幕張メッセにて、9月15日より4日間の日程で開催中の「東京ゲームショウ2016」。出展メーカーの1社、コーエーテクモゲームスのブースにて、9月16日に行われたiOS/Android向けアプリ「100万人の信長の野望」紹介ステージの様子をレポートする。
コーエーテクモゲームスを代表するタイトルの1つ「信長の野望」シリーズ。そのモバイル向けタイトルとして開発されたタイトルが「100万人の信長の野望」だ。2010年のサービス開始より6年目を迎え、現在はタイトルの「100万人」をも超えて、260万人もの登録を誇る人気アプリとなっている。
ステージには、同作のプロデューサーである藤重和博氏が登壇。6周年を機に大きくリニューアルを果たした、「100万人の信長の野望」の新たな魅力が語られた。
もともとは、コーエーテクモゲームスの看板タイトルである「信長の野望」を、気軽に楽しんでもらおうと開発された本作。プレイヤーは一武将として織田信長や武田信玄など好きな大名に仕え、天下統一を目指す。バトルは3すくみ関係にある足軽、騎馬、鉄砲と、3種の兵科で勝敗を決めるシステム。じゃんけんのような明快さと、兵種の順番を考える奥深さを両立させている。
ステージにて、まず紹介された要素が、ゲッサンで連載中のコミック「信長協奏曲」とのコラボレーション。1～13巻のストーリーをゲームで追体験できるほか、コミックの登場キャラクターも配下として使えるようになっている。
プロデューサーの藤島氏によると、シブサワ・コウ氏から「信長協奏曲」とのコラボの提案があり、同氏もファンだったことから、小学館に持ちかけて実現した念願の企画らしい。開発スタッフにもファンが多かっただけに、今回のコラボレーションにあたり「原作を何回も読み返して、ファンを裏切らない内容にしよう」と誓いあったとのこと。なお、コラボ企画の第2弾として9月28日より「一門戦」の「信長協奏曲」バージョンがスタート。前述したコラボ武将は、ここでも登場するようだ。
ここで藤島氏より、この場を借りての「100万人の信長の野望」からのコラボ提案がなされた。スクリーンには、スーツやスカジャンなど現代風の衣装を着たり、ロボットになった信長の姿が！ 藤島氏によると、これまでにエイプリルフールの企画などで、さまざまな角度で信長を描いてきたとのこと。「コラボも積極的に展開したい」と、藤島氏の抱負で締めくくられた。
次に紹介されたのが、本作史上初の「ペア武将」の導入。1枚のカードに2人のキャラクターが描かれた「ペア武将」カード。それだけに非常に強いカードで、ランクは前代未聞の12。もちろん、最初から「究極覚醒」も実装されているとのことだ。
ステージではペア武将について、信之＆稲姫のイラストの仕上がり工程を紹介。まずはラフ画の段階で表情や瞳、ポーズなどを入念にチェック。その後に彩色をして最終チェック、完成となる。
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| ラフ画 | 彩色画 |
本来であれば、ラフ画の段階で修正は終えておくべきなのだが、このイラストは「稲姫を凛とさせたかった」理由により、彩色後に表情を直したとのこと。そのせいで、この1枚のイラストを作るのに2～3週間ほどかかってしまったようだ。
このほかに発表されたのが、ユーザーインターフェイスの改良。本作の開発当時は、いわゆる「ガラケー」ユーザーが主流だったが、現在は「スマホ」ユーザーが中心。それに合わせて、ボタンの配置や見せ方などを工夫したとのことだ。
また、今年の6月に大友家によって、運営開始から初めて天下統一を達成！その際にユーザーからの要望に応える形で、大友家専用のエンディングが作られた。
さらに、そのエンディングを含めて、各シーズンのタイトル画面なども見返せる「資料館」機能が追加された。細部まで力を入れて作られた美麗なムービーやグラフィックを、心ゆくまで堪能してほしい。
そしてステージのラストには、藤島氏からファンに向けたメッセージが披露された。それをお伝えして、このレポートの締めくくりとしたい。
「『100万人の信長の野望』は、みなさまに熱くサポートいただいて、6周年を迎えることができました。これからも、たくさんの遊び方を提供したり、ニーズに応えてよりよりサービスにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」
（C）コーエーテクモゲームス All rights reserved.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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