽曲である「B.A.A.B」。オリジナルのダンスだけでなく、ところどころで遊びの要素を盛り込み、笑いを振りまくと、続いては大阪公演で披露したという、NI+CORAが歌う「You Can't Win」のカバーを熱唱。激しいロックナンバーに、会場も空気が震えるほどに盛り上がる。

その後のトークでは名残惜しさを感じさせつつ、残るアンコール曲はなんとその場で決めることに。会場にいる4人目のメンバーから寄せられた声によって最後に披露されたのは「Crazy Girl's Beat」と「Lucky☆Lucky」。どちらの楽曲も盛り上がりを見せつつ、歌唱のパートを変えたりと、まさにライブ感を味わえるステージとなった。

演奏の見せ方も公演を重ねるごとに洗練されていく4Uのパフォーマンス。それは楽曲数が増えて行われた今回のライブを通じても、例えば長縄さんの音を捉えたドラムのパフォーマンスや各パートの音色が際立つ場面など、随所に細かなこだわりが見えていることからも感じられた。

今回は客席の一部に女性専用エリアを設けたこともあり、女性ファンの多さも改めて目にすることができたが、ステージと観客の距離感の近さが4Uのライブのより魅力的にしていることは間違いないだろう。最後までポジティブな言葉を投げかけた彼女たちだが、次はどのようなステージで見ることができるのか、今後の展開にも期待したい。

4U 1st Live!!!「The Pres“id”ent 4U」in Osaka&Tokyo特設サイト
http://t7s.jp/live/4u1stlive/

Tokyo 7th シスターズ

DONUTS

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• 配信日：2014年2月19日
• 価格：基本無料

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Tokyo 7th シスターズ

DONUTS

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• 配信日：2014年11月13日
• 価格：基本無料

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