声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負」。第22回では、2019年9月12日~15日に開催された東京ゲームショウ2019に足を運んで、気になるタイトルをチェックしてきました!

目次
  1. 年に1度の祭典
  2. 20年以上の時を経て今蘇る
  3. テーマは「繋がり」
  4. 岩澤俊樹さんプロフィール

皆様こんにちは!岩澤俊樹です!今年もやって来ましたよ……この時が! 「TOKYO GAME SHOW 2019」。国内最大級のゲームイベント。そして僕の生きる楽しみの一つ。二年ぶりに取材に行ってまいりました!(二年前の様子はこちら。ゲームショウへの思い入れなども書きましたので未読の方は是非!)

ゲームショウ好きの僕としては、最新作の試遊やステージイベントの観覧などせずとも会場の雰囲気を感じるだけで十分楽しいのですが、今年のゲームショウにはどうしてもいち早く情報を知りたいタイトルがありまして……。

それはズバリ「DEATH STRANDING」、「FINAL FANTASY VII REMAKE」、「NEW GUILTY GEAR(仮)」です!

マイ・フェイバリットタイトル「メタルギア」シリーズの生みの親、小島秀夫監督の最新作、そして僕の青春「ファイナルファンタジーVII」が現代技術でリメイクされるとあらば、気にならない訳ありません。(FFVIIの思い入れはこちらに綴っております)

極めつけは格闘ゲームの世界大会「Evolution2019」で発表された「NEW GUILTY GEAR(仮)」。これに関してはもう……言わずもがな、と言った感じです。早く2020年にワープしないかな……。そんな個人的大注目な作品ばかりの今年のゲームショウ。3タイトルの魅力を紹介しつつ、会場の様子をお届けしたいと思います!

年に1度の祭典

というわけで、普段では考えられないほど早起きしやって参りました海浜幕張。予定時刻より30分程早く到着し、某有名ファストフード店で優雅に朝食を済ませ(普段なら睡眠欲優先です)いざ幕張メッセへ!

この看板を見ると「今年も来たな!」という感じがしますね!

会場マップで行きたい場所をチェック。出展ブース数が過去最多ということでワクワクが止まらないぜ! そして今年もお世話になります公式アプリ。

会場マップや最新情報など確認出来る優れもの。来年行く予定の方、今からダウンロードしておきましょう(笑)。受付を済ませて頂き、いざ開場!

この景色を見たくて一年生きて来ました。一瞬忘れかけていましたが仕事で来ているのを思い出し、高揚する気持ちを抑えつつ早速目的のブースへ急ぎます。(会場内は走っちゃだめですよ)

20年以上の時を経て今蘇る

まず向かったのは「スクウェア・エニックス」様のブース。目的は勿論「FINAL FANTASY VII REMAKE」。いち早く試遊出来るということで、とても楽しみにしていました。

ビジネスデー、しかも開場数分後に訪れたにも関わらずそこには既に沢山の人が。注目度の高さが伺えます。しかし、試遊台が会場全体で約100台程用意されていたおかげで、殆ど待たずに順番が回ってきました(とはいえ気づくと後ろには長蛇の列が)。

 
 

ミッドガルをイメージしたブース。こういう環境でプレイできるのもゲームショウの醍醐味ですよね!

順番が回ってくるのを今か今かと待ちわびている岩澤の図。は……早くやりたい! そしてついに試遊台に案内され早速プレイ。この瞬間を待ってたんだ!

そこには現代技術で蘇った、クラウドとバレットの姿が……(涙)。10年以上も前、「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」を見たときから「このクオリティで「FFVII」が遊べたら……。」と抱いていた夢がまさか叶う時が来るとは……。長生きはするものですね。

プレイできたのはストーリー序盤、ミッドガル爆破ミッション。PS版の体験版と似た内容になっているところがまたニクいですねぇ……(歓喜)!

バトルシステムはコマンドとアクションの中間で、進化を遂げつつもATBゲージなど「らしさ」を残したものになっていました。「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII」や「FINAL FANTASY零式」をプレイしたことがある方ならすんなり馴染むことが出来るのではないかと。詳しくシステムをなど説明したいところですが、他にもご紹介したいことが沢山あるので残念ながら省略いたします(泣)。そしてついに!体験版のボスといえばこの方!「ガードスコーピオン」のもとに到着!

お久しぶりです!こんなに立派になって……。油断していたわけではありませんが、これがなかなかの強敵。苦戦を強いられます。制限時間が15分ということもあり、焦りからミスを連発(汗)。

しかし激闘の末なんとか撃破に成功!ご満悦の僕。

実際にプレイしてみて、システムや操作感に違和感はまったくありませんでした。ショートカットを使いこなせば、簡単に味方キャラに指示が出せるので、更にバトルを有利に進めることが出来るようになるでしょう。早く色んなアビリティやリミット技を試してみたくなりました! あー!! 楽しかった!!

後ろ髪を引かれつつ、スクウェア・エニックスブースを後にしようとしましたが、その前に記念撮影。

劇中でクラウトが乗るバイク「ハーディ・デイトナ」。

カ……カッコいい……。かなりモデルチェンジしてお洒落になりましたね! バイクチェイスが楽しみです!

