「これぞ!」という女性向けコンテンツについて語っていく連載企画「おとめげ!」。今回はNintendo Switch用ソフト「花笑む彼と & bloom」についてお届けします!
「おとめげ!」は、イケメンと可愛い女の子をこよなく愛するライターが、さまざまな乙女コンテンツをご紹介する連載企画です。今回はエディアから2024年8月8日に発売されたNintendo Switch用ソフト「花笑む彼と & bloom」についてお届けします!
「花笑む彼と & bloom」ここがポイント!
・後輩、仕事相手、幼なじみ、同級生の男性にとことん愛され、癒される物語
・恋人としてだけでなく、フラワーショップで働くスタッフとしての彼の姿も楽しめる
・物語に登場する花のビジュアルや、それぞれの花言葉もキャラクターが解説
「花笑む彼と & bloom」とは?
女性向けCDレーベル「MintLip(ミントリップ)」で展開中の、オリジナルシチュエーションドラマシリーズ「花笑む彼と」のゲーム化作品。甘酸っぱい愛情を注いでくれる4人の彼と紡ぐ、温かな日々を描いている「花と癒しの恋物語ADV」。「花が繋ぐ4つの恋物語」をテーマにフラワーショップで働く彼と、恋人である“あなた”の恋愛模様を楽しめる。
攻略対象キャラクターは、東里環(CV:木村良平)、栖川銀之助(CV:鈴木崚汰)、市毛北斗(CV:古川慎)、美波天弥(CV:田丸篤志)。ゲーム版で新たに唐草黎(CV:江口拓也)、有沢梢(CV:七海ひろき)、槍千花志(CV:りうら/いれいす)といったサブキャラクターも登場する。
花と紡ぐ、4組の恋人たちの物語
本作はフラワーショップ「Fill Flower」で働く男性と、恋人である“あなた”の物語です。一般的な乙女ゲームと少し異なるのは、メインキャラクターそれぞれに主人公(お相手)が登場するということ。主人公にとっては後輩、仕事相手、幼なじみ、同級生となる男性と、4組の恋人のストーリーが展開されます。
ゲームスタート時から気になる男性キャラクターを誰からでも選択可能で、選択肢によってストーリーの内容やエンディングが変化。恋人になるまでのソワソワも、恋人になってからのドキドキまでじっくり丁寧に描かれています。また、特定のエンディングを迎えるとスペシャルストーリーも楽しめますよ。
個人的な注目ポイントは、男性全員が同じ店舗で働いているため、別のルートだからこそ見れる仕事仲間への顔も多々ある点です。例えば環のルートでは、お客様相手にはとことん優しい銀之助が先輩として厳しくも嬉しそうに環をフォローする姿が見れますし、北斗のルートでは普段は口数の少ない天弥がついつい口を出さずにはいられなくなるシチュエーションもありました。こうした仕事仲間に見せる顔は、ルートをクリアしてから思い返すと「そうそう、実はこういうところあるんだよね」と改めてニヤニヤできますよ。サブキャラクターとのやり取りにも注目です!
そしてフラワーショップが舞台ということもあり、どの物語も花にまつわるエピソードと共に描かれるのも特徴のひとつ。ギャラリーにはイベントスチルやムービーのほか「FLOWER BOOK」があり、ストーリー内に登場した花々が登録されます。ここでは花のビジュアルや花言葉、各キャラクターが紹介する解説文を読むことができます。4人それぞれの個性も出ていますし、かなりの種類が紹介されているので、ストーリーを読み進める合間にぜひ見てくださいね!
後輩、仕事相手、幼なじみ、同級生と癒しの恋を堪能
続いて、登場するキャラクターについて紹介していきましょう。大学生の東里環(とうりわたる)は、商店街が主催する星まつりで主人公と出会いました。とある事情でとても落ち込んでいた環でしたが、主人公の励ましを受けたことをきっかけに彼女の働くフラワーショップのアルバイトへ応募します。最初は少しでも主人公の近くにいたい……という動機でしたが、真っすぐな性格や優しい気遣いで「Fill Flower」にもすぐに馴染んでいきました。
主人公への好意は一切隠すことなく、しかし自分の気持ちを一方的に押し付けるだけではない環には、プレイヤーとしても素直に「いい子だな……!」と思えました。ただし主人公は大学生と社会人という年齢の差だけではなく、過去の経験からなかなか踏み切れない理由もあり……。その分、お互いの気持ちを確かめ合った時の幸せな空気はたまりませんでした!
栖川銀之助(すがわぎんのすけ)は、自身のルックスを大いに活用するフラワーショップの花形的な存在です。恋人が途絶えないほどの女たらしな部分もありますが、その甘い面を向けるのはあくまでもお客様にだけ。フラワーショップの改装を請け負った、インテリアデザイン事務所で働く主人公にはこれでもかと厳しい面を見せつけます。ただし、それは銀之助が仕事に対して真剣に向き合っているためなんですよね。
そもそも主人公は新人の頃に銀之助の花屋としての誠実な仕事ぶりに感化された過去もあり、最初から銀之助の外見や単なるリップサービスなどではなく内面をしっかり見ていたように思います。そうした部分をしっかり受け止めてくれる主人公には「銀之助が惹かれるのも分かるな~!」となったのですが、そう簡単にはいかないのが悩ましいところ。もちろん最後はハッピーエンドなのでお楽しみに!
市毛北斗(いちげほくと)はショップマネージャーとして、スタッフたちを優しく見守っています。植物に関する知識も豊富で、面倒見もよく責任感もあるためスタッフも北斗を信頼しています。主人公は北斗と家が隣の幼馴染で家族ぐるみの付き合いがあり、子どもの頃からずっと報われない片思いをしてきました。
ある意味、恋人以上に北斗の側にいる主人公でしたが、何をしても妹扱いから抜け出せません。そんな中、主人公に海外出張の話が持ち上がったことをきっかけに2人の関係が転機を迎えます。北斗の態度には思わず「どうして?!」と大声を出しそうになったシーンもありましたが、北斗と同期の有沢 梢さんが言いたいことを全部言ってくれるのでスッキリしながら読み進められました。
美波天弥(みなみてんや)は口数が少ないながら、ストレートな言葉を伝えてくれる青年です。植物への愛情も確かなもので、加えて時折見せる素敵な笑顔に惹かれる人も少なくありません。
植物園の職員として働く主人公は天弥と高校の同級生でしたが、当時はそれほど親交はありませんでした。海外勤務から日本に戻ってきたところで久しぶりに再会し、そこで天弥が想像以上に主人公へ好意を寄せていたことが判明し……。最初は理由も詳しく分からないため、プレイヤーとしても主人公の「どうして?!」といった感情には素直に共感できました。他のルートではクールに感じられた天弥のストレートな愛情表現はギャップがすごくてキュンとできたので、一度別のキャラクターをプレイしてから選ぶのもオススメです!
ここまでご紹介したとおり、どの彼も甘酸っぱい愛情をたっぷり注いでくれます。その真っすぐな気持ちには、何かと疲れやすい人たちの心にすっと染み入ること間違いなし。ブルースター、ミモザ、アネモネ、南天といった花々の繋ぐ恋物語を、ぜひ楽しんでくださいね。
Copyright (C)EDIA/TEAM Entertainment Inc.
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー