アッシュの視点から綴られる、もう一つの“ジ アビス”―「テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者LIVE&THEATERat 横浜アリーナ-」レポート

発表会・イベント取材
0コメント ささみ

バンダイナムコエンターテインメントが展開する「テイルズ オブ」シリーズ。シリーズ10周年記念作品として発表された「テイルズ オブ ジ アビス」を題材とした舞台「テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者LIVE&THEATERat 横浜アリーナ-」が、本日6月15日に横浜アリーナで公開された。

昨年6月2日にプレ公演が行われた「テイルズ オブ」シリーズ初の舞台「テイルズ オブ ザ ステージ」。シリーズ10周年記念作品「テイルズ オブ ジ アビス(以下、TOA)」を題材とした本公演が、舞台「テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者LIVE&THEATERat 横浜アリーナ-」として、本日6月15日に再び横浜アリーナに帰ってきた。

本公演は8月9月に東京と大阪のZeppでの公演も決定されているが、今回は横浜アリーナという会場の規模を活かした構成になっている。「テイルズ オブ」ならではの重厚なドラマと迫力の戦闘シーンが殺陣として再現されているだけでなく、本公演ではTOAの主人公・ルーク役の声優 鈴木千尋さんと、登場キャラクターであるジェイド役の子安 武人さんも出演(子安さんは声のみの出演)。舞台ファンだけでなく、原作ファンも大満足の公演が行われた。

また会場には、キャラクターの等身大パネルのほか、ファンから寄贈されたフラワースタンドも展示されていた。特に、フラワースタンドについては今年も力作揃いで、ファンの熱い想いが伝わってくる作品が数多く見受けられた。

出演者

俳優

新井 雄也(アッシュ役)
岩城 滉太(ルーク・フォン・ファブレ役)
朝倉 ふゆな(ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア役)
星波(ザ・フーパーズ)(ティア・グランツ役)
RYOJI(ヴァン・グランツ役)
高橋 紗妃(シンク役/イオン役)
齊藤 恕茉(リグレット役)
岡本 麻海(アリエッタ役)
笠原 織人(STARBOYS)(ディスト役)
森山 栄治(ラルゴ役)
甲斐 千尋(アニス・タトリン役)
川村 玲央(ガイ・セシル役)
花奈 澪(ノワール役)
内田 健介(モース役)

スペシャルゲスト

声優

鈴木 千尋(ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス)
子安 武人(ジェイド・カーティス役/テイルズ オブ ジ アビス)※声のみの出演

※敬称略・順不同
※出演者は予告なく変更になる場合がございます。

ローレライの譜歌が導く、もう一つの「テイルズ オブ ジ アビス」

まずは、ゲームが原作である本作ならではの演出として、TOAの懐かしのタイトル画面が出現。ニューゲームが選択されたことで、新たな物語が――本作のもう一人の主人公とも言うべき、アッシュの視点から描かれる。

オープニングでは、本作の主題歌であるカルマに乗せて、激しいダンスパフォーマンスが披露された。パフォーマンスの最中には、各所でキャラクター同士の掛け合いも披露され、観客を盛り上げていた。

本編が始まると、さっそくゲームにはなかったストーリーが展開。アッシュと盗賊団「漆黒の翼」による繋がりが描かれたり、「漆黒の翼」の首領であるノワールのより詳細な思想や計画の目的などが語られた。

また、今回は会場と一体となった企画も実践。壇上のモニターにはゲームと同様に選択肢が表示され、キャストによって観客に選択肢を選んでもらう一場面も。本公演ならではの、観客とキャストの距離が近い内容に、会場からは大きな歓声が上がっていた。

この演出は公演の各所で見られ、中にはパーティが壊滅し、舞台が終演するというサプライズの演出も。これには会場も大いに驚いたようで、コンティニュー画面が現れた際は安心したような声と共に、会場が笑い声で包まれていた。

本公演のストーリーはダイジェスト式となっており、先述した通り、物語本編冒頭からターニングポイントとなるアクゼリュス崩落、そして黒幕であるヴァン・デス・デルカの野望を打ち砕くまでが簡潔にまとめられ、かつ先述した通りアッシュの視点から綴られている。

ゲーム本編をプレイしたことがある人ならある程度ストーリーを把握しているだろうが、その裏側が描かれる本公演は、既プレイヤーでも十分に楽しめる内容になっているだろう。

途中では、ヴァンが六神将の面々を引き連れ、キレのあるヒップホップダンスを披露するシーンも。前回よりもさらにパワーアップしたヴァン先生のダンス必見だ。さらにここで、声優の鈴木千尋さんと子安武人さん(声のみ)が電撃登場。メタ演出だが、恒例の「俺は悪くねえ!」も披露され、会場は今日一番の盛り上がりを見せていた。

公演終盤、さまざまな真実が明かされていく。モースを超えたヴァンの思惑。ルークとアッシュの関係。世界崩落の危機。そして何より印象深かったのは、シンクとイオンにまつわる真実だ。原作でも屈指の名シーンであるシンクの最期が舞台ならではの演出で再現されると、その切なさに会場は静かな感動に包まれていた。

公演が終わると、壇上には再び鈴木さんが登壇。講演の内容を振り返るスペシャルトークが行われることに。

演じ終わった後の感想を訊ねられると、岩城さんは「とても楽しかった」とはつらつとした笑顔で回答。公演中は観客との掛け合いがあったり、鈴木さんとの夢の共演もあったりと、前回にはなかった体験が多く行われ、とても新鮮な気持ちでルークを演じていたようだった。

またここで、夏の公演のメインビジュアルも公開。ビジュアルには高橋駿一さん演じるジェイドの姿もあり、会場からは大きな歓声が。高橋さんからのメッセージも公開され、夏の公演への期待が一層高まっていた。

今回初登場となる六神将のうち、特に注目を集めたディスト。その特別な移動方法を完璧に身につけるには一月以上の時間を要したと笠原さんがコメント。「体の一部になるまで練習した」と語る笠原さんの言葉通り、舞台ではバランスボードと一体となった卓越した演技を披露していた。

役作りで悩んだところを聞かれると、新井さんはアッシュの微妙な表情の演技に苦労したと語った。ルークと異なり、感情をあまり表に出さないアッシュの気持ちを再現するために、声の張り方などはもちろん、表情の作り方には特に注意していたようだ。

トークショーの最後には、夏の公演の新情報も発表。夏の公演には、新キャラクターとして少年期のアッシュが登場することが明らかに。藤島康介氏描き下ろしのキャラクタービジュアルも発表された。

新たな演出や新情報も発表され、大いに盛り上がった本日の公演。最後は主題歌である「カルマ」を会場全体で合唱。割れんばかりの拍手とともに、本公演の幕は降ろされた。

※画面は開発中のものです。

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