千葉・幕張メッセにて9月21日~24日にかけて開催された「東京ゲームショウ2023」。KONAMIブースにて行われた「ラジルギ2」スペシャルステージの模様をお届けする。

2023年12月7日に発売予定の「ラジルギ2」。ステージには、司会を務めるタレントのでか美ちゃんさん、RS34社長 開発担当の増渕氏、BEEPのプロデューサー 丸山氏、作曲担当の永田氏、守草シズル役の藤田侑花さん、椎名ムフウ役のるなっち☆ほしさん、相田タダヨ役の若杉玲花さん、ナレーションと相山タダヨ&相塚タダヨを担当した堀川かえでさんが登壇。本作の制作秘話やアフレコの裏話、声優オーディションなど、ここでしか聞けない話題が届けられた。

まずは司会のでか美ちゃんさん、増渕氏、丸山氏、永田氏が登壇し、「ラジルギ2」とはどういうゲームなのかを説明した。

増渕氏 丸山氏
永田氏 でか美ちゃんさん

当日のプレゼン資料は増渕氏が作ったようで、かなり気合いが入った様子を見せた。「ラジルギ2」は縦スクロールシューティングゲームで、シューティング要素だけでなく、ソードで近くの敵を攻撃できるのが特徴。さらに、本作は2スティック操作が可能となっており、画面下の自機とカーソルを別々に動かすことができるようだ。

本作は増渕氏が開発したゲームの中で「最もボイスが多い作品」とのことで、ボイスを担当した声優陣がムービーとともに発表された。

藤田さん、るなっち☆ほしさん、若杉さんは担当キャラクターのコスプレをして登場。完成度の高いコスプレを披露し、自己紹介を行った。

守草シズル役 藤田侑花さん 椎名ムフウ役 るなっち☆ほしさん
相田タダヨ役 若杉玲花さん ナレーション 相山タダヨ&相塚タダヨ役 堀川かえでさん

ステージに登壇者が揃ったところで、でか美ちゃんさんから「ラジルギ」について聞かれると、増渕氏は「ラジルギは非常に幸福な子なんです」と回答。「コアメンバーは変わらずに18年間作り続けることができたからです」と理由も語った。

さらに、会社がなくなるなどいろいろなことがあったと話す増渕氏。そんなことがあってもなお、「ラジルギ」を作る熱意だけは絶やさなかったと熱く語ってくれた。

次に、「ラジルギ」シリーズの紹介を若杉さん、藤田さん、堀川さん、るなっち☆ほしさんが行い、各シリーズの思い出(秘話)を増渕氏や丸山氏とともに語った。

でか美ちゃんさんから「ラジルギ2」を制作する経緯やパッケージ詳細の話を振られると、突如声優陣による朗読劇が展開されることに。増渕氏と永田氏が新作の「ラジルギ」を作りたいこと、BEEPさんが「ラジルギ」を好きだったことなど、制作するまでに至った経緯が明かされた。

ここで「ラジルギ」シリーズの重要な要素を担っている楽曲についても紹介。永田氏は「『ラジルギ』シリーズの音楽は通してコンセプトがあり、ハウスミュージックでありつつもキャッチーで、人の声や効果音を細かく切り刻んで組み立てたような、フリックハウスと呼ばれるジャンルの影響を受けている」と語った。

本作の楽曲も実際に流しながら、過去作になぞらえて作ったことや自機を切り替えることでチップチューンの楽曲も楽しめることを話した。

でか美ちゃんさんから「音楽の方向性はどうやって決めているのか?」と聞かれると、永田氏は「ノリですね」と回答。当時はもう1人の相方の人と制作し、その当時流行っている音楽を取り入れたそうだ。

「ラジルギ2」の紹介に戻り、2つの自機「ムラサメ」と「小次郎」にどういった違いがあるのかでか美ちゃんさんが質問すると、増渕氏は「ムラサメは新しいシューティングのコンセプトで作った2つのスティックで操作する機体だ」と説明。2つのスティックで操作するのは難しいのでは?と思っていたが、「イルベロスウォンプ」で実装したところ一般人でも動かすことができると分かったため、実装に踏み切ったという。

逆に「小次郎」は、シンプルでオーソドックスな操作性を重視した機体とのこと。でか美ちゃんさんがどちらの機体が好きかステージ上の皆さんに聞くと、ちょうど半分に分かれるという結果に。「小次郎のBGMが好き」、「初心者でも使いやすい」、「2つのスティックで操作するのにやり応えがある」、「敵を倒したSEが気持ちいい」などの理由が語られた。

特典版の話題になると、丸山氏はここでしか手に入らないぶっ飛んだものを作ろうと話し「ごじゃるボタン」を制作。実物がステージにあるということで、実演してくれた。なぜか椎名ムフウの声ばかり流れたが、「ラジルギ」シリーズのSEなども収録されているようで、ファンにはたまらないグッズだという。

ほかにも、「ラジルギ2」の世界を散りばめたフルカラーのアートブックや、永田氏のここでしか聞けない楽曲を5曲収録したCDも付いてくる模様。

続いて、声優陣が各キャラクターの説明、「ラジルギ2」のイントロダクションを読み上げ、モニターには何年も前に書いたコンセプトイメージが映されていた。

次は、声優オーディションの話を聞いていくことに。丸山氏によると、声優オーディションにはのべ200人ほどの応募があったそうで、全員のサンプルなどを聞いて今回の4人が選ばれたとのこと。

特に若杉さんは、オーディションに来た時の雰囲気を含めて相田タダヨだったらしく、満場一致で決まったと話した。ほかのキャラクターに関しても、キャリアではなくキャラクターに声が合っているのかを一番に重視したそう。

アフレコの話になると、丸山氏は「何人か手が震えていました」と裏話を披露。しかし、始まってみるとノビノビと演じていたようで、リテイクが少なかったと語った。逆に藤田さんは、リテイクが少なくて不安だったとも話していた。

質問コーナーでは、でか美ちゃんさんが「のどのケアはどうしているのか?」と質問。堀川さんは「痛くなりそうなときに、漢方薬を飲むようにしています」と回答した。もともとのどが強く、そこまでケアしていないとのことで、でか美ちゃんさんはすごく羨ましそうにしていた。

増渕氏からの「どのくらいシューティングゲームが好きですか?」という質問には、堀川さんが「昔PCで流行っていた弾幕のシューティングゲームはやったことがあります」と答えた。

プレゼントコーナーとしてラジルギクイズが開催。ステージ観覧者がクイズに正解すると、ここでしか手に入らないオリジナル色紙がもらえるとのことだ。全部で4問出題され、中には難しい問題もあったが、見事全問正解で終了となった。

登壇者から一言ずつメッセージをいただいて、ステージは終了。ここでしか聞けないような話がたっぷりと聞けたステージだった。

※画面は開発中のものです。

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