テンセントゲームズは、iOS/Android向けアプリ「絵巻・長恨歌」の配信を、7月23日より開始した。
「絵巻・長恨歌」とは
「絵巻・長恨歌」は、 中国古典文学の名作「長恨歌」を題材に、古典的な中国文学を現代的な芸術的解釈で表現しています。詩歌の革新と伝統文化の再現は、本作のハイライトのひとつです。中国水墨画を採用して、美しいアートワークを表現します。ゲームプレイでは、臨場感のある演出を実現して、中国のプレイヤーに高い評価を受けた注目作です。
そして、原文の解説と分析を加えながらも専門性と芸術性のバランスをとりながら、詩の意味をよりわかりやすく伝えることを目的としています。ゲームは「絵・再作」、「絵・創作」、「絵・探索」という3種類の謎解き手法を中心に、絵画や音楽などの現代芸術の形式を組み合わせて詩歌の意味を解釈して、玄宗と楊貴妃の悲恋エピソードを再現します。
最後に、ゲームの特徴のひとつとして「金石録システム」があります。詩歌と唐の文物の組み合わせで栄えていた当時を再現して、中国の伝統文化のユニークな魅力をご紹介します。
「長恨歌」とは
「長恨歌」(ちょうごんか)とは、白居易(はく きょい)が綴った、唐の玄宗皇帝と楊貴妃の史実に基づくラブロマンスの詩です。玄宗が楊貴妃を寵愛していた時代、国に反乱が起きて楊貴妃はその巻き添えで命を落としてしまいます。玄宗は悲しみに暮れて、やがて神仙世界に楊貴妃の魂を求めて使者を派遣します。楊貴妃の魂に謁見することは叶ったものの、ついに「反魂」には至りませんでした。ですが、玄宗と楊貴妃は永遠に愛を結ぶことを誓います――これが古典となった「比翼連理」です。
何百年もの間、長恨歌はさまざまな形で表現されてきました。元代の元曲の作家白樸氏の代表作「梧桐雨」、清の洪昇の制作にかかる中国の古典戯曲の傑作「長生殿」…多くの文人が書道、音楽、ダンスなどさまざまな形で「長恨歌」を表現してきました。そのため、長恨歌という古典詩歌は時代を超えて、その物語が引き継がれているのです。
日本と中国は長い文化交流の歴史があります。日本文学史上最高の傑作とされる「源氏物語」には、長恨歌の詩歌が引用されており、平安時代の貴族層の誰もが知る長恨歌のエピソードを、紫式部は平安王朝風に置き換えて、物語に取り入れました。さらに、長恨歌の作者である白居易は醍醐天皇からも好かれ、「平生愛する所、「白氏文集」七十巻是なり」という言葉を残しています。
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