千葉・幕張メッセにて9月17日から21日にかけて開催の「東京ゲームショウ2026」。「アストラエ・オラティオ」ブースでのメディア向けセッションの内容をお届けする。
ステージには、ゲームディレクターのイム・ジョンギュ氏と、アートディレクターのキム・イン氏が登壇。ゲームの詳細説明を行ったほか、今後開催が予定されているCBTについて語った。

「アストラエ・オラティオ」はNCがパブリッシングを行い、Dynamis Oneが開発中のiOS/Android向けタイトル。'89年の東京を舞台に、魔法使いの行政管理を担う「特区庁」に配属された主人公“主任”と、魔法使いたちの物語が描かれる。
本作は“行政”と“魔法”の2つが大きなテーマとなっている点が大きな特徴。行政はエリアコンテンツ、魔法は決闘裁判と呼ばれるバトルで展開されていくとのこと。

トークセッションの前には、ゲームのプロローグと世界観を紹介するプロローグダイジェストPVと、「港区少女たちのまほ活」のキャラクターたちのMVが公開された。プロローグダイジェストPVでは、本作の時代や季節感、世界の空気感、プロローグで描かれるビジュアルなどを確認できる映像になっている。
なお、TGS2026で出展される試遊は、世界初公開となり、戦闘やストーリーを体験できるデモが公開されている。
イム氏はこのデモビルドについて、「本作はストーリーとバトルの2つがコア要素となります。そのため、デモビルドではストーリーとバトルの繋がりを伝えられるようにしました。」とコメントした。
本作のバトルならではの差別化ポイントについては、ターン制の判断とリアルタイムの緊張感を味わってほしいと語る。スキルコンボなどを通してAP(アクションポイント)を上手く活用すること、敵の行動を予測して自身が有利になるように行動すること、・領地宣言やアーティファクト解放を通じて利益を最大化すること、といった三つの要素をユーザーに体験してほしいとのこと。
反射神経を使ったものではなく、予測しながら戦闘を設計する楽しさを重視しているといい、プレイヤーの意図が上手くハマった時の快感、キャラクターがかっこよく映る瞬間など、開発者が用意した映像ではなくプレイヤーが自ら生み出したカッコ良さを楽しんで欲しいと語った。

シナリオの没入感を高める演出として、メインストーリー内で全てのセリフに日本語音声が導入されるという。ほかにも、新伝奇という世界観を表現する上で、「普段は淡々と、決定的な瞬間には確実に」を意識して制作に臨んだとのこと。これには日常が淡々としているほど、裏側があらわになった時により際立つといった狙いがあるそう。そのため、ほとんどのシーンは静かに、決定的な瞬間や領地宣言のような場面では一気に盛り上がるようになっているそうだ。

キャラクターについては三つのレイヤーで表現しているとのこと。シナリオでは登場人物として、戦闘では3Dモデルとして、自由時間では東京という舞台の中でキャラクターの日常を見ることができるそうだ。



TGS開催後に予定されているCBTについては、連載作品のように短編を公開していきたいと語る。CBTでは世界観やキャラクターの魅力、日常とバトルの繋がり、スマホで楽しめるのかといったことをチェックしてほしいとのことだ。

ここからはメディアによる質疑応答の内容をお届けする。
リリース時に登場するキャラクターと勢力の数については、おおよそ34~35名、10個の勢力を予定しているといい、さらに増えるかもしれないと語った。
CBTに内容に関しては、戦闘からシナリオまで、約3~5日分ほどのコンテンツが用意されているそうだ。

世界観については、特定の作品から直接影響を受けたわけではなく、「新伝奇」というテーマから総合的に感じたものを表現しているという。一方、ビジュアル面では2000年代のライトノベルなどから発想を得ているとのことだ。また、ゲームプレイについては、「ストリートファイター」シリーズなどからインスピレーションを受けた部分もあるという。
韓国の開発者でありながら、日本の東京を舞台に選んだ理由について聞かれた際には、「新伝奇」というテーマを扱ううえで、日本を舞台にすることは必須だと考えたことから、舞台として東京を選んだと説明した。

開発者の二人が一番好きなキャラクターを聞かれた際は、イム氏は百杏がお気に入りと回答。アートディレクターのキム氏は一番最初に手掛けたキャラクターであるえりんを挙げた。

そのほか、PC版でのリリースについては、スマホ向けに開発していることから、現時点での対応の予定はないとコメント。しかし、長期的にはPC版の開発も視野に入れていきたいと語った。
最後に、イム氏は今回のTGSでゲームプレイを初披露できたことを喜び、「デモビルドを通じて、アスオラの世界やキャラクター、ストーリー、戦闘がどのように展開されていくのかを知っていただければ幸いです」とコメント。
さらに、今後開催予定のCBTでは、日常のサイクルを含めたアスオラの全貌を体験してほしいとし、「これから続く、連載もののようなアスオラをぜひ見守っていただければ幸いです」と、今後の展開への期待を呼びかけた。
続いてキム氏は、「アスオラは長期間にわたって展開していくサービスです」と説明。ライブサービスゲームについて、新たなストーリーの実装を待つ楽しみや、新コンテンツが公開されるたびに盛り上がれること、他のプレイヤーと共感できることが魅力だと語った。
そのうえで、「本日のTGSでのゲームプレイの解禁を皮切りに、CBTではさらに深くゲーム内容を体験できます。長く愛されるタイトルを作れるように開発陣一同尽力していきます。期待していてください」とコメントし、今後の展開に向けた意気込みを示した。

ついにゲームのコアとなる部分がお披露目された「アストラエ・オラティオ」。TGSのブースでは、世界初となる本作のでもビルドを体験できるので、興味のある人はぜひプレイしてみてほしい。
なお、ブースでは試遊やSNSのキャンペーンを行うとノベルティがプレゼントされる。ほかにも、キャラクターのパネルや東京タワーのオブジェクトなど、本作の世界観を楽しむことができるブースとなっているので、会場に足を運んでいる人はチェックしてみてほしい。







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