9月30日より開催されている「東京ゲームショウ2021 オンライン」。本稿ではイザナギゲームズの「冤罪執行遊戯ユルキル」のプレイレポートと、プロデューサーの梅田慎介氏のインタビューをお届けする。
予想を上回る本気のシューティングパート!
「冤罪執行遊戯ユルキル」は冤罪で実刑を受けた人物が無実の罪を晴らすらめに証拠を集めて無実を主張するという作品。証拠探しはアドベンチャーで展開し、証拠を突きつけるパートはシューティングになっているという変わった内容になっている。
今回の試遊では、そのシューティングパートを試すことができた。
シューティングの難易度はEasyとNormal、Hellの3種類があったが、EasyをオススメされたのでEasyを選択した。
確かにEasyでプレイしても敵の弾幕は激しく撃墜されてしまうことも多かった。しかし、残機はEasyなら30、Normalなら20、Hellなら10と変化するため、STGが苦手な人もクリアすることが可能。ここは安心してもらいたいポイントだ。
操作は×ボタンと○ボタンでショット。×ボタンはは押しっぱなしでショットが続くが移動速度が遅くなるデメリットも。逆に○ボタンのショットは連打をする必要があるものの、ショット中でも移動速度が下がらないのという特徴を持つ。
システムとしては、敵を倒すと“マテリアル”という緑色のアイテムが出現。これを入手すると“アウトバーストゲージ”が増加し、このゲージが20%以上あると誘導弾の“アウトバーストショット”か広範囲攻撃の“アウトバーストボム”を使用できるという仕組みになっている
さらに、アウトバーストゲージが100%まで溜まった状態でボムを放つと、“EXボム”が使える。なんと、ボスでも一撃で倒せる強力なものになっている。20%まで溜めて“アウトバーストショット”“アウトバーストボム”を使うか、100%まで溜めて“EXボム”を使うか悩むことになりそうだ。
試遊して感じたのはシューティングパートが本気の作りということだこのパートはシューティングゲームを多数開発しているグレフということで、シューティングファンも満足できる内容になっているハズ。一方でeasyモードでプレイすればシューティングが苦手な人でもしっかりクリアできるバランスになっている。アドベンチャーゲームのファンも安心して手が出せるし、この作品でシューティングの魅力に気付くこともできそうだ。
プロデューサー・梅田慎介氏インタビュー
――今回、シューティングパートをプレイさせていただきましたが、予想以上に本格的で驚きました。
梅田氏:シューティングパートはグレフさんというシューティングパートを得意とするメーカーさんにお願いしています。そこはシューティングのファンも安心して欲しいポイントです。ただ、ゲームとしてはアドベンチャー部分がメインとなり、その最後の部分がシューティングパートとなります。
弾幕シューティングと聞いて、ストーリーを楽しみたい人が戸惑ってしまっているかもしれませんが、そこは安心して楽しめるようになっています。
――あくまでアドベンチャー部分がメインになると。
梅田氏:そうですね。たとえば最初の1章は3時間ぐらいのボリュームになりますが、そのうちの30分ぐらいがシューティングで残りがアドベンチャーになります。
――シューティングパートについてですが、今回はスコアアタックモードを試遊できましたが、こちらはアドベンチャーパートをクリアすると自由に遊ぶことが出来るのでしょうか?
梅田氏:そうです。たとえば1章をクリアすると1章に登場する機体とステージが解禁されます。ストーリーとは違う組み合わせでのスコアアタックも可能です。各機体がゲージを消費して使う技は全方位に弾を発射するものだったり分身を登場させるものだったりと、個性的なものになっています。
――オンラインランキングも実装されるのでしょうか?
梅田氏:はい。各プラットフォームごとのオンラインランキングを実装予定です。
――盛り上がったら、スコアアタックの大会を開いたりシューティング部分だけをアーケードで稼働したりといったこともできるかもしれませんね。
梅田氏:それが出来たら最高ですね(笑)。ただ、やっぱりアドベンチャーゲーム部分にも注目してほしいですね。原作とシナリオを「賭ケグルイ」などで知られる河本ほむらさんにお願いしており、とてもおもしろいものに仕上がっています。アドベンチャーから入ってシューティングの良さに気付いてもらえるのがいちばんうれしいですね。
――ストーリーはどのようなところが魅力になっているのでしょうか?
梅田氏:“冤罪執行遊戯”という名前通りダークなストーリーですす。冤罪で捕まっている犯罪者(囚人)とその被害者(執行人)がコンビとなり、閉じ込められたテーマパークのアトラクションに挑むという内容になっています。1位になった囚人は無罪、執行人は望んだものが手に入るというルールで、各チームごとのせめぎ合い、そして黒幕である運営とのせめぎ合いが見どころとなっています。
――最後に本作の発売を楽しみにしているアドベンチャ―ゲームファンとシューティングファンにひとことお願いします。
梅田氏:アドベンチャーゲームやストーリーが好きな人には、しっかり最後まで遊べるような設計をしているので安心してもらいたいです。また、アドベンチャーパートの結果によってシューティング部分が有利になるシステムになっているので、そこも楽しみにしてください。
シューティングパートに関してはグレフさんなので安心してください。徹底的に作り込んでいただいているので、弾幕シューティングファンも満足できる内容になっています。難易度のHellはシューティングファンでもクリアするのが難しいと思うので、ぜひ挑戦してみてください!
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