「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にお気に入りは桑山千雪なライターが見た“魅惑的な大人のアルストロメリアの姿”

ライブ・リアルイベント
0コメント さとうかずや

バンダイナムコエンターテインメントは4月25日・26日、Kアリーナ横浜にて「アイドルマスター シャイニーカラーズ(以下、シャニマス)」のライブイベント「THE IDOLM@STER SHINY COLORS ∞th LIVE iと夢」を開催。ここでは、4月25日に行われたDAY1公演の模様をお届け。

アイドルとキャストが次元を超えたような共演や、意味深な演出を盛り込んだ内容となっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

本公演は「シャニマス」8周年を記念した、ナンバリングの8thライブとして開催されたもの。283(ツバサ)プロダクションに所属する8ユニットのアイドルを演じるキャスト陣がパフォーマンスを行った。

前述のように8thライブという位置づけであるなか、公演名として「∞th」と、8の文字を横にして“無限大”のように見えるようにしたり、タイトルロゴにも英文で書かれた文章が一部黒塗りされていたり、キービジュアルも含めて、どこか意味深な内容も示唆するもの。そして公演が始まると、ライブを通じて何か伝えたいメッセージがあること、それを考えさせる演出も盛り込まれた内容となっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

DAY1出演者(敬称略)

イルミネーションスターズ
関根 瞳(櫻木 真乃役)
近藤 玲奈(風野 灯織役)
峯田 茉優(八宮 めぐる役)

アンティーカ
礒部 花凜(月岡 恋鐘役)
菅沼 千紗(田中 摩美々役)
八巻 アンナ(白瀬 咲耶役)
希水 しお(三峰 結華役)
結名 美月(幽谷 霧子役)

放課後クライマックスガールズ
河野 ひより(小宮 果穂役)
永井 真里子(西城 樹里役)
丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)
涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)

アルストロメリア
黒木 ほの香(大崎 甘奈役)
前川 涼子(大崎 甜花役)
芝崎 典子(桑山 千雪役)

ストレイライト
田中 有紀(芹沢 あさひ役)
北原 沙弥香(和泉 愛依役)
幸村 恵理(黛 冬優子役)

ノクチル
和久井 優(浅倉 透役)
土屋 李央(樋口 円香役)
田嶌 紗蘭(福丸 小糸役)
岡咲 美保(市川 雛菜役)

シーズ
紫月 杏朱彩(七草 にちか役)
山根 綺(緋田 美琴役)

コメティック
川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)
三川 華月(鈴木 羽那役)
小澤 麗那(郁田 はるき役)

公演冒頭では、学校の校舎や教室といった写真が映し出され、虚数に関する講義の声が流れ、2乗すると-1になる想像上の数とされており、一方で物理学や工学などさまざまな分野で使われる、目には見えないが大切な力と説く。そして波打つ海辺が映し出され、改めて「目には見えない大切な力」と、女性らしき声も流れる。

どこか意味深なシーンから、神秘的な音楽と映像によるオーバーチュアが流れ、ライブタイトルのロゴが映し出されたところでライブがスタート。そのときスクリーンには、「D3 identity」という言葉も映し出された。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

オープニングナンバーとなったのは、「Ambitious Eve」。イントロとともにステージ上が明るくなると、出演者全員がステージ上に横並びで登場。それぞれユニットの個性を表すような衣装をまとうなかで、「シャニマス」1周年記念曲であり、力強く羽ばたくことを示す楽曲を高らかに歌う。そのパフォーマンスに呼応するかのように、客席の“プロデューサー”(※アイドルマスターシリーズのファンのこと)も、コールをあげたりコンサートライトを振ったりして盛り上がっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

このまま、8ユニットがそれぞれユニット曲を1曲ずつ披露していく。先陣を切ったのはノクチルによる「夢が夢じゃなくなるその日まで」。青春を感じるロックサウンドにのせて、夢を真っ直ぐに追いかけていくことを示す楽曲を歌う。続いた放課後クライマックスガールズによる「パーティーマジックデザイナー」では、カラフルなバルーンやキラキラと輝く光もある映像を背景に、放クラが持つ明るさやにぎやかさをポップな曲調にのせて届けていく。曲中にある「パーティー!」といったコールや、最後に一緒になって手を横に振るなど、一体感も高めるようなステージになっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ストレイライトによる「Timeless Shooting Star」では、イントロでプロデューサーたちをあおってから、特有のサイバー感あふれるサウンドにのせてハイパフォーマンスで魅了していく。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

