東京ドームシティのプリズムホールで開催されているイベント「東京ホラー特区!!2026」において、本日9月11日に「日本ホラーゲーム大賞2026 produced by 百室」の授賞式が開催、各賞の受賞作品が発表となった。
ホラーファンと専門家の投票により最高のホラーゲームを選出・表彰する「日本ホラーゲーム大賞2026 produced by 百室」の受賞作品が発表。大賞は「SILENT HILL f」となった。

以下、発表情報をもとに掲載しています
「日本ホラーゲーム大賞」は、ホラー表現の魅力をファンと共有し、歴史と新作を繋ぐホラーゲーム界のハブとなる場の創出を目的とし、本イベントのメイン企画として創設されました。ホラーゲーム情報専門ブランド「百室(全領域百鬼夜行観測室)」がプロデュースを手掛け、ホラーファンをはじめとするさまざまな専門家が投票・審査に参加しました。
作品の選考にあたっては、ホラー表現の妙を多角的に堪能できるよう、演出や物語、美術や音響などにフォーカスした複数の優秀賞を設け、大きな反響と多数の投票をもとに各受賞作品を決定しました。
「日本ホラーゲーム大賞2026 produced by 百室」受賞結果
大賞
「SILENT HILL f」
「SILENT HILL f」は、昭和日本の戎ヶ丘を舞台に、女学生・雛子の視点から霧と華に侵食される悪夢的な世界を探索するサイコロジカルホラーです。シナリオは「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07氏が担当。土着信仰、家族、婚姻、狐、そして身体変容といったモチーフを通じて、現実と幻覚、因習と個人のアイデンティティが崩れていく物語が重層的なマルチエンディングで展開し、雛子の抱える思春期の不安を不条理に描き出しています。
本作は、モーションキャプチャーを担当した俳優陣やアーティストによる実況配信などでも、大きな話題を巻き起こしました。数多くの審査員から「実際に起きていることを具体的に描かずとも把握できる作劇の巧みさ」「印象深いセリフ回し」、そして「銃火器を排した殴打の狂気が際立つ点もサイレントヒル的狂気をはらむ」「周回で変化する物語構造」など、シナリオから遊びの手触りに至るまで非常に高く評価されました。また従来のシリーズの魅力を保ちつつも、それに囚われない新しい内容への挑戦も功を奏し、従来のシリーズファンに留まらない数多くのホラーファンから多数の支持が寄せられたことで、大激戦の末、大賞の受賞となりました。
優秀賞各賞

・ホラーナラティブ・演出賞/「REANIMAL」
・ホラーアート・映像表現賞/「零 ~紅い蝶~ REMAKE」
・ベストホラークリーチャー賞/「来訪者」「No, I'm not a Human」
・サイコロジカルホラー賞/「SILENT HILL f」
・サバイバルホラー賞/「バイオハザード レクイエム」
・マルチプレイホラー賞/「MIMESIS(ミメシス)」
・神話伝承・宇宙的恐怖賞/「家へ帰れ、アニー:SCPゲーム」
・現実と非現実の間賞/「パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語」
特別賞各賞

・特別賞 THE HORROR GAME AWARDS賞/「Cronos: The New Dawn」
・特別賞 ガッチマン賞/「Dread Flats」
・特別賞 百室賞/「事故物件鑑定士試験」
・特別賞 ファミ通文庫賞/「Dyping Escape」
総評
ホラーゲーム“だけ”が集まる世界でも数少ない奇妙なアワード、その記念すべき第1回開催となった「日本ホラーゲーム大賞2026 produced by 百室」。奇しくも2025年から2026年にかけては、高品質なホラーゲームの大作から、怪奇なる幻想小説の短編のごとき傑作までが無数に集う期間となりました。
これまで、ホラーゲームはカルトなジャンルのひとつと考えられてきた向きもありましたが、今回のユーザー投票では予想を超える数の投票が集まり、昨今のホラー・エンターテインメントコンテンツ人気の高まりを感じさせる結果となっています。
受賞作を俯瞰しても、近年のホラーゲームは主に実況配信などを通じて、「ホラーは苦手で怖いけれど、じつは覗いてみたかった」といった、幅広いゲームファンの暗闇への知的好奇心と未知なるものへの知の欲望を満たしながら、その魅力を幅広く伝播していったことがうかがえます。また、本アワードのコンセプトに共感・同意いただいた、ジャンルの垣根を越えてホラーを生み出す専門クリエイター陣にも審査にご協力いただき、受賞作が選定されました。
本アワードは、現代におけるホラーゲームだけの「百鬼夜行」のごときパレードを計画したもの。立ち上げとなる第1回は、巨大な髑髏のような大作から、器物が化けた付喪神のようなアイデアの光る逸品までが並び、その多様性と魅力をホラーゲームファンに届けていくための、確かな一歩となりました。
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