3月11日、「シャインポスト」のライブイベント「シャインポスト TINGS LIVE JOURNEY ep.02 “Re-Live” with HY:RAIN & HOTARU」が中野サンプラザホールにて行われた。ここでは昼公演の模様をお届けする。
出演者(敬称略)
TINGS
鈴代紗弓(青天国春役)
蟹沢萌子(玉城杏夏役)
夏吉ゆうこ(聖舞理王役)
長谷川里桃(祇園寺雪音役)
中川梨花(伊藤紅葉役)
HY:RAIN
芹澤 優(黒金 蓮役)
高瀬くるみ(唐林青葉役)
久保田未夢(唐林絃葉役)
高柳知葉(氷海菜花役)
香里有佐(苗川 柔役)
大橋彩香(螢役)
「シャインポスト」は、小説・ライブ・アニメ・ゲームのメディアミックスアイドルプロジェクト。2022年にはTVアニメ「シャインポスト」が放送され、今後はアプリゲームシャインポスト Be Your アイドル!」のリリースが控えている。
本公演はマスク着用の上での声出しOKとなっており、開演前の雰囲気からも観客が声援を届けることを待ち望んでいるような空気感が感じられた。開演前の注意事項をHY:RAINが軽妙に届けると、まずはバックダンサーを伴い螢役の大橋彩香さんが「Sweet Surrender」を披露。アニメ1話の挿入歌となっている同楽曲だが、そのシーンを彷彿とさせるようなパフォーマンスで、サビ部分のポーズも決まっていた。
冒頭から大きな盛り上がりを見せる中、そこからキービジュアルそのままのシルエットとともにステージ上に登場したTINGS。TVアニメ「シャインポスト」のOPである「ワンダー・スターター」を届ける。アニメの映像を見事に再現した1番はもちろんのこと、歌詞を反映するかのような2番以降のパフォーマンスも、グッとくる仕上がりとなっていた。
続いて披露されたのは「TOKYO WATASHI COLLECTION」。キュートな楽曲に合わせた振り付けや、5人だからこそ縦横無尽なフォーメーションが目を惹く。スカートの翻りも躍動感を演出していた。
会場から大きな歓声が沸き起こる中、ここでTINGSのメンバーが挨拶。おなじみのおちゃめなジョークの掛け合いなども楽しみつつ、ここからはアニメとリンクするかたちで蟹沢さんがセンターの「一歩前ノセカイ」、夏吉さんがセンターの「Yellow Rose」を続けて披露した。
「一歩前ノセカイ」ではサビ部分でのキャッチーな振り付けや一歩の踏み出しを感じさせるパフォーマンスの数々を届け、「Yellow Rose」ではTVアニメの1シーンを映し出した上で、スタンドマイクを伴って夏吉さんが壮大に歌い上げる。センターのメンバーのパフォーマンスはもちろんのこと、リアルのライブだからこその周りの4人の存在が一際感じられるステージとなった。
その歌の余韻も冷めやらぬまま、再びステージ上には大橋さんが登場。こちらもバラードソングの「前奏曲」を届ける。しっとりとした、それでいて情感たっぷりの歌声はさることながら、その立ち振る舞いはまさにトップアイドルとしての存在感を示していた。
ここで一休みということで、出演者全員でTVアニメを振り返るトークが展開。TINGSとHY:RAINの10人それぞれが選んだ“シャインポストなシーン”を昼夜で5人ずつ発表、それを螢役の大橋さんが判定することに。香里さんは3人がチケットを手売りするシーン、夏吉さんは紅葉をアイスで説得しようとするシーン、蟹沢さんが9話の春と4人が向き合うシーン、芹澤さんはSpringパーカーを着た蓮が春と対面するシーン、久保田さんはまたしても春のところに訪れる蓮をHY:RAINのメンバーが迎えに行くシーンをチョイス。結果として芹澤さんのみ“切腹”となったが、いずれも印象に残る場面となっていた。
現在制作中のゲームについて収録が順調に進んでいることなどにも触れつつ、ライブはいよいよ後半戦へ。再びTINGSのパフォーマンスのターンとなり、雪音と紅葉の“ゆきもじ”の2人を中心にパフォーマンスを届けた「Snow Leaves」、ステージを幅広く使ってパワフルに動き回った「Life goes on!」を続けて披露する。さらに、春の心情を反映したような歌詞が印象的な「春風に乗って」を爽やかに歌い上げた。
ここからはHY:RAINのターンに。登場からカッコいいダンスを届けると、そのままの流れで披露した「Rain of BulletsXX」は、クールでキレッキレなダンスパフォーマンスで圧倒する。現在はリリックビデオが公開されているが、3月29日にサブスク解禁されるということなので、期待しておこう。
続く「Misty=Missing You」は、ピアノの音色が響くジャズテイストのメロディーに乗せて、挑発的な歌声とパフォーマンスでステージのボルテージを上げていく。そして最後に届けられたのは、TVアニメでも披露された「GYB!!」。MV映像をバックに、“Get you back”のフレーズに合わせた振り付けなど、カッコよくもキャッチーに魅せてくれた。
ここでTINGSの5人がそれぞれに異なる帽子が印象的な、アニメ最終話で披露した衣装で登場し、「Be Your Light!!」を歌い上げる。見どころたっぷりのステージの最後を5人で形作る星によって締めくくると、「On Your Mark!!」での息の合ったパフォーマンスの最中には、ステージ上にハートマークの形をした紙が舞い落ちていた。
アンコールでは、TINGSの5人がライブのTシャツ姿で登場。5人のキャラクター性が存分に感じられるライブで映えるナンバー「Be Happy Time!!」を歌い上げる。観客の声援が届くからこその、掛け合いが楽しい楽曲となっていた。
そしてTVアニメのEDテーマである「パレットガールズ」では、円陣パフォーマンスの「猪突猛進」「獅子奮迅」「豪華絢爛」「威風堂々」「日進月歩」「全身全霊 TINGS!」とともに、最後まで息の合った5人のダンスパフォーマンス、そして何より楽しそうな5人の表情が記憶に残るステージとなっていた。
ここでステージ上に出演者が勢ぞろい。今回のライブに合わせて用意されたアンサービジュアルを再現するような、ステージ上からの記念撮影が行われた。
そして最後に全員の歌唱によって届けられたのは、ゲーム「シャインポスト Be Your アイドル!」のテーマ曲である「LOOK AT ME!!」。楽曲の歌詞にもある通り、アイドルたちを見つめるマネージャーやファンたちの目線を感じられる、メッセージ性の強い楽曲となっていた。
終演後には螢、蓮、春による影ナレも楽しめた今回の公演。ゲームのリリースももちろんだが、今後の各ユニットの活躍も楽しみになるステージだった。
セットリスト
M1. Sweet Surrender
M2. ワンダー・スターター
M3. TOKYO WATASHI COLLECTION
M4. 一歩前ノセカイ
M5. Yellow Rose
M6. 前奏曲
M7. Snow Leaves
M8. Life goes on!
M9. 春風に乗って
M10. Rain of BulletsXX
M11. Misty=Missing You
M12. GYB!!
M13. Be Your Light!!
M14. On Your Mark!!
EN1. Be Happy Time!!
EN2. パレットガールズ
EN3. LOOK AT ME!!
(C)Konami Digital Entertainment,Straight Edge Inc./シャインポスト製作委員会
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