たシーズによる「Monochromatic」では、K-POPをイメージさせるサウンドに、強気で自立したフレーズを盛り込んだ楽曲で、2人によるダンスパフォーマンスの高さもあいまって、目と耳が離せないようなスタイリッシュなステージを展開。アルストロメリアは、「パステルカラー パスカラカラー」を披露。パステルカラーに彩られ、さまざまなスイーツが映し出される映像を背景に、ポップでキュートな3人の華やかなステージをみせる。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

イルミネーションスターズによる「晴れのちバルーン」では、青空にたくさんの風船が飛ぶ映像を背景に、ポップで軽やかな曲調にのせて3人が歌唱。心が躍り、楽しさと温かさを届けるようなパフォーマンスを行っていた。さらに、コメティックによる「Clean.Clean up」は羽那のセンター曲であり、三川さんが中心となってパフォーマンス。クールさが際立つサウンドやシニカルさやエッジの効いた世界観のある楽曲で、モノクロベースな映像を背景に独特な空気感を生み出して魅了していく。三川さんによるラストの一言もインパクトがあるものとなっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

イントロが流れた段階で格段に大きなざわめきが巻き起こったのは、アンティーカによる「銀翼のアレジアンス -blade of truth-」。2025年12月に行われたキャラクターミュージカル「283 Production MUSICAL Performance 騎士団のヴェール - Veil of Order -」における新曲であり、キャストライブによる初披露がここに実現。ステージにはアンティーカの5人に加え、作中ではアンサンブルとして登場していたシーズとコメティックの5人も、ステージ上段でキャストが姿を見せパフォーマンスに加わるという豪華なものに。中世をほうふつとさせる世界観とミュージカル風の楽曲で歌い進めるなか、象徴的なシーンでもある、咲耶が演じた騎士団長のディスティールを中心に口上を述べるところも、ステージでは八巻さんが中心となり再現し、「騎士の誇りを、剣にかけて!」のセリフとともに、ステージと客席が一体となって剣を掲げるようなポーズが広がる光景は壮観だった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ステージには出演者がそろい、会場や配信を見ているプロデューサーに向けて挨拶。ユニットそれぞれが演じるアイドル同士でライブに向けた意気込みを語る掛け合いセリフを披露しつつ、キャストとしても意気込みを語る。公演日となる4月25日は真乃の誕生日ということで、関根さんが先導する形で会場中からお祝いの言葉を送る光景が見られたほか、多くのキャストが“8”にちなんだ挨拶をしていくなかで、峯田さんは「“八”宮めぐる」として、体で8の字を作ってアピールをしたり、八巻さんも名前に“八”があることをさりげなく意識するような挨拶をする一幕も。ほかにも個性的なコール&レスポンスもあるなど、明るい雰囲気に包まれていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ライブが再開となるなか、ステージにはスポットライトのもとで川口さんがひとり立ち、おもむろに腕をあげて、指を鳴らしたような音が響き渡ると、暗転ののち、ステージには入れ替わるようにルカの姿が映し出される。場内がどよめきに包まれるなか、スクリーンには「D4 imaginary」の文字。そしてそのままルカは姿を消すという、意味深な演出が行われた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

何事もなかったように、ステージではイントロとともにストレイライトが姿を見せて「Imitation Ghost」を披露。攻撃的とも言えるサウンドとパフォーマンスで歌い進めるなか、ステージ上段では田中さんの横に、ステージ衣装をまとったあさひの姿が映し出され、ともにパフォーマンス。ソロで歌唱するパートもあり驚きの声があがるほど。ほどなくしてあさひの姿は見えなくなっていたが、夢のような光景が展開。そのまま「Future Transit」のステージとなり、アグレッシブなサウンドで未来や夢に向かって突き進むような世界観を持つ楽曲を熱く歌っていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ポップなイントロが流れ、歓声が沸くなかで歌われたのは、イルミネーションスターズによる「KoiKyun!」。コンパクトやリップなどといったコスメがパステルカラーに彩られた映像を背景に、仲のいい女の子たちのにぎやかな日常が見えるようなステージに。3人でハートマークを作る振り付けを見せるなど、とにかくかわいいに全振りしたパフォーマンスに加え、「One and only イルミネ!」のコール&レスポンスで楽しい空気感を作りだす。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

