千葉・幕張メッセにて9月21日より開催された「東京ゲームショウ2017」。ピグミースタジオブースでプレイしたNintendo Switch「LUNAXXX(ルナトリプルエックス)」のインプレッションをお送りします。
「LUNAXXX(ルナトリプルエックス)」は、「ちびロボ!」等でお馴染みの西健一氏とピグミースタジオが組んで制作するシンクロアクションゲーム。エネルギー“マナ”によって文化が栄え、人と自然が共存する時代に突如現れた自然現象・大海嘯による危機に対して、ロボットのルナと少年ヨナが釣り道具を持ってレスキューを始めます。
上の画面の左が怪しい予言をする予言者「ジ・イサンII世」、右のロボットが「ルナ」で宇宙服のようなスーツ姿のキャラが少年「ヨナ」になります。イラストにするとこのようなサイズ差になるようですね。
「釣り道具でレスキュー?」と疑問に思うところですが、こんな感じになります。
ルナは腰掛けて、片手で釣り糸を垂らしています。一人でプレイする場合は左手に持ったJoy-Conを左右に傾けて、垂らした糸を左右へと振ります。
一方、ヨナはどんな感じになっているかといえば、こんな感じ。
釣り糸に括られたヨナは、リアルな釣りではエサのポジションを演じているようです。一人プレイならば右手に持ったJoy-Conを振ることでヨナは上へと進んでいきます。
そして、Joy-Conのボタンを押すとタンバリンを鳴らすことができます。
釣り道具を使った釣りではあるモノの、どこか変わった感覚で楽しむゲーム。二人で分担することもできるアクションゲーム。それが、「LUNAXXX」の正体のようです。
それでは実際にプレイをしてみましょう。最初に助けるべきケモノンが提示されます。どうやら、自由にケモノンたちを助けてよさそうですが、最低限、指定されたケモノンの救出は必須のようです。
垂らされたヨナはズンズンと下へと進んでいきます。
ヨナが崖の下の方までたどり着くと、ケモノンたちが激しく動き回っています。
この状態になると、Joy-Conが時々揺れるようになります。どうやら、ケモノンたちのバイブスが手に伝わってくるようなので、それに呼応するようにタイミングよくボタンを押すことで、ケモノンたちとジョインできます。
指定されたケモノンたちには「Rescue!」の表示が出ていますけど、「Rescue!」の表示が出ていないケモノンも一緒に救ってしまって問題ありません。バイブスに合わせてタイミングよくボタンを押し続けると、Fever状態になるのですが、これはいわゆる入れ食い状態というヤツでしょうか。ボタンを押すタイミングが悪いとケモノンたちが怒り出して逃げてしまうので注意しましょう。
ケモノンたちをたくさん救出できればベストですが、とりあえず「Rescue!」の表示が出ているケモノンを救い出せば目的達成になるので、目的のケモノンをキャッチ出来たら釣り上げることになります。バイブスを感じて押していたボタン入力をやめて、Joy-Conを振って釣り上げていきます。
この時、ヨナが壁に当たるとケモノンたちは落下していきます。壁だけならばそれほど気にしなくてもいいのですが、崖の一部が飛び出ていたり、障害物があったりするため、左手のJoy-Conを傾けてヨナを左右に振りながらの釣り上げになります。
ケモノンが存在する状態でヨナを一番上まで釣り上げると、目的達成。
無事ステージクリアになります。
時間制限内にクリアできないとゲームオーバー。しかし、今回のゲームショウバージョンでは、2つのステージをクリアしてもゲーム終了。
実際には、ケモノンたちを救出することでロボットのルナや少年ヨナを中心とする感動的なストーリーが展開していくようです。
「LUNAXXX(ルナトリプルエックス)」の設定はアプリやアニメで展開している「ルナたん」と共通で、ストーリー的には「ルナたん」の前日譚にあたります。「LUNAXXX(ルナトリプルエックス)」で救ったケモノンたちが「ルナたん」でも活躍すると思うと救出するモチベーションも高まるというモノ。
現状のバージョンでは、まだケモノンのバイブスとの共鳴が難しく、ブースの環境のせいかブルートゥースの干渉問題などで若干操作が難しかったのですが、バイブスについてはもっと奥深く掘り下げていくようで、ブルートゥースに関しても改善されるようなので、配信までにどのように進化していくのか楽しみにしています。たぶん、ボクは一人でプレイすることになるのでストーリー重視のプレイになると思いますが、連携しながら楽しめるため、Switchのテーブルモードを活用している人にとっては気軽に楽しめる協力プレイのゲームとしても遊ばれる機会が増えそうなゲームだと感じました。
ちなみに、操作をしながらの撮影ができなかったため、ピグミースタジオの夢工場長・小清水氏に写真撮影用のプレイをお願いしてしまいました。ご協力いただき、ありがとうございます。