目指したのはシリーズのすべてを超えた一騎当千！布袋寅泰さんとのコラボレーションコスチュームも公開されたPS3「真・三國無双7」完成発表会をレポート

コーエーテクモゲームスは本日2月6日、2013年2月28日に発売を予定しているPS3用ソフト「真・三國無双7」の完成発表会を実施し、「7UP」や「エクポカード」、イメージソングを担当した布袋寅泰さんとのタイアップ情報を公開した。

プロデューサー・鈴木亮浩氏がデモプレイを披露
SKE48の高柳明音さん、あべこうじさんも爽快感溢れるアクションを絶賛
さまざまな企業とのタイアップ＆布袋寅泰さんとのコラボコスチュームも
異業種タイアップ一覧

発表会ではまず、コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一氏が登壇し、挨拶を行った。襟川氏は、「真・三國無双」シリーズは「戦国無双」「ガンダム無双」「北斗無双」「ワンピース海賊無双」といった作品の原点として、世界中のファンから愛されてきたとコメント。

そして、シリーズの最新作となる「真・三國無双7」についても「プロデューサーの鈴木君が気持ちを入れて作ってくれました。私もαバージョンからプレイしてきましたが、前作を遥かに超える面白さになっています」と、作品のクオリティに太鼓判を押していた。

続いて、ソニー・コンピュータエンタテインメントプレジデントの河野弘氏が登壇。河野氏はここで「『真・三國無双』シリーズは、プレイステーションとともに歩み、進化してきた作品であり、本当にかけがえのない、大切なタイトルです」と述べていた。また、1月19日より全国各地で開催されている店頭体験会も好評とのことで、「シリーズの集大成といえる作品になりそうです」と、期待のコメントを寄せていた。

続けて、本作の予約状況が非常に好調であることも明らかにしていた。河野氏によると、このペースで予約が集まれば、前作を超える賑いになる可能性もあり得るとのことだ。


襟川陽一氏	河野弘氏

プロデューサー・鈴木亮浩氏がデモプレイを披露

鈴木亮浩氏

次に、本作のプロデューサー・鈴木亮浩氏が登壇し、ゲームの紹介を行った。本作では、これまでの「無双」シリーズのすべてを超えたいという思いから「アルティメット一騎当千」をタイトルコンセプトに掲げており、メインとなるストーリーモードでは、これまでと同様に「三國志」のドラマチックな世界を体験できるほか、歴史ファンならば誰もが想像する「あの武将が生きていれば」「あの戦いで勝利していれば」という“IF”の展開も楽しめる。さらに、ステージごとに複数のプレイアブルキャラクターが用意されているので、さまざまな視点から群像劇を楽しむことができる。

キャラクターはファンからの要望が多かった武将を中心に、李典、楽進、魯粛、関銀屏などを追加。さらに既存のキャラクターもコスチュームを一新している。プレイアブルキャラクターの総数は、シリーズ最多の70名以上になる。

また、アクション面にも力を入れて制作したそうで、今回は武将ごとに3種類の無双乱舞が用意されている。さらに、特定の条件を満たすことで、一定時間驚異的な強さを発揮する「覚醒」という新要素も搭載されている。そして、戦いに駆け引きを生む3すくみのシステムも存在する。

作品に関する一通りの説明が終わると、続いて鈴木氏自身による実機デモプレイが行われた。今回鈴木氏は、晋の武将として新たに登場する「文鴦」を使用し、3すくみのシステムを活かしたアクションとして「ストームラッシュ」と「ヴァリアブルカウンター」などを紹介していた。

「ストームラッシュ」は、3すくみでプレイヤーが優勢の状態のときに発生するアクションで、相手の「気迫ゲージ」を攻撃して減らし、ゲージを0にすると発動する。「ストームラッシュ」では、ボタンを連打することで連続攻撃が可能となり、相手を一気に追い込めるという。

一方の「ヴァリアブルカウンター」は、3すくみでプレイヤーが劣勢のときに発動できるアクションとなっている。相手の溜め攻撃中にヴァリアブル攻撃を発動し、不利な状況を覆すことができる。

また、鈴木氏はこれまでの作品に比べて、騎乗がとても楽になったことをアピールしていた。前作まではL2ボタンで馬を呼んだあと、×ボタンで乗らなければいけなかったが、本作ではL2ボタンを押し続けるだけで、一連の動作を流れるように行える。そのため、戦闘をしながらでもスムーズに移動することが可能になっている。