放課後クライマックスガールズによる「キラピコ.exe」は、ピコピコサウンドが特徴的な楽曲。ドットで描かれた街並みやフレーズにある花吹雪の映像を背景に、マイナスな感情をお掃除することを示すような曲を、ポップな曲調にのせて優しさと頼もしさを感じさせるパフォーマンスで表現する。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

アルストロメリアの「Love Letter」は、疾走感のあるEDMサウンドが特徴的なラブソングで、ドットで描かれた月夜やラブレターの映像を背景に歌い進めるなかで、間奏では黒木さんの横に甘奈が登場し、ダンスパフォーマンスを披露する一幕も。続けて「Sleepless Nights」も披露し、大人の恋や夜といった空気感を作りだし、場内を包み込んでいた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

アルストロメリアがストレイライトをステージに呼び込み、MCパートへ。トークのなかでは楽曲の振り返りとしてストレイライトの「Future Transit」について、フレーズにある“アラクレモノ”になれたかどうかを場内に問いかけたり、振り付けについて解説。またアルストロメリアは、着用している新衣装「インセイシャブルナイツ」について、その名前の意味も含めて、大人のイメージがある衣装と楽曲だと説明する。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ライブパートに移り、まずは「Summer Night Paradise」(関根さん、菅沼さん、涼本さん、芝崎さん、北原さん、土屋さん、山根さん、三川さん)から。ユニットの垣根を越えた8人による、夏の夜の楽しさを感じられる楽曲。ナイトプールの映像を背景に歌い進めるなかでは、山根さんによる一言に大きな歓声も沸き起こるなど、夏の夜特有の空気感とロマンティックな雰囲気を醸し出すステージに。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

イルミネーションスターズは「ヒカリのdestination」を披露。イルミネ始まりの曲といえるユニット1曲目であり、スクリーンには1stライブのセットをほうふつとさせるような4つの輝きがある大きな白い羽根が映し出され、まさに原点といえるようなステージとなるなかで、幾多の場面で歌い、そして示してきた輝きをここでも見せる。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

放課後クライマックスガールズによる「裸足じゃイラレナイ」では、夕暮れ時の街並みやモノクロカラーで映し出す公園や駅、線路、鮮明ではない思い出を示すような粗く映った風景などを映像で交えつつ、前向きさと青春を感じさせる楽曲を、感情込めて歌う。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

コメティックによる「ハナムケのハナタバ」は、羽那のセンター曲。コメティック特有と言えるようなモノクロで表現された、ゆがませた花や目につくぐらいのノイズ、大きな砂時計が横になっていくような映像を背景に、美しさを感じるメロディーにのせて、切なさを誘いつつも伸びやかな歌声で披露する。これに続いた「アイノウ」ははるきのセンター曲で、小澤さんを中心にパフォーマンス。リリックビデオさながらの歌詞を映し出す演出映像を背景に、“推し”を風刺するように、かわいらしく歌うところがかえって怪しげにも感じさせるようなステージで魅了するものとなっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

コメティックに加え、イルミネーションスターズと放課後クライマックスガールズもステージに姿を見せ、MCパートに。イルミネーションスターズは新曲である「KoiKyun!」について、改めて3人がハートマークを作ったり、3人いることでより濃厚な“濃いキュン”が得られること、ネイルも再現しているこだわりなどを語る。放課後クライマックスガールズは、新曲「キラピコ.exe」にあわせた新衣装について説明するなか、丸岡さんからはメンバーたちが頭にサンバイザーを付けているなか、凛世だけ頭巾になっていることが触れられる。コメティックの新曲「アイノウ」については、衣装の可愛らしさであったり、小澤さんが川口さんと三川さんを操るような振り付けが特徴的であるといった話題で盛り上がっていた。また「Summer Night Paradise」についても触れられ、涼本さんからは「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(シャニソン)で歌い踊るアイドルの映像を確認しながらレッスンを進めていったことや、関根さんからは真乃がセクシーな楽曲を歌うことが珍しいとして、曲調に乗ることの難しさや照れもあったことなどが話された。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ライブパートが再開され、ギターサウンドが響くイントロが流れるなかで歌われたのは「クローバー」(丸岡さん、黒木さん、岡咲さん、紫月さん)。こちらのユニットの枠を超えて集った4人による、ウエディングソング。家族への感謝を伝えるような楽曲を4人が歌い、穏やかな気持ちになれるなかで黒木さんが感謝のメッセージを伝えるシーンはグッとくるところがあった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

