日本ファルコムより2023年4月27日にNintendo Switch用ソフトとして発売された「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」。これを記念して行われた、国内ゲームメディア対抗戦のレポートをお届けする。
「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」は、2005年に発売された「イース -フェルガナの誓い-」のリマスター&新要素追加版。もともとがシリーズ3作目「WANDERERS FROM Ys」のリメイクでもあり、シリーズ屈指の名作とも名高いアクションRPGだ。
今回のイベントでは、メディア同士で1対1のトーナメント戦を決行。本作のボス戦タイムアタックモードをプレイし、先にボスを撃破できたメディア(倒せなかった場合、制限時間内により多くボスのHPを削ったメディア)が勝利となり、次の試合に進めるというルールのもと、熱い戦いがくり広げられた。
かくいう筆者も、この対抗戦の参加者のひとり。「イース」シリーズは「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」からプレイを始めた新参者。この話が来るまで「フェルガナの誓い」はプレイしたことがなかったのだが、自分なりにGamer代表として、メディアに泥を塗らないフェアプレーの精神での戦いを心掛けたつもりだ。結果については……この記事を読み進めるか、イベントのYouTube配信で確認してほしい。
対抗戦終了後には、2023年発売予定のシリーズ最新作「イースX -NORDICS-」の最新情報も公開。本稿ではこちらもあわせて紹介するので、あわせてチェックしていただければ幸いだ。
メディア対抗戦は経験の差が如実に出るも、初心者にもドラマがある熱い戦いに!
厳正な抽選により決まった、メディア対抗戦のトーナメント表は以下のとおり。そう、実は参加メディアの数が奇数だったためか、日本ファルコム社長・近藤季洋氏もトーナメントに参戦することになっていたのだ。
・第1試合 INSIDE J選手 VS 電ファミニコゲーマー 川野優希選手
・第2試合 電撃オンライン ゴロー2000才選手 VS ファミ通 大野英士選手
・第3試合 アスキー ジサトラハッチ選手 VS Gamer 小林白菜選手(筆者)
・第4試合 電撃Nintendo 染谷広人選手 VS 日本ファルコム 近藤季洋社長
第1試合でINSIDEのJ選手と電ファミニコゲーマーの川野選手が挑んだボスはギルディアス。アクションスキルに長けたJ選手が、危なげなく川野選手に勝利。川野選手も「イース」シリーズ初心者ということで、勝手に親近感を感じるプレイだった。
第2試合で戦うことになったボスはギャルバ。電撃オンラインのゴロー2000才選手は試合前のコメントでゲームモードを“2倍速”にして戦うことを宣言。しかし、これがギャルバには非常に相性が悪かった模様。堅実にHPを削っていったファミ通の大野選手が勝利を収めた。
第3試合はついに筆者の出番。戦うボスはジルデューロス。正面から攻撃を仕掛けてもまったくダメージが通らなかったため、目立つ色をした尻尾(?)を狙ってみたところ、これが効果てきめん。アーツの相性などは分からなかったため、最後には倒されてしまったが、なんとかアスキーのジサトラハッチ選手よりもHPを削ることができ、準決勝への進出が決定した。
第4試合はエルフェール戦。電撃Nintendoの染谷選手が卓越した技術で日本ファルコムの近藤社長を下す波乱の展開となり、トーナメントは準決勝に。
準決勝第1試合はチェスター=ストダート戦。ここでも研究の成果が感じられるバトル展開で、INSIDEのJ選手が勝利。第2試合では電撃Nintendoの染谷選手が目にも留まらぬスピードでデュラーンを圧倒。筆者はここで敗退となった。
決勝戦はINSIDEのJ選手と電撃Nintendoの染谷選手が、ラスボスのガルバランに挑戦。非常にハイレベルな戦いが続いたが、最終的には染谷選手が勝利を収めた。
勝敗にはプレイヤー間の経験値の差が大きく出たものの、筆者のような初心者でも楽しくプレイし、試合を満喫できたのは、操作自体はシンプルかつ爽快感があり、それでいて奥が深い本作だからこそだろう。
いち参加者として、「イース」シリーズならではの見どころが多い、良い催しだったのではないかと思う。
お待ちかね!「イースX -NORDICS-」最新情報
メディア対抗戦が終わると、シリーズファンお待ちかね、「イースX -NORDICS-」の最新情報が公開された。
まずは物語冒頭のシーンを解禁(音声は無し)。今回のアドルは17歳ということだが、ならばもちろん、相棒であるドギも若い。また、映像後半で出てくる髭をたくわえたおじさんは、「イースII」に登場した“フレア先生”とのこと。彼らの会話がどんな流れで交わされたものなのか、気になるところだ。
本作の新要素である「マナアクション」についても、プレイ映像を交えて紹介。
「マナライド」は、ボードを使って地面や水上をすべるように高速移動する能力。高速移動したまま敵に突っ込んで、ダメージを与えることもできる。“風の道”と呼ばれる青いラインの上も移動できるということで、こちらも地面や水の上とはまた異なる浮遊感、爽快感が味わえそうだ。
「マナストリングス」は、マナでできた糸のようなものをくり出す能力。ものを引っ張って仕掛けを起動したり、ぶら下がって大きく跳躍したり、敵に使えば一気に距離を詰めて攻撃できるという。「マナライド」とあわせて、過去作以上にスピーディーで縦横無尽なアクションが楽しめそうだ。
船を操作しての冒険も、プレイ映像を公開。本作ではプレイヤー自身の手で新しい島を発見し、上陸するといった能動的な探索ができるとのこと。メインストーリーでは上陸する必要がない島も用意されているとのことで、自由度が高そうだ。
砲撃による敵の船との戦闘もあり、アドル自身が敵の船に乗り移って戦うといったシチュエーションも用意されているのだとか。壮大なゲームプレイを期待できそうで、ワクワクする。
最後に、ボス戦でくり出せる特殊な演出を伴う攻撃「ハイライトアタック」を情報解禁。映像では、条件が揃ったときに画面上に表示されたボタンを押すと、プレイヤーキャラクターであるアドルとカージャが連携攻撃をキメる、ド派手な演出が描かれた。この演出はボスごとに異なるものが用意されているとのことで、毎回のボス戦の楽しみのひとつになりそうだ。
さらなる進化を遂げたアクションが楽しめそうな「イースX -NORDICS-」。プレイできるその日を、楽しみに待ちたい。
Switch「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」ゲームソフト&非売品クリアファイルをGamer読者にプレゼント!
「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」メディア対抗戦の開催を記念して、「イース・メモワール -フェルガナの誓い-」のゲームソフトおよび非売品クリアファイルをGamer読者にプレゼント! 下記フォームに必要事項を記入の上、ご応募ください。