声優の三宅麻理恵さんが気になるゲームを実際にプレイして紹介する「マリエッティのゲーム探訪」。第3回はユービーアイソフトより2016年6月9日に発売されるPS4用ソフト「グランドエイジ メディーバル」を紹介します。

目次
  1. 「グランドエイジ メディーバル」とは?
  2. 三宅麻理恵さんプロフィール

雨天決行、年中無休でお送りさせていただいております「マリエッティのゲーム探訪」。早くも第3回になります。この連載、ご紹介しているゲームソフトは基本的に私の探訪したいものを心の赴くままにご紹介しています。

今回は、じっくり・のんびり・駆け抜けるようなペースでも、幅広く楽しむことができる作品、ユービーアイソフトより発売される「グランドエイジ メディーバル」を紹介させていただきます。

「グランドエイジ メディーバル」とは?

「グランドエイジ メディーバル」は11世紀のヨーロッパ世界を舞台に、ヨーロッパ全土からトルコのある小アジア、そして北アフリカまで2000万平方kmにわたる広大なマップで、8つの主要勢力が交易を行いながら領域を拡大していくという経済活動に特化したシミュレーションゲーム。

プレイヤーは8つの勢力から一つを選び、スタート地点の都市周辺の原野を開拓。資源の近くに村を設置し、他国との交易によって経済を拡大させ、ときには他国領地を征服して、領土の拡大を目指す。

実は私、恥ずかしながら生まれてこの方ヨーロッパに足を踏み入れたことはありません。行ったことがないのに探訪?と不思議に思われるかもしれませんが、数々のゲームの中で何度も色んな設定(性別や年齢など)で行ったことがあるのでご安心を。なかなか行けない場所にも辿りつける…ゲームって素敵ですね。

さて、「グランドエイジ メディーバル」の舞台は11世紀のヨーロッパ。時が随分遡りますが、目まぐるしく移り変わった時代であり、このゲームはそんな中で経済活動に特化して描かれています。経済の勉強にもなるなんて、学生時代にこのゲームを遊びたかったなあ、なんて思うのは私だけではないはず。

新規ゲームモードは2種類あります。ゲームの流れやシステムを理解しつつ物語に沿ってゲームを始められる「キャンペーン」と、初期状態や難易度をカスタマイズしてヨーロッパの皇帝を目指す「オープンゲーム」。最大8人でオンラインで遊べる「マルチプレイ」。初めての方はまずは「キャンペーン」からスタートすればスムーズに作品に入り込めると思います。

「キャンペーン」

西暦1050年のコンスタンティノープル周辺が舞台。プレイヤーはソフィアの領主レオン・ヴァセリウスとして、ソフィアとその周囲の土地を治め、繁栄させていくという物語です。

スタート時にキャラメイクのように紋章を設定できます。そういえば昔実家の車種がプジョーだったなぁと思い出して、私はライオンにしてみました。騎士の盾のようなものから、魚や武器が描かれたものなどさまざまなので、自分のスタイルに合った紋章を設定できます。

ナレーションとオシャレな絵柄で展開されるムービー。その後、今回の大まかな目標が提示されます。

シミュレーションパートが開始されると、今何をすればいいのかは左上の枠に書かれており、さらにどの項目を押せばいいのかも画面効果でわかりやすい設計。やれることが沢山あるだけに一つ一つ丁寧に誘導してくれるのでとっつきやすいです。

このゲームの醍醐味の交渉。まずは領主との駆け引きから始まります。交易品は安く買って高く売る。上手く交渉していきたいですが、私は極端に下手に出たり暴利で売り付けたりしてしまって関係性が悪化することもしばしば。ゲームの世界の出来事だから味わえる…いや、ゲームでしか味わいたくない体験ですね。

交易協定を結ぶことから交易、国交の維持、や友好関係、果ては支配することまで、物語を楽しみつつ、システムを理解していきましょう。交易品であるビールやワイン片手にパンを食べつつプレイすると、より没入できることでしょう。

「オープンゲーム」

「キャンペーン」に慣れたら、いよいよオープンゲーム。ここからはさらにゲームの止め時がわからなくなる、果てのない「グランドエイジ メディーバル」の始まりです。

オープンゲームでは広大な大地にいきなり放り込まれるかと思いがちですが、ご心配なく。ゲームの設定が細かくできるので、プレイヤーの初期資金から難易度まで思うがままです。私もまだまだひよっこ領主なので極限近くまで易しい設定にしてみたりも。

色々とご紹介しましたが、ヨーロッパがグッと身近に感じる「グランドエイジ メディーバル」。地名や歴史、文化を知りながら、自分だけの物語を紡いでいくうちにいつしか足を運んだような、そんな気持ちになります。舞台が11世紀なので全く同じ景色に巡り合うことはできませんが、この時代だからこそ味わえることがあります。それは、当時の歴史を振り返られること。

例えばその土地の領主の行動が自分のゲームで行った事と同じことをしていたら、その場所に愛着が沸いてきませんか。行ったこともないのに、何故だか故郷の様に感じる事があるかもしれませんね。そして、もしかしたらあなたの行った交易が、交渉が、思いがけず現代に残された資料と一致していたら。まるで自分が行ったように感じませんか。陰ながら歴史を動かしたような感動を味わえるのもこのゲームの特徴の一つのように思います。

そんな事を言いつつも、やっぱり「キャンペーン」でお世話になったソフィアにはいつか実際に行ってみたいですね。もしかしたら、あなたのまわりの方でソフィアに行きたい方も、私と同じように「グランドエイジ メディーバル」をプレイして行きたくなった領主様の一人かもしれません。

三宅麻理恵さんプロフィール

生年月日:1985年6月7日
出身:大阪府
趣味:読書・落語・ゲーム
主な出演作品:「輪るピングドラム」萩野目苹果 役、「銀の匙」御影アキ 役、「緋色の欠片」春日珠紀 役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」安部菜々 役

グランドエイジ メディーバル

ユービーアイソフト

PS4ダウンロード

  • 発売日:2016年6月9日
  • 12歳以上対象
  • PS Store

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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グランドエイジ メディーバル公式サイト