雰囲気を一変するように、コメティックによる「似セ者」の披露に。ルカのセンター曲として、どこか攻撃的でダークな雰囲気も感じさせるなか、荒々しさやパワフルなステージを見せていく。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

シーズによる「Fading Stars」では、星々や流れ星を描いた映像を背景に、落ち着いたテンポでしっとりとした曲調のなかでも、2人が息のあったハイレベルなダンスパフォーマンスをしながら美しい歌声を響かせるという、自然と見とれてしまうような光景が広がっていた。さらに「After Run」では、光の輪や謎の球体が浮かぶ岩場らしき風景が映し出されるなか、さわやかさを感じる曲調にのせて未来への決意を示すような楽曲を歌う。曲中にはにちかが姿を見せ、紫月さんとともに歌声を響かせる一幕も。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ノクチルは「青空」を披露。青い空に白い雲、そしてときどき一部がモノクロになるような映像を背景に、明るく前向きになれるような楽曲を軽快に歌っていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ノクチルがシーズをステージに呼び込み、MCパートとしてトークを展開。シーズの「Fading Stars」については、それにあわせた新衣装でパフォーマンスが出来たことの喜びを語る。また「クローバー」について、歌唱メンバーである岡咲さんと紫月さんは、しっとりした曲の難しさがありつつ、本番が1番良く歌えたと2人揃って語った。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ライブも終盤と告知されたなかで、ステージには祭りばやしや花火の音が流れ、放課後クライマックスガールズによる「ハナサカサイサイ」のステージに。冒頭では河野さんが先導する形で、プロデューサーに向けた曲中の振りの練習を交えつつ、お祭りソングを披露する。途中スクリーンの映像がモノクロになったり、かけ声の吹き出し文字が反転したりするなど気になるところがありつつも、曲中では花火に見立ててサインボールをバズーカで発射したり、場内一体となったコールもあり、大きく盛り上がっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

イルミネーションスターズによる「枕木の歌」は、ポップでノスタルジックな曲調の楽曲。タイトルにある枕木、そしてフレーズにある線路を示すような、黄金色に彩られた線路のあるさまざまな風景を、時折逆さまになっている光景を交えつつ映し出される背景のなかで、3人が高い表現力とエモーショナルな感情にもさせてくれる歌声をもって披露する。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

アンティーカによる「QUEEN OF THE PIRATES」は、文字通り“海賊”をイメージした楽曲。スクリーンには荒々しく波打つ海、そしてイナズマが絶え間なく光る映像が映し出され、航海に繰り出していることをイメージさせるが、どこか困難な状況の航海を楽しんでいるようなパフォーマンスを見せる。とりわけ場内が一体となった“Yo-Ho!”のコールはお互いに勇気と元気を与えあうようにも見受けられた。さらに「幻惑SILHOUETTE」では、アンティーカ特有とも言えるゴシックで幻想的な世界を構築するような、魅惑のステージを作り出す。曲の途中には、ステージ上段のスクリーンに恋鐘も姿を見せ、わずかな時間ではあるが声を重ねて歌う場面もあった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ライブもクライマックスというところで、ユニットでのライブパートのラストを担ったのはノクチルとなり、まずは「いつだって僕らは」を披露。ノクチル始まりの曲であり、数多くのステージで披露し続けたなかでも、いまだ色あせない輝きを放つことを示すようなカラーであったりモノクロのプリズムをイメージさせる映像が流れるなかで軽快に歌う。そして「愛しき日々」に。「シャニソン」のMVでも登場したガレージの映像を背景に、疾走感あふれるバンドサウンドにのせてパフォーマンス。ノクチルが紡いできた青春を感じさせる楽曲に新たな1ページを加えるようなステージとなっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

ここで出演者全員がステージに登壇。そのなかで、アンティーカによる「QUEEN OF THE PIRATES」については、一緒に“Yo-Ho!”のコールを行うことで完成する楽曲だとして、それが実現したことの喜びを見せていたほか、ノクチルの「愛しき日々」については、インパクトやパワーを与える歌詞で、何かしらのエネルギーが届けられたらとも語っていた。また各ユニットからの挨拶として、このライブの感想や、改めて8周年を迎えられたことへの感謝、今後の意気込みなどについても語られていった。そうしたなか、コメティックを代表して挨拶した川口さんは、どこか意味深な感想を語りつつ「この世界のはるか下に隠された、目には見えないものを見つけてください」というメッセージを残し、場内がざわつく一幕も。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

