カプコンが2019年1月25日に発売予定の、PS4/Xbox One/PC向けサバイバルホラーゲーム「バイオハザード RE:2」。その最新バージョンを一足お先にプレイすることができた。今回はそのインプレッションをお届けしたいと思う。
全世界で500万本近くを販売し、シリーズの人気を決定づけた「バイオハザード2」。この「バイオハザード RE:2」は、そのオリジナル版を単にHDリマスター化したものとは異なり、新たに再構築して作り直された作品だ。
先月開催された日本最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2018(以下TGS)」にも出展されており、カプコンのブースで試遊も行われていた。なんでも関係者の話によると、一般公開日には両日とも朝10時には整理券がなくなってしまうほどの人気っぷりだったという。
このTGSでは、レオンまたはクレアのいずれかを選んで試遊することができた。今回筆者がプレイしたのは、そのTGSに出展されていたクレア編の続きに当たる部分だ。
強力なクリーチャーである「G」を倒し、シェリーという名の小さな女の子とともに行動することになったクレア。しかし、どこか様子がおかしい署長に連れ去られてしまう。何はともあれ、駐車場のキーを探し出し署長とシェリーの行方を追うといったシーンからゲームがスタートした。
一般的な操作体系が踏襲されており迷わずプレイできる
実はTGSでは試遊できなかったため、今回が初プレイだった筆者。まずは操作に慣れるために、TGS版のクレアパートを遊ばせてもらった。一通りプレイをして感じたことは、思いのほかキャラクターの操作がしやすいということだった。
今回の試遊で使用していた機種はPS4だったのだが、たとえばL3ボタン押し込みでダッシュができるなど、基本的な操作はPS4でよく使われるボタン配置になっていた。そうしたこともあり、ほとんど迷うことなくプレイすることができたというのも、理由のひとつに挙げられそうだ。
今作では、「バイオハザード7」に引き続きカプコンが開発したゲームエンジン「RE ENGINE」が採用されている。そのためもあってか、煙があたりに充満する感じや炎が出たときの演出など、グラフィック面の表現もかなり力が入っている印象だ。
元々薄暗い場所を探索するような作品だが、さらに暗い場所では自動で手に持った懐中電灯を照らしてくれる。これで暗闇を照らしながら探索していくのだが、まるで本当の肝試しをしているような感覚が味わえ、絶妙なスリルを演出してくれていた。
マップを確認しながら探索するのが楽しい
「バイオハザード」といえば、ゾンビを倒したり逃げたりする以外に、あらゆるところを探索して先に進んでいく謎解き要素がある。今回のプレイでは、駐車場から脱出するためのキーを見つけ出すというのがメインとなっていた。
シリーズを遊んできた人ならばおわかりの通り、これがなかなか、一筋縄ではいかない。とある場所を調べようとすると鍵が閉まっており、その扉にあった鍵を見つけ出していくという感じで、少しずつほぐれた糸をほどいていくような作業が必要となるのだ。
あたりを探索していると、ときおりマークのようなものが表示される。これらにはアイテムが落ちているなど、何かしらのアクションが行える場所を表している。
ちなみに、今回はマップがいつでも見ることができるようになっているのだが、これがなかなか便利でかなり助かった。たとえば扉の位置が確認できるほか、自分が今いるエリアは赤く表示されるなど、視覚的にもわかりやすくなっているのだ。
また、探索の途中で地図を入手すると、アイテムの場所なども表示されるようになる。すでに訪れた場所と、まだ行ってないエリアをいつでも確認しながらプレイできるのはありがたい。
新たなアイテムを入手したらまずは確認しよう
オリジナル版同様、今作ではタイプライターがある場所でゲームのセーブを行うことができる。たいていその近くに「アイテムBOX」があり、使わないアイテムを保管しておけるようになっていた。
これまた「バイオハザード」の特徴といえるのかもしれないが、とにかく持ち歩けるアイテムの数には限りがある。スペースに余裕がないと、肝心なときにアイテムが拾えないということもありうるのだ。ちなみに、マップ上のどこかでサイドパックを見つけることで、持ち歩けるアイテムの数を増やすことも可能である。
マップ上で入手できるアイテムには、弾丸やサイドウェポンのようにすぐに使えるようなものもあれば、組み合わせることで効果を発揮するものなどもある。
たとえば「レッドハーブ」はそれ単体では使用できないが、「ブルーハーブ」と組み合わせることで「調合したハーブ(赤+青)」というアイテムを作ることができる。こちらは解毒作用があるほか、使用後一定時間ダメージの軽減と防毒の効果を持つアイテムだ。
実際に使用してみると、画面の右下にあるアイコンが緑色になり時間経過とともにその量が減っていくのを確認することができるようになっていた。
また、入手できるアイテムの中には調べることで別の発見や効果があるものも存在する。たとえば、拾ったブリキ缶の中を開けてみるとカギが入っていたり、拾ったアイテムをひっくり返すことで何かのアクションが起こせたりするほか、鍵などが隠されているといったこともあるのだ。
このように、「バイオハザード」シリーズの慣例ともいえる仕掛けがあちらこちらに用意されているというのも、今作の魅力といえそうだ。
強力なクリーチャー「リッカー」が登場
TGS版のクレア編では「G」との戦闘がハイライトだったが、今回の試遊でも強力なクリーチャー「リッカー」が登場した。脳みそをむき出しにしたような異様な形態をしており、天井や床を這いつくばりながらプレイヤーに襲いかかってくる。それも1匹だけではなく複数登場し、これらに対処していく必要があるのだ。
リッカーはその特徴として視覚を持っておらず、その分聴覚が発達して音に敏感だ。閃光弾などは効果が無いため、無駄に動き回らずにじっくりと倒すといいだろう。幸いクレアはグレネードランチャーを使用することができるので、残弾の管理さえしていればリッカーを倒すことは難しくないはずだ。
ちなみにプレイヤーが使用する武器は、十字キーに割り当てられており、いつでも瞬時に切り替えることができる。サブウェポンにコンバットナイフを持っているときは、敵にかみつけられたときにL1キーを押すことで反撃することが可能だ。
このサブウェポンにはコンバットナイフのほか、手榴弾なども使用することができる。投げつけると無くなってしまう手榴弾はもちろん、コンバットナイフにも耐久性があり、ある程度使用すると壊れてしまう。
メインウェポンの残弾数や回復アイテムなども含めて、プレイヤー自身がしっかりと管理していく必要があるのだ。
ちなみにプレイヤーのコンディションは、FINE→CAUTION→DANGERというように、ダメージを負うごとに変化していく。ダメージを負うことで足を引きずるなど動作も変化するため、なるべく早めに回復しておくことを心がけたほうがいいだろう。
あっという間にプレイ時間が過ぎていくほど夢中になれる!
今回の試遊では、15分ほどのプレイ時間が想定されていたそうだが、あちこちじっくり見て回っていたこともあり、それよりも長くプレイしてしまった。しかし、そうした時間の概念を忘れてしまうほど夢中になり、終わった後は、「ああ~もっと遊びたい!できれば最初から」と、思わず声に出したほどだ。
なによりも「バイオハザード」らしさはまったく失われておらず、それでいて新しいゲームをプレイしているかのような感覚があった。今回は残念ながらレオン編はプレイできなかったが、そちらも含めて今から発売が待ち遠しい作品である。
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