マーベラスより本日1月16日に発売となるPS4用ソフト「神田川JET GIRLS」。その発売に併せて、本作のプロデューサーを務める高木謙一郎氏にメールインタビューを実施しました。
マーベラス×KADOKAWA×EGG FIRMがマルチメディアで展開するプロジェクト「神田川JET GIRLS」。ジェットレースに青春をかける、熱き少女たちを描いた新たな爆乳・爆走アクションエンタテインメントです。先日最終回を迎えたTVアニメも注目を集めていた「神田川JET GIRLS」ですが、アニメと同じくプロジェクトの大きな軸となるのが、1月16日にPS4向けに発売されるゲームです。
アクションレースでありながらも独自の要素を盛り込んだ“ガールズジェットバトル”の魅力については先行インプレッションでお伝えしたものの、実際に触った上で、新たに聞いてみたいことがいくつか出てきました。
そこで今回は、プロデューサーの高木謙一郎氏にメールインタビューの形式で、企画のコンセプトなどを含めて質問に回答いただきました。ゲームの全体像を感じてもらう上でもぜひチェックしてみてください!
高木謙一郎氏(写真は先行体験会取材時のもの) |
――企画の立ち上げと、ジェットレースという架空の競技など現在の世界観が出来上がるまでの経緯をお聞かせください。
2017年に企画書作成がスタートしました。その頃、武器で戦う美少女作品では無いオリジナルを作りたいと思ってまして、2020年には東京オリンピックがあるし、様々なスポーツが年々注目されていくであろうと仮定して、そこにピュアでストレートなスポ根作品が生まれるのは面白いんじゃないかと思いました。
ある日、プロレスを見る為に後楽園ホールに向かってると、途中の河川をジェットマシンで走ってる人がいたんですね。これは、面白いぞ、と閃きました。東京河川を疾走するジェットマシンは現実と非現実の狭間で魅力的な映像となり、部活動のような親近感も醸し出す不思議な作品になる!と思ったのです。
――8月1日の生放送に始まり、アニメと連動しての垂直立ち上げという印象がありますが、その狙いと実際の反響という点での手応えをお聞かせください。
世の中には既に面白い作品が溢れ返っていて、その中へ完全な新規作で飛び込むのはかなりチャレンジングな事でした。見てくれた人には作品の良さはバッチリ届いてると手応え感じてます。反面、まだまだ知られていない事実もあるので引き続き頑張らないといけない所もあります。ここまで応援してくれる人、否定的な人、色々なうねりの中で生まれてきた大切な作品です。いずれにせよ自分が面白いと思っているものを丁寧にひとつひとつ届け続けるしか無いかなと日々思ってます。凛やミサと同じく、とにかく走り出して、走り続けるしかない、と。
――対CPUよりも対プレイヤーでこそ面白くなりそうなゲームだなと感じたのですが、マルチプレイで遊んでもらうことは当初から意識していたのでしょうか?
はい。当初より、ちょっとケンカになってしまうくらい白熱できる対戦レースゲームを作るつもりでした。それはかなり実現出来ているので発売日から早くみんなと遊びたいなと思ってます。
――個人的には画面分割でのオフラインマルチプレイでも楽しめそうだなと思ったのですが、そうしたアイデア自体は開発中にあったのでしょうか?
私もかつてニンテンドー64などで友達とワイワイ4人対戦を画面分割で遊んでたので当然考えたんですけど、キャラクターやエフェクトなどをとにかく可愛く派手にするのを優先した結果、処理的に動かせなかったので今回は断念しました。
――キャラクターの設定やキャスティングに関して、今作ではペアというのが大きな要素になっていると思いますが、キャラクターやマシンデザインのコンセプトやテーマをお聞かせください。
まず各キャラクターにはイメージカラーを設定しました。そこから個性付けのキーワードを出しつつ名前、見た目や性格付けを行ってます。
やはり名前自体にも「色」を入れているように見た目含めてそこに拘ってキャラを作ってきました。色が混じりあったときに新たなドラマが生まれますので、パートナー同士も他のチームとでも素敵な色を出せるメインキャラ達になってるのではないでしょうか。
ちなみにパン姉妹だけは名前に色が入ってないんですけど、お気づきのようにパンツとパンティなので白でもカラフルでも縞々でも変幻自在のアイドルとして存在させてます。
キャラと共に重要なジェットマシンはデザインの麦谷興一さん、山本七式さんが非常に細かな設定と共に作ってくれています。当初、作品イメージだけを伝えて描いてもらったラフデザインがとにかくカッコよくて、デザインの方向性や変形機構など様々な所で神田川JGを特徴付けるマシンたちの「色」のアイデアを沢山もらいました。
――鳴子ハナハルさんのキャラクター原案を意識されたキャラクターモデルは見て感じられる通りですが、具体的にこだわったポイントはどこになりますか?
やはり柔らかさでしょうか。胸、髪、衣服等々の揺れや動きで鳴子キャラの魅力を再現する為に何度も何度も…リテイクを繰り返しました。
――おなじみのカスタマイズ要素に加え、4つのミニゲームを楽しめる「課外活動」が収録されています。ジェットレースとは異なる操作感のミニゲームを収録した理由はお聞かせください。
レースゲームって集中力を結構使うと思うので、箸休めになるようなゲームが必要だなって思ったのと、水着で洗車を何かしらで実現したかったんです(笑)。
――架空の近未来ということで、特徴的なコースの中にも慣れ親しんだ景観を感じられますが、従来の雰囲気を残す部分と大きく変化させる部分、そのバランスで意識した点はありますか?
実際の河川サイズでリアルに作ってしまうとマシンのスピード設定で逆算するとあっという間に吉祥寺から浅草を抜けてしますし、景観も地味なので、象徴的なランドマークをかなり大胆に脚色しつつ配置する事で全体の印象がそれっぽく感じられるように色々と工夫を凝らしてます。
――「神田川JET GIRLS」の今後の展望も含めて、ゲームを楽しみに待つファンの方々へメッセージをお願いします。
今作もちょっと変わった感じだけどしっかり面白いゲームになってます。キャラクター達も魅力的に産むことができましたので、アニメとゲームでおっぱいと同じく2つで1つですけど、どちらか片方だけでも良いので触れてみて下さい。よろしくお願いします!!