出演者が挨拶をして降壇。暗転したのちに、スポットライトに照らされた川口さんとルカの姿が再び登場。冒頭でも行った指を鳴らすシーンを行い、ライブタイトルのロゴが映し出されて一区切りとなった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

客席からのアンコールの声が響くなかで、「シャニマス」に関する最新情報を告知。そのなかに、8周年記念動画が公開され、新プロジェクトとして「Project“ReLight”AXE8」が始動することも発表された。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

スクリーンには「D5 idea」の文字が映し出されたのち、幻想的なBGMにのせて3Dモデルの真乃と透が登場。手を繋ぎ、着ている衣装がつぎつぎに切り替わっていく様子が映し出され、さらに8周年記念衣装である「こどもたち」をまとった姿で複数組登場したかと思えば、白と黒のシルエットになって姿を消す。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像
「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

そんな演出を経て、「星の声」のイントロが流れる。明るくなったステージには、前述したこどもたちの衣装をまとったキャスト陣が、メインステージとステージ上段に、全体的にユニット関係無しで散らばるようにして登場。同曲を歌い始めるのだが、歌っている体の向きもバラバラ。さらにはスクリーンに映し出された星空の一部に暗闇がのぞいていたり、現地ではノイズが入った音もはっきりと聞こえるなど、どこか異質な光景が広がっていた。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

こうして歌い終わるとキャスト陣は少しの時間をおいて、無言のままステージを降りる。場内が暗転したのち、客席の光景がゆがむ映像と、「D3 interlude」の文字が表示され、ライブロゴの表示とともに会場全体に照明が灯る。場内のざわつきが止まらないなかで、舞台をDAY2へと移していった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

セットリストを見れば、ユニット主体で活動してきた「シャニマス」における最新曲や、これまでを彩ってきた楽曲たちが披露され、キャスト陣のパフォーマンスも、これまで培ってきた経験などを存分に発揮し、集大成というぐらいの意気込みを感じるぐらいのもの。さらにわずかな時間ではあるものの、おそらく初めてであろうアイドルとキャストのステージ上での共演といったものも盛り込まれ、見応えのあるライブだった……というのは間違い無いのだが、そう簡単に言い切れないものがあったことも事実だろう。

伝えたいメッセージがあることは推察されるなかで、冒頭の映像シーンやライブパートにおける映像演出に、気になるポイントがちりばめられていたことがなんとなく感じられるものがあった。ほかにもここまで記載はしていなかったが、MCパートでステージの感想を語るなかで、アイドルとキャストの共演について全く触れられていなかったのも気になるところがあった。

本稿掲載時はDAY2公演が終了しており、こうした演出の意図や伝えたいであろうメッセージはある程度考察が進んでいたり、感じられるところもあるのだが、少なくともDAY1が終わった段階では、このライブが伝えたいメッセージを測りかねて考えることの多いライブと感じられた次第だ。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

また余談ではあるが筆者としても印象的なところはあった。これまでもシンプルな音楽ライブにとどまらず、コンセプトやメッセージ性を打ち出した「シャニマス」としてのライブを見てきたなかで、やはりDAY1が終わったあたりには、どこかしら5thライブ(「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.」)を思い返すところがあり、あのライブを経験しているからこそ「???」な状態にはならなかったと感じている。そうしたなかで、単純に楽曲を聴くだけではなく背景となる前提やシチュエーションがあると、違った印象を持つみたいなところは、このライブでもライブタイトルとして“iと夢”があり、川口さんが指を鳴らすシーンや意味深なキーワード表示、スクリーンでの映像演出によって感じたところはあった。

