群がるモンスターも、食べまくればむしろ得!?捕食2Dアクション「GOBBLE」プレイレポート

プレイレビュー
0コメント 洋ナシ

日本一ソフトウェアより、2026年9月24日に発売予定のPS5/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PC(Steam/Windows)向けアクションゲーム「GOBBLE」(ガブル)。本稿では先行プレイレポートをお届けする。

日本一ソフトウェアと言えば7月末に発売された「ほの暮しの庭」が大きなヒットとなったばかりだ。その影響もあって、同社の新規IPにもこれまで以上に注目している人も多いのではないだろうか。

そうした中で今回、発売前に本作の製品版をプレイする機会を得た。この記事では注目の新作のその内容やシステムをお伝えしよう。

何でも食べるカマエルとモンスターに立ち向え!

遠い昔、世界はモンスターで溢れ、それを率いる魔王によって人々は脅かされていた。だがあるとき魔王に立ち向かう勇者が現れ、魔王を打ち倒した。魔王の配下であったモンスターたちは魔王とともに消滅し、世界に平和が訪れたのだ。

群がるモンスターも、食べまくればむしろ得!?捕食2Dアクション「GOBBLE」プレイレポートの画像

そんな伝説が語られる村で、ルゥトはおじいちゃんと妹のラナと暮らしていた。だがある時、消えたはずのモンスターたちが現れる。ルゥトもモンスターに襲われ、谷底へと突き落とされてしまう。

絶体絶命と思われたが、ルゥトは谷底で無傷で目覚める。何が起きているのか? 家族は無事なのか? 疑問を抱える彼の前に、言葉を話すモンスターのカマエルが現れる。

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谷底に突き落とされたルゥトの体はカマエルの力によって保たれており、なんとカマエルから離れると死んでしまうらしい。それを盾にカマエルはルゥトを下僕にすると言い放ち、自分にモンスターを食わせろと要求してくる。

ようするに、鎌のように変形するカマエルを振り、モンスターを倒せというわけだ。

モンスターを倒し進めば家族を探せる! 利害がある程度一致した2人はコンビとなり、モンスターの群れに立ち向かっていくこととなる。

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「GOBBLE」はこのルゥトを主人公に、カマエルを武器にしてモンスターと戦う2Dアクションゲームだ。ストーリーはキャラクターの会話がアドベンチャーテイストで展開されるだけでなく、要所ではマンガのようなイラストが差し込まれる演出も魅力だ。ゲーム画面には常にオノマトペが表示されており、マンガのような画作りが本作の大きな特徴となる。

モンスターを食べまくれ!攻防一体の「捕食」システム!

このゲームはステージクリア型で、残機の概念はなく体力をすべて失うとステージの最初、あるいはチェックポイントからやり直しとなる。ステージはそこまで長くないので、失敗がそこまでストレスにならない仕様だ。

ただ、このゲームにおいてゲームオーバーになるというのはなかなかあることではないだろう。というのもカマエルの目的であり、その能力「捕食」があまりにも強力なのだ。

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まず、このゲームの敵であるモンスターは体力を失うと死体になる。この死体に対して捕食アクションを行うと、カマエルがくちばしをガバっと開いて死体を丸呑みする。すると、ルゥトの持つ初期体力3つとは別に捕食ハートが1つ手に入る。捕食ハートは5つまで獲得可能で、これがルゥトの体力へとそのまま加算される。奈落への落下など一部のダメージは捕食ハートを貫通するが、通常のダメージは捕食ハートから消費されていく仕組みだ。

つまり、敵を倒せば必ず体力を回復できるのだ。敵に囲まれて多少のダメージを負ってしまってもなんのその。全て倒して平らげてしまえばダメージはチャラである。しかも本作は敵のリスポーンが頻繁で、不安があるなら同じ場所で敵を倒して、捕食ハートを補充してから先に進むことも可能だ。

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さらに! 敵の攻撃には予兆となる黄色い円が表示されるようになっており、このタイミングで捕食アクションを行うと「カウンター捕食」も発動できる。カウンター捕食は体力の残りに関係なく一撃で敵を飲み込める。もちろん捕食ハートもしっかり獲得可能だ。ちなみにボス戦ではカウンター捕食を決めても一撃で倒すことはできないものの、敵のアーマーを大きく削ることができる。とにかく非常に強力だ。