SKE48の高柳明音さん、あべこうじさんも爽快感溢れるアクションを絶賛

(写真左から)高柳明音さん、あべこうじさん

続いてステージには、SKE48・チームKIIのリーダー・高柳明音さんと、お笑いタレントのあべこうじさんが登場し、プレイヤー目線から見る、本作の魅力が語られた。

どちらも普段からゲームをプレイするそうで、高柳さんはPSP「真・三國無双6 Special」もプレイしているとのこと。また、PS Vita「真・三國無双 NEXT」に興味があるとも話していた。

あべさんは、「無双」シリーズのすべてをプレイしてきているコアユーザーだそうで、本作の発売もずっと楽しみにしてきたという。

簡単なあいさつが終わると、早速本作のステージに挑戦することになった。今回2人が使用したのは、蜀の新武将・関銀屏。関羽の娘であり、怪力を活かした攻撃が特徴のキャラクターだ。

デモプレイではまず、高柳さんから挑戦することに。高柳さんは関銀屏が敵をなぎ倒していく姿を見て「かっこいい！」と絶賛。また、先ほど鈴木氏が紹介していた「ストームラッシュ」や騎乗アクションも巧みに扱い、次々に武将を打ち倒していた。

ステージの後半では、コントローラーをあべさんに渡し、ステージクリアを目指してもらうことになった。あべさんはシリーズ経験者ということもあって、高柳さん以上のスピードでステージを進んでいった。最後の武将も無双乱舞で鮮やかに倒し、鈴木氏が驚くほどの速さでクリアしていた。

さまざまな企業とのタイアップ＆布袋寅泰さんとのコラボコスチュームも

ここからは、本作で実施されるさまざまな企業とのタイアップ情報が公開された。まず、武田薬品工業・ローソンとのタイアップとして、全国のローソン店舗にてキャンペーン対象の武田薬品工業製品を購入すると、抽選でオリジナルグッスが当たるプレゼントキャンペーンが実施される。

プレゼントには、出演声優陣のサイン入りポスターや、ポストカードスクールカレンダー、限定オリジナル武器のダウンロードシリアルコードなどが用意される。

次に、サントリーの炭酸飲料「7UP」のリニューアル発売を記念し、趙雲コラボレーション壁紙が配信されることが明かされた。また、このキャンペーンでは、ゲームソフトが50名に当たるオープンプレゼント企画も実施。さらに、ソフトの発売日である2月28日からは、「7UP」オリジナルデザインの「趙雲」コスチュームも配信されるとのこと。

続いて発表されたのは、UHA 味覚糖の「BIG ぷっちょ」とのタイアップ。こちらは、「ぷっちょ」のアミューズメント限定商品「BIG ぷっちょ真・三國無双」が登場するという内容で、パッケージデザインは魏呉蜀普の4種類が存在する。

そして「ぷっちょ」のマスコットキャラクター「ぷっちょくん」がゲーム内に登場することも決定した。「ぷっちょくん」はコラボ支援獣として登場する予定で、3月中旬より3週連続で配信される予定だ。

また、グッドスタッフが展開する地域共通クーポン＆ポイント「エクポカード」とのタイアップキャンペーンも実施されることになった。このタイアップでは、三国志の魏・呉・蜀を、それぞれのリアルな街、池袋・新宿・渋谷に見立て、対象店舗にて、その勢力キャラクターをイメージしたオリジナルメニューが提供される。

さらに、企業とのタイアップにとどまらず、本作のイメージソング「嵐が丘」を担当した布袋寅泰さんとのコラボレーションも発表された。明らかになったのは、布袋さんをイメージした呂布のコスチュームと武器で、布袋さんのトレードマークである幾何学模様をあしらった内容になっている。

こちらは、3月6日に発売されるシングル「嵐が丘」にダウンロードシリアルコードとして封入される。また、こちらのCDの裏ジャケットにも、コラボレーションコスチュームを着た呂布が登場するという。

会場には布袋寅泰さん本人も登場し、鈴木氏とのトークセッションが行われた。トークセッションでは、鈴木氏が布袋さんを起用することになった経緯を言及。それによると、「真・三國無双」シリーズのサウンドは元々、「ロック」と「ギターサウンド」の2つをコンセプトにしており、このコンセプトに合ったミュージシャンは誰かと考えた結果「布袋さんしかいない」という結論に至ったという。

一方の布袋さんは「絶大な人気を誇るシリーズで、プレイヤーのみなさんも本当に熱い気持ちを持っている作品だと思います。今回楽曲を提供できることは、非常に光栄なことです」と語っていた。

また、布袋さんによると、「嵐が丘」は戦う男たちをイメージして制作したそうで「これを聞いた人たちに、少しでも前向きになってほしい」というメッセージを込めているという。さらに、楽曲を制作する過程で、美しさとダイナミックさを併せ持つ「真・三國無双7」からもインスパイアを受けたと明かしていた。