そのほか、筆者お気に入りのアイドルが桑山千雪で、ユニットがアルストロメリアということを踏まえても印象的なところがいろいろとある。今回アルストロメリアの3人が着ていた衣装は、「シャニソン」における「Sleepless Nights」の実装にあわせた新衣装「インセイシャブルナイツ」で、MCパートでも触れられていたが、“インセイシャブル”には「とどまるところを知らない」「飽くことのない」「貪欲な」「強欲な」「満足することを知らない」などといった強めの欲求を示す意味があり、そこに“ナイツ”の「夜」の意味も加わったもので、実際の衣装もセクシーさも感じさせる大人びたドレス風衣装でかなり目を引くもので、その衣装で明るくキュートな「パステルカラー パスカラカラー」を歌うのも新鮮に感じられたこととか、冒頭のアルストロメリアの挨拶は“8”にちなんだものを3人が披露するなか、前川さんがあでやかなアルストロメリアと“8”にちなみ、“蝶のように舞い、蜂のように刺す”という表現と指を前に出して刺すポーズを見せて意気込みを伝えるその横で、芝崎さんがなぜか剣を振り下ろして斬るような動きをしていたことをはじめ、その芝崎さんは挨拶で突如「ハハハハハハ」と笑いの言葉を言ったかと思えば、マイクを客席に向けてレスポンスを求めて“笑顔の花が八分咲き”と表現するなど、芝崎さんの独特なセンスがこのライブでも現れていたこととか、ちなみにそのセンスはライブパンフレットにおける自身が演じるアイドル(千雪)の二面性やダブルミーニングになる言葉でも表れていると感じたこともありつつライブに話を戻すと、ユニットとは別に参加した「Summer Night Paradise」では、華麗なダンスと笑顔で歌う姿から夏の夜を楽しむ千雪の姿をすごく感じられたことが印象に残るものだった……といったことがまずある。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

「Love Letter」については、フューチャーベースがイメージされる疾走感あふれるEDMサウンドによって紡がれるラブソングとなっており、スクリーンの映像もドット絵で、“デジタル”をより感じさせる楽曲となっている。オシャレな雰囲気のなかで、手の指でラブレターを示すような振りも交えつつ、ダンサブルなパフォーマンスと歌声で、目と耳が離せないぐらいに魅了するステージを展開した。

なかでも今回特筆するところは、前述したようにステージ上で黒木さんと甘奈が並び立ってパフォーマンスをしたシーンだろう。これまでもアイドルマスターシリーズとしてキャストだけではなくアイドル(キャラクター)としても含めて、さまざまな形式でライブステージは行われてきたが、キャストと演じているアイドルが並び立ってパフォーマンスを行うステージは記憶になく、異例といっても差し支えないほど珍しいことと思われる。ステージでは、間奏において2人がシンメトリーのようにダンスを行うという形で、そのまま甘奈の姿が消えてしまうのだが、あっという間の光景にということも含めて夢のようだったとも言えるし、スクリーン映像もサウンドもデジタル感のある「Love Letter」でそれが行われたのも趣を感じるところがあった。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

そして最も印象的なところは、やはりライブでは初披露となった新曲「Sleepless Nights」だろう。「シャニソン」の収録曲で、ゲーム内のイベント「波間に声がきらめいて」にちなんだ楽曲。イベントストーリーでは夜のラジオ番組をテーマに、3人が番組のパーソナリティを務める物語が描かれている。余談に余談を重ねて恐縮だが、このストーリーでは夜のラジオにまつわる千雪の過去に触れているところがあるほか、そのなかで千雪は「パジャマ・ジャム・ジャミング」という番組を担当していることが触れられており、「シャニマス」における千雪のとあるコミュにも、その番組も登場する。そして以前ライブ“Chapter283”(「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 6.5th Anniversary LIVE“Chapter 283”」)の前日特番ラジオとして実際に配信されたものがある(https://www.youtube.com/watch?v=TlVwFqJAvQg )ので聞いてみるのもいいだろう。

話をライブに戻して、タイトルは直訳すると“眠れない夜”の意味で、曲については夜のラジオからながれるのにピッタリと感じる、往年のシティポップやダンスミュージックがイメージされるムーディーな曲調。それでいて、カワイイだけではない、刺激を求めるような大人の夜も想起させる歌詞となっており、前述した衣装「インセイシャブルナイツ」における言葉の意味も含めて、大人びたアルストロメリアの魅力を醸し出すもの。これまでもポップでキュートな楽曲が中心となっているなかで、「Give me some more...」に代表されるような大人のイメージを醸し出す曲もあるが、この曲では“アダルティ”という言葉がイメージされるようなものとなっている。

