マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランド「G TUNE」のリブランドおよび新製品の発表会を、e-sports SQUAREで1月31日に実施した。
本発表会では、マウスコンピューター 代表取締役社長 軣秀樹氏、マーケティング本部 製品部 部長 小林俊一氏、マーケティング本部 製品部 プロダクトマネージャー 林田奈美氏、販売促進室 桑園 勉氏が登壇。
ゲストには、NVIDIA 日本代表兼米国本社副社長 大崎真孝氏、DetonatioN 代表取締役社長 梅崎伸幸氏、XENOZ 代表取締役社長 友利洋一氏、CELLORB 代表取締役社長 鈴木文雄氏が登場し、リブランドに対する祝辞やG TUNEとの今後の展望などを述べた。

最初に、軣氏がG TUNEの現状を説明。近年のゲーミングPC市場の広がりによって、同社の業績が年々成長していることに言及した。製品の出荷台数に関しては、2015年から継続的に成長、2024年度に関しては、昨年比で130%と過去最高の出荷台数が予想されるそう。


PCゲームの注目が高まる近年のゲーミングシーンは、eスポーツや動画プラットフォームを活用した実況配信が普及するなど、誰もがプロフェッショナルになれる時代が到来しているとの見方を示す。
そうしたゲーミングシーンの変化に対応し、なおかつ変わり続ける時代の中で、ゲーミングPCを使用するユーザーに満足できる製品を届けるという役目を果たすため、今回のリブランドに踏み切ったという。


リブランドをする上で、「ゲーミングシーンを盛り上げる全てのプロフェッショナルを応援する」ことがG TUNEが目指すべきビジョンとし、「最新のゲーミング体験を実現するスペック」「プロフェッショナルに応えるハードウェア」「ゲームを愛する全ての人を応援する」と、3つのミッションを実現したいと語った。

また、リニューアルされた新たなロゴと、「ゲーミングシーンを共に、前に。」というタグラインも公開。従来のロゴにあったシャープなフォルムを引き継ぎつつも、右上がりのカットがさらなる成長と上昇を象徴し、高性能モデルにふさわしい力強さと品格を表現しているという。
ロゴは複数のバリエーションを用意し、今後の新製品はもちろん、マウスやキーボードといった周辺機器にもこれらのロゴを用いるとのことだ。



新製品のお披露目に続き、林田氏と小林氏によるスペックの解説が行われた。今回発表されたモデルは、販売が解禁されたばかりのNVIDIA GeForce RTX 5080を搭載した最新モデルが含まれ、CPUのAMD Ryzen 7 9800X3Dを搭載した「G TUNE FG-A7G80」、インテルのCPU Core Ultra 9 285K搭載の「G TUNE FZ-I9G80」をはじめとした6モデルがラインアップ




・G TUNE FG-A7A7X
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fga7a7xg6bfcw101dec
・G TUNE FG-A7A8X
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fga7a8xg6bfcw102dec
・G TUNE FG-A7G80
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fga7g80g6bfdw101dec
・G TUNE FZ-I7A8X
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi7a8xg8bfcw101dec
・G TUNE FZ-I7G80
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi7g80g8bfdw101dec
・G TUNE FZ-I9G80
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi9g80g8bfdw101dec
ほかにも新型グラフィックボードの登場に合わせてモデルの拡充が行われるほか、NVIDIA GeForce RTX 5090を搭載したモデルも開発中とのことだ。
さらに、今回のリニューアルにより、フルタワーモデルのケースデザインが一新。必要なハードウェアスペックを実現するための基本要件はもちろん、製品を使用するユーザーのニーズに応えるためにデザインの刷新が行われた。


ケースのデザインに関しては、普遍的なデザインや素材の持つ力強さをかけ合わせることで、ゲームプレイを任せることができる信頼感を表現。ほかにも、グレーを基調とした本体カラーや、ガラスやスチールなど異なる素材を使うことでデザインにアクセントを与え、飽きのこない洗練されたデザインとなっていると語った。


ライティングはブランドカラーであるレッドで統一。フロントのブランドロゴやケースの内部が光るようになっているほか、電源をいれると徐々に明るくなるといった、PCを起動した際の高揚感が演出されている。もちろんライトのオンオフや明るさの調整も可能だ。



冷却機能に関しては、最大で7個の空冷ファンと2基の水冷ラジエターが配置でき、これによりハイパフォーマンスなCPUやGPUに必要な冷却機能を提供できるという。


ガラスサイドパネルにはG TUNEのロゴがあしらわれているほか、パネル本体はツールを使わずに取り外しができるようになっているため、内部のアクセスも用意。通気口に関しては、水洗いが可能なダストフィルターが搭載され、メンテナンスがしやすい作りになっている。

ケース側面にはヘッドセットスタンドが付属していて、スライドを引き出すことで使用可能だ。


トップパネルはフラットなつくりとなっていて、各種USBやオーディオ端子が集中的に配置されているため、机の下に配置しても使いやすい設計だ。また、端子を使わない場合はスライドカバーを使うことでホコリの付着を防ぐことができる。


そのほか、大型のフットスタンドや、フロント部分のスリットに光学ドライブを内蔵することができるようになっている。


また、本製品の販促施策について、桑園氏より解説が行われた。ミッションの1つである「ゲームを愛するすべての人を応援する」ということを踏まえ、現在はeスポーツシーンに着目しているとの見方を示した。具体的な事例としては、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP」の2022年シーズンから協賛を行っていることが挙げられた。
縮小していたeスポーツチームのスポンサーについては、昨年から強化をはじめ現在は5つのチームとスポンサーを締結していることを説明。スポンサーのチームにはハードウェアの供給を行っており、第一線で戦い続けるチームへの支援も大事なミッションだと考えていると語った。



最後には、今回の新製品の発売を記念して、合計100セット限定のセットモデルを販売されることが告知された。

・G TUNE FG-A7G80(RTX 5080 搭載セットモデル)
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fga7g80g6bfdw101decal/
・G TUNE FZ-I7G80(RTX 5080 搭載セットモデル)
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi7g80g8bfdw101decal/
・G TUNE FZ-I9G80(RTX 5080 搭載セットモデル)
https://www.mouse-jp.co.jp/store/g/ggtune-fzi9g80g8bfdw101decal/
今年でブランド誕生21年を迎えるG TUNEは、今回のリブランドを通してさらにゲーミング市場を盛り上げていきたいとのこと。日々移り変わるゲームシーンにおいて、ゲーミングPCブランドがどのような取り組みを行っていくのか、今後も注目していきたい。

G TUNEリブランディング特設ページ
https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/gtune/statement.aspx
G TUNE新型タワーケース特設ページ
https://www.mouse-jp.co.jp/store/r/ra3020111
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