ライアットゲームズは、iOS/Android向けアプリ「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」のeスポーツシーンについて、今後の方針を発表した。
今後は、日本を含まないモバイルゲームが盛んなアジアの一部地域を中心にリソースを投下する形での運営を行っていき、それ以外の地域での自主開催は縮小していくという。その代わりとして、そうした地域でもサードパーティー主催による大会開催の機会を拡大していくとしている。
以下、発表情報をそのまま掲載しています
Wild Rift Esportsの次のステップ
Riot Games President of Esports John Needham(ジョン・ニーダム)氏のコメント
今から一年前、ライアット初のモバイルeスポーツとなるWild Rift Esportsのシーズンが始まりました。私たちは大きな野心を抱き、ライアットの主要なeスポーツと同じ規模のリソースを注ぎ込みました。そしてこの一年間、複数の地域でエキサイティングなスポーツを構築してきましたが、今後はモバイルのeスポーツやゲームが盛んな地域に焦点を当てて、それ以外の地域では自主開催の競技運営を縮小していくことを決めました。
2023年には、Wild Rift Esportsの運営の中心を、世界で最もモバイルeスポーツの市場規模が大きく、モバイルゲームが盛んなアジアの一部地域(日本は含まれません)に移します。アジアの一部地域における新たなワイルドリフトリーグは、ライアットで初となる複数の地域にまたがるプロフェッショナルモバイルeスポーツリーグとなり、2023年4月に以前のWild Rift Esports (WRE)に取って代わることとなります。
新たなリーグのエコシステムは、中国のWRLから12チームと、2022年のアジアの一部地域からの8チームで構成されます。シーズンは毎年2つのスプリットに分かれ、ワイルドリフトのeスポーツにおいて最もハイレベルな地域の優れた選手たちに焦点を当てるものとなります。
アジアでのモバイルeスポーツ市場は、活気にあふれており、Icons 2022ではこれらの地域の高い競技レベルが示されていたことから、私たち自身もWild Rift Esportsの複数の地域をまたいだ初のレギュラーシーズンの開催を楽しみにしています。新たなワイルドリフトリーグでは、地域間の熱いライバル関係を、以前よりも頻繁にファンにお見せすることができるでしょう。この新リーグの詳細については、2023年初頭にさらに詳しくお話しいたします!
この新たな計画の一環として、他の地域ではライアットが直接ワイルドリフトのeスポーツリーグを運営することはなくなりますが、代わりにサードパーティー主催の大会開催の機会を拡大し、私たちはアジアの一部地域におけるワイルドリフトリーグの運営に集中します。
これらの変更によって、コミュニティーが組織的に拡大する時間と舞台が用意され、ハイレベルな競技がその地域のエコシステム内においてどのような役割を果たすのかが確立されると考えています。ワイルドリフトのeスポーツを取り巻く環境の進化に合わせ、いつでも機敏に対応できるように私たちも準備をしておきます。
Wild Rift Esportsの初年度からは多くのことを学びました。私たちのスポーツを支援してくれている世界中のコミュニティー、プレイヤー、チームの皆様に感謝いたします。2023年に皆様に新たなリーグをご紹介することを楽しみにしています!