そしてこちらは近くにあったプレイステーション様のブース。憧れのクラウドのバスタードソードと撮影できるフォトスポットがありました。

パッケージを再現出来て嬉しかったのですが、個人的にはもう少し剣の角度と立ち方にこだわりたかったですね。まだ発売まで約半年ありますが、いち早く体験出来て良かったです!発売日がより待ち遠しくなりましたが(笑)。

テーマは「繋がり」

僕が今回のゲームショウに来たもう一つの理由。それが「DEATH STRANDING」です。先程も少し触れましたが、「メタルギア」シリーズでお馴染みの小島秀夫監督の最新作。ここで少し昔話にお付き合い下さいませ。興味ない!? まぁそう言わずに(笑)。

僕と「メタルギア」の出会いは約20年前。某有名野球ゲームに体験版が付いていたんですよ。シリーズ三作目「メタルギア ソリッド」の。タイトルすら知らなかった岩澤少年は「何だこれ?」と思いつつ、折角だしとプレイしてみたのです。シリーズをプレイしたことある方ならなんとなくお察しだと思いますが、即敵に見つかり即ゲームオーバー(笑)。

またもや「なんだこれ?」と思いつつも大先輩方が演じるキャラクターがとても魅力的で、ストーリーも当時の僕には難しかったですがだんだん気になってきて……。気づいたら短い体験版を何度もプレイしていました。製品版が発売されると、友人の家に泊まり込みでクリアを目指してやり込んだのはいい思い出。

そこから「メタルギア」にどっぷりハマり、シリーズはほぼ制覇しました。もしあのとき、その野球ゲームにハマっていなかったら、今のメタルギア好きの僕はいなかったかもしれません。人生何が切っ掛けで変わるかわかりませんね!

今回この記事を書くにあたり、改めて小島監督が作る作品の魅力は何なのだろうと考えてみたんですよ。個人的な見解ですが、それは監督の「こだわり」なのではないかと。ストーリー、キャラクター、ゲーム性、音楽、世界観。どれをとってもこだわりが凄いんです。

その代表が「メタルギア」シリーズではお馴染みの「無線通信」による会話。単身敵地に潜入する主人公「スネーク」と彼をサポートする人たちとのやりとりがとても楽しいんですよ。史実を織り交ぜた重厚なストーリーが展開されたかと思えば、ウィットに富んだジョークだったり、いい意味でのおふざけだったり(笑)。毎作膨大な量の会話が収録されています。その会話が、キャラクターの個性や世界観をより深めているのではないかと。

勿論ゲーム性にもこだわっていて、単独潜入の緊張感だったり、お馴染みの「ダンボール」など様々なアイテムを駆使して自分なりの攻略を考えられる自由度の高さ等々。挙げ出したらキリがないですね。

そんな監督のこだわりが、最新作「DEATH STRANDING」にもふんだんに詰め込まれています。しかし、完全オリジナル作品ということで、既出の情報だけではどんなゲームなのか全容があまり見えていませんでした。ということで行ってまいりました。プレイステーションブースにて行われたステージイベント。

小島監督が自ら登壇し、ゲーム概要を説明してくれるとあらば行かないわけにはいきません! 早めにステージ前で待機していたので比較的前列で見られたのですが、気づくと後ろにはものすごい数の人が! 予めわかっていた事ですが「監督の作品を待ちわびている人がこんなにも沢山いるんだ!」というのを目の当たりにして、なんだか嬉しくなりました(泣)。

プレイ映像を見ながら、監督がストーリーやキャラクター、注目ポイントを説明していきます。詳しくはプロのライターの方々に任せるといたしまして(笑)。

美麗な映像、斬新なシステムに只々感心するばかり。今まで数え切れないほどのゲームが作られてきたにも関わらず、まだこんなにも新しいものが作れる監督の発想力に改めて脱帽しました。特に印象的だったのが、メインテーマでもある「繋がり」を表現したシステム。

広大なフィールドを旅する為に主人公「サム・ポーター・ブリッジズ」は様々なアイテムや施設を駆使します。なんとそのアイテムや施設は、別の世界の「サム(他のプレイヤー)」も使う事が出来て、お礼の意味を込めて「いいね!」することも出来るんです! 「人と人の繋がり」という作品の根幹をストーリーだけでなく、ゲームシステムに違和感なく織り込んでくるところが流石だなと思いました。

プレゼン終了後、突然「ここでスペシャルゲストです!」というフリがあり、登場したのはなんとあの大人気アーティスト、三浦大知さん。突然の出来事に、何が起きたのか一瞬理解出来ませんでした(笑)。「メタルギア」シリーズの大ファンで監督とも親交が深い三浦さん。その「繋がり」からゲーム本編にカメオ出演しているのです!

もともと、三浦さんの曲は良く聞いていましたが、更にファンになりましたね!そんなサプライズもありつつイベントステージは終了。どんなゲームかより深く知ることが出来ましたが、きっとまだまだ色んな要素があるんだろうなぁ(ワクワク)!早く11月8日になってくれぇぇぇ!!

さて、余韻に浸りつつ次のブースへ……。と言いたいところですが、書きたい事が多すぎて既に普段より長くなってしまっている!

ということで、久々の前後編でお送りします! 次回は「NEW GUILTY GEAR(仮)」や、会場の雰囲気などお届け出来たらと思います! それではまた次回お会いいたしましょう!

岩澤俊樹さんプロフィール

アイムエンタープライズ所属
生月日:10月17日
趣味:ゲーム、音楽鑑賞、散歩
主な出演作品:【TVアニメ】ようこそ実力至上主義の教室へ(高円寺六助) 、問題児たちが異世界から来るそうですよ?(ヴェーザー)、【吹き替え】謀りの後宮(李重俊)、【ゲーム】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(ダレル)、ファンタシースターオンライン2 es(ダンテ、セイメイキカミ)など。「GUILTY GEAR Xrd REV 2 -BATTLE MANIA-」でMCとしても活躍。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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