千葉・幕張メッセにて9月25日から28日に開催の「東京ゲームショウ2025」。Battlestate Gamesブースにて「Escape from Tarkov」のプレファイナルビルドを体験できた。

タルコフからの脱出を目指す最終章
「Escape from Tarkov」は、Battlestate Gamesが開発を手掛ける脱出シューター。紛争によって荒れ果てた架空の都市 タルコフ市を舞台に、アイテム収集やタスクの遂行、AI兵士や敵プレイヤーとの手に汗握る戦闘など、リアリティあふれる体験を味わえるハードコアFPSゲームだ。
本作は2017年から早期アクセスを開始し、約8年の歳月を経て2025年11月15日に正式リリースを予定している。
試遊体験の前には、本作の開発陣によるプレファイナルビルドの概要説明が行われた。今回の試遊で体験できるのは「Escape from Tarkov」の最終ミッションとも言える内容となっているそうで、新マップ「ターミナル」でのレイドを体験できた。
このステージは「Escape from Tarkov」における究極のクエストだといい、タイトル通りタルコフからの脱出を描いた内容だという。
なお、プレファイナルビルドに関しては録画および撮影が禁止となっていたので、文章でのレポートとなる。

ゲームを開始するとカットシーンが再生される。これまで本作にはゲーム内カットシーンというものが存在しなかったので、ストーリー面には相当力を入れているように感じた
装備に関しては、カットシーン内で装備を没収されてしまうため、レイド開始時は丸腰の状態で始まる。スタート地点では回復アイテムを回収し、道中にある武器庫などで装備を調達して脱出するという流れになっていた。
マップ構成に関してはリニアな作りになっているものの、複数のルートが存在していたので、ある程度は好きなところから脱出エリアまで進めるようだ。
道中には複数の味方NPCがいるものの、それを上回るScav(敵)が襲いかかってくるため、一瞬たりとも油断はできない。ちなみに筆者は4回ほど挑戦したが、一度も脱出することができなかった。
世界観を完全再現したエリア
「Escape from Tarkov」が体験できるBattlestate Gamesブースは、ゲームの世界観を完全に再現したような雰囲気が魅力的だ。入口にはゲームに登場するPMCであるUSECとBEARの格好をしたコスプレイヤーが構え、ブース内はゲーム内にボスとして登場するTagillaやKABAN、Zryachiyなど再現度の高すぎるコスプレイヤーの姿も。ちなみにコスプレイヤーの中には開発者も紛れているそうだ。



ブース内にはDJスペースや実際に筋トレができるジムをはじめ、数々のアクティビティが用意されている。試遊に関しては同作の派生作品である「Escape from Tarkov: Arena」のコーナーが多く設置されていた。

さらにホール9 9-W18では、「Escape from Tarkov」のグッズが販売されている。グッズコーナーの外観はゲーム内に登場するラボを模したものとなっており、スタッフの服装も白衣となっているなど、細かな世界観の作り込みを楽しむことができる。

販売されているグッズは話題にもなったKABANの抱き枕カバーをはじめ、USECとBEARのTシャツといったアパレルや、ゲーム内に登場する缶詰やアイテムなどを再現したアイテムなど、多種にわたって展開している。
筆者が訪れた際は完売している商品も多かったが、ゲームと同じくTGS期間中は毎日在庫がワイプ(リセット)されるそうなので、欲しい人はぜひ諦めずにブースに足を運んでみてほしい。

グッズブースの担当者にイチオシの品を伺ったところ、数ある中でもスカジャンをピックアップしていた。本製品は浮世絵風のイラストを手掛けることで有名な絵師 KOJIMAN氏と刺繍ブランドのSHISHUMANIAによるコラボスカジャンとなっており、ぜひデザインに注目してほしいと語っていた。

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正式リリースを目前に控え、さらなる盛り上がりを見せる「Escape from Tarkov」。力の入ったブースやそこに訪れる熱狂的なファンなど、本作の持つ熱量をこれまで以上に感じることができた。会場に足を運んだ際は、ぜひブースに立ち寄ってこの熱気を体感してほしい。

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