後のMCで芝崎さんは、甘奈と甜花が高校生で、千雪は成人している大人というところから、千雪であれば2人を引っ張っていくであろうという思いとイメージを持ってパフォーマンスしたことを語り、また黒木さんと前川さんは「シャニソン」のMVで甘奈と甜花がしていたそばかすを再現したメイクをアピール。そんなこだわりも見えるステージで、MVの再現といえるような体を近づけて歌う姿はもとより、丁寧ななかでも艶めかしさを感じる振りや、それでいて優雅さがあるパフォーマンスに、時折挟み込まれるウインク、そして耳を離さない歌声と、強く人の心を引きつけるような魅惑という言葉がピッタリとくるもの。キュートだけではない大人のアルストロメリアの姿を存分に表現するものだった。そしてどこか歌い進めていくうちに、千雪としての妖艶さや大胆さが増していっている……のは、ひょっとしたら気のせいであったり思い込みなのかもしれないが、芝崎さんの歌い方や振りがよりのって、そして魅惑さが増していくように見えたところに、千雪が引っ張っていくステージというのも感じられた次第だ。

「シャニマス」8thライブ「iと夢」DAY1レポ――次元を超えたアイドルとキャストの共演と意味深な演出で戸惑いもあった“∞thライブ”にの画像

なお本公演はアーカイブ配信を期間限定で実施。アーカイブ視聴期間はDAY1とDAY2共通で、5月4日23時59分まで(チケットの販売は同日18時まで)を予定。詳細はイベント公式サイトまで。

「THE IDOLM@STER SHINY COLORS ∞th LIVE iと夢」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/shinycolors_8th/