しかも、ゲームを進めると周りにいる他のモンスターも同時に捕食できるようにカウンター捕食は進化する。敵によってはカウンタータイミングが短かったり、遠距離攻撃メインの敵は捕食アクションの攻撃範囲に入りづらかったり、カウンター捕食が決めづらい場面もあるが、これを使わない選択肢はないだろう。

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これら捕食システムを活用すれば、そうそう体力がゼロになることはないというのはお分かりいただけるはずだ。

ただ、この増えた体力をそのまま盾にしてばかりではいられないのが本作のおもしろさだ。

というのも捕食には敵の特性が奪えるという、さらなる利点が存在するのだ。特定の敵を捕食すると捕食ハートだけでなくその特性を獲得し、特性技を発動できるようになる。例えば火を吹くモンスターを捕食すると、その特性を奪い、辺り一面を燃やすフレイムが発動できるという具合だ。この特性技もまた強力に作られており、1度の発動で複数のモンスターを簡単に倒すことができる。

しかも特性技はステージ内で捕食したモンスターの数でレベルが上がり、その効果もさらに強いものになる。いくら捕食で回復できるとはいえ、多勢に無勢で厳しいときもある。そんなときは特性技が活躍するというわけだ。

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ただ、この特性技の発動には捕食ハートを1つ消費しなければならないのがポイントだ。しかも特性技は強力すぎるため、倒したモンスターは死体さえ残らない。特性技をブンブン振り回すと、せっかく貯めた捕食ハートが消費される上に、戦闘後の回復もできないのだ。

また、特性技は燃えるブロックを燃やして隠しエリアに入る……という感じでステージのギミックを乗り越え、収集要素であるモンスターミートや次のステージをアンロックするカギのかけらを手に入れるためにも使用する。

特性技を無計画に使ってしまうと、敵を食べて得た有利を自ら手放してピンチになってしまうだけでなく、ステージ攻略もおぼつかなくなってしまうのだ。

ガブリと食べる気持ちよさを味わおう!

もちろん先にも触れたとおり敵のリスポーンが早いため、特性技を使ったら少し戻って捕食ハートを回復して……という堅実プレイもやりやすい。特性技を連発してしまったとしても、そうそうやられることはない。

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このゲームは敵と戦う緊張感や厳しい難易度への挑戦を楽しむゲームではなく、強力なアクションで敵をどんどん倒していく爽快感を重視しているゲームというわけだ。

カウンター捕食を発動させやすいように雑魚モンスターの挙動をあえて単純に作っている面も感じられる。カウンター捕食で敵を次々丸呑みし、体力をモリモリ回復していく無敵っぷりは本当に気持ちがよい。このゲームでしか味わえない快感だ。

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2Dアクションゲームに慣れた人であれば苦労することなくゲームを進めてこの気持ちよさを存分に味わえるだろうし、アクションが苦手な人やお子さんであっても遊びやすいゲームだろう。とにかく体力がなくなるということとは無縁のゲームシステムなので、ゲームオーバーのストレスがないのはいいところだ。

ゲームクリアまで短めでまとまっているのも遊びやすいポイント。ボリューム的に少し物足りないと感じる人もいるかもしれないが、アクションゲームとして単調に感じる前に気持ちよく終われるバランスだろう。

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物語は次第にモンスターが再出現したその元凶へと迫っていくこととなる。ルゥトとカマエルの運命は? ぜひあなたの目で確かめよう。

PCゲームの情報同人誌を作っていたところスカウトされ商業ライターデビュー。ゲームメディアを中心に執筆活動を行う。頻繁に自分は女子高生であると主張している。主な共著に『インディ・ゲーム名作選』(Pヴァイン、2021年)、『ゲーマーが本気で薦めるインディーゲーム200選』(星海社、2021年)、『インディ・ゲーム新世紀ディープ・ガイド ゲームの沼』(Pヴァイン、2022年)。

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