DAY1セットリスト

M1.Ambitious Eve/シャイニーカラーズ
M2.夢が夢じゃなくなるその日まで/ノクチル 和久井 優(浅倉 透役)/土屋 李央(樋口 円香役)/田嶌 紗蘭(福丸 小糸役)/岡咲 美保(市川 雛菜役)
M3.パーティーマジックデザイナー/放課後クライマックスガールズ 河野 ひより(小宮 果穂役)/永井 真里子(西城 樹里役)/丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)/涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)
M4.Timeless Shooting Star/ストレイライト 田中 有紀(芹沢 あさひ役)/幸村 恵理(黛 冬優子役)/北原 沙弥香(和泉 愛依役)
M5.Monochromatic/シーズ 紫月 杏朱彩(七草 にちか役)/山根 綺(緋田 美琴役)
M6.パステルカラー パスカラカラー/アルストロメリア 黒木 ほの香(大崎 甘奈役)/前川 涼子(大崎 甜花役)/芝崎 典子(桑山 千雪役)
M7.晴れのちバルーン/イルミネーションスターズ 関根 瞳(櫻木 真乃役)/近藤 玲奈(風野 灯織役)/峯田 茉優(八宮 めぐる役)
M8.Clean.Clean up/コメティック 川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)/三川 華月(鈴木 羽那役)/小澤 麗那(郁田 はるき役)
M9.銀翼のアレジアンス -blade of truth-/アンティーカ 礒部 花凜(月岡 恋鐘役)/菅沼 千紗(田中 摩美々役)/八巻 アンナ(白瀬 咲耶役)/希水 しお(三峰 結華役)/結名 美月(幽谷 霧子役)、アンサンブル 紫月 杏朱彩(七草 にちか役)/山根 綺(緋田 美琴役)/川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)/三川 華月(鈴木 羽那役)/小澤 麗那(郁田 はるき役)"
M10.Imitation Ghost/ストレイライト 田中 有紀(芹沢 あさひ役)/幸村 恵理(黛 冬優子役)/北原 沙弥香(和泉 愛依役)
M11.Future Transit/ストレイライト 田中 有紀(芹沢 あさひ役)/幸村 恵理(黛 冬優子役)/北原 沙弥香(和泉 愛依役)
M12.KoiKyun!/イルミネーションスターズ 関根 瞳(櫻木 真乃役)/近藤 玲奈(風野 灯織役)/峯田 茉優(八宮 めぐる役)
M13.キラピコ.exe/放課後クライマックスガールズ 河野 ひより(小宮 果穂役)/永井 真里子(西城 樹里役)/丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)/涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)"
M14.Love Letter/アルストロメリア 黒木 ほの香(大崎 甘奈役)/前川 涼子(大崎 甜花役)/芝崎 典子(桑山 千雪役)
M15.Sleepless Nights/アルストロメリア 黒木 ほの香(大崎 甘奈役)/前川 涼子(大崎 甜花役)/芝崎 典子(桑山 千雪役)
M16.Summer Night Paradise/関根 瞳(櫻木 真乃役)/菅沼 千紗(田中 摩美々役)/涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)/芝崎 典子(桑山 千雪役)/北原 沙弥香(和泉 愛依役)/土屋 李央(樋口 円香役)/山根 綺(緋田 美琴役)/三川 華月(鈴木 羽那役)
M17.ヒカリのdestination/イルミネーションスターズ 関根 瞳(櫻木 真乃役)/近藤 玲奈(風野 灯織役)/峯田 茉優(八宮 めぐる役)
M18.裸足じゃイラレナイ/放課後クライマックスガールズ 河野 ひより(小宮 果穂役)/永井 真里子(西城 樹里役)/丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)/涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)
M19.ハナムケのハナタバ/コメティック 川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)/三川 華月(鈴木 羽那役)/小澤 麗那(郁田 はるき役)
M20.アイノウ/コメティック 川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)/三川 華月(鈴木 羽那役)/小澤 麗那(郁田 はるき役)
M21.クローバー/丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)/黒木 ほの香(大崎 甘奈役)/岡咲 美保(市川 雛菜役)/紫月 杏朱彩(七草 にちか役)
M22.似セ者/コメティック 川口 莉奈(斑鳩 ルカ役)/三川 華月(鈴木 羽那役)/小澤 麗那(郁田 はるき役)
M23.Fading Stars/シーズ 紫月 杏朱彩(七草 にちか役)/山根 綺(緋田 美琴役)
M24.After Run/シーズ 紫月 杏朱彩(七草 にちか役)/山根 綺(緋田 美琴役)
M25.青空/ノクチル 和久井 優(浅倉 透役)/土屋 李央(樋口 円香役)/田嶌 紗蘭(福丸 小糸役)/岡咲 美保(市川 雛菜役)
M26.ハナサカサイサイ/放課後クライマックスガールズ 河野 ひより(小宮 果穂役)/永井 真里子(西城 樹里役)/丸岡 和佳奈(杜野 凛世役)/涼本 あきほ(有栖川 夏葉役)
M27.枕木の歌/イルミネーションスターズ 関根 瞳(櫻木 真乃役)/近藤 玲奈(風野 灯織役)/峯田 茉優(八宮 めぐる役)
M28.QUEEN OF THE PIRATES/アンティーカ 礒部 花凜(月岡 恋鐘役)/菅沼 千紗(田中 摩美々役)/八巻 アンナ(白瀬 咲耶役)/希水 しお(三峰 結華役)/結名 美月(幽谷 霧子役)
M29.幻惑SILHOUETTE/アンティーカ 礒部 花凜(月岡 恋鐘役)/菅沼 千紗(田中 摩美々役)/八巻 アンナ(白瀬 咲耶役)/希水 しお(三峰 結華役)/結名 美月(幽谷 霧子役)
M30.いつだって僕らは/ノクチル 和久井 優(浅倉 透役)/土屋 李央(樋口 円香役)/田嶌 紗蘭(福丸 小糸役)/岡咲 美保(市川 雛菜役)
M31.愛しき日々/ノクチル 和久井 優(浅倉 透役)/土屋 李央(樋口 円香役)/田嶌 紗蘭(福丸 小糸役)/岡咲 美保(市川 雛菜役)
M32.星の声/シャイニーカラーズ

本業はお堅い会社の会社員。かつてはテクノロジー&ビジネス情報メディアの硬派(自称)なIT系編集記者であったにもかかわらず、ゲームエンタメ担当としてこれまで特定のキャラにスポットをあてたゲーム記事や、キャラコンテンツのライブイベント記事を書き続け、特に「アイドルマスター」と「ラブライブ!」シリーズは、10年以上にわたってあわせて100本以上を執筆。諸般の事情により、副業ゲームエンタメライターとして寄稿も行うことに。 アイマス歴は、アーケード版ロケテスト1回目からのプレーヤー。 X(旧Twitter):https://x.com/310kazuya

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連タグ

アイドルマスター シャイニーカラーズ 関連ニュース

関連ニュースをもっと見る

注目ゲーム記事

ニュースをもっと見る

ゲームニュースランキング