韓国・釜山にて11月14日から17日までの4日間にわたって開催されたゲームショウ「G-STAR 2019」が閉幕した。

「G-STAR 2019」の合計来場者は244,309人記録し、歴代最多となった(昨年は235,133人)。Gamerでも取材を行っているのでG-STAR2019特集ページから記事を確認していただきたい。

Netmarbleが発表したスマートフォン向けアプリ「二ノ国:CROSS WORLDS」「A3:Still Alive」、PC向けバトルロイヤルゲーム「シャドウアリーナ」など4タイトルを発表したPearl Abyssなどに注目が集まっていた。

過去最多の来場者を記録した本ゲームショウだが、実際に取材して感じたのは、規模の縮小と出展内容の変化だ。

近年は、メインホールのほかにサブホールがBtoCエリアとして使用されていた。今年はサブホールの展示が行われておらず、おそらく出展を取りやめたNEXONのエリアを埋める形になったのだと推測される。また、G-STARではBtoBエリアでの商談が盛んに行われるのだが、BtoBエリアにも休憩スペースやインディーゲームの体験スペースが目立っていたと感じた。新作ゲームのプレイアブル出展も少なく、ゲームコンテンツとしてはややトーンダウンした印象だ。

動画配信系のブースが目立っていた。
大音量でのバンドやダンスのショーも。
昨年まではこの際気にもサブホールがあったのだが、今年は通行止めになっていた。

それでも来場者数は歴代最多となったわけで、その理由が出展内容とともに変化する来場者の楽しみ方なのではないかと感じた。まず、コスプレイヤーの増加だ。会場前の広場はコスプレの撮影会場のような雰囲気で、コスプレイアワードやコスプレ体験といったプログラムも行われていた。そして、コスプレ衣装のまま会場内を楽しみ、来場者がコスプレイヤーと一緒に写真を撮る光景を何度も見かけた。

会場前では銃弾に倒れた隊員をメディックが治療する場面も。楽しみ方もさまざまだ。

駐車場には、ポケモンストアやインディーゲームコーナーが設置されていたほか、20店舗ほどの屋台村ができていた。

屋台村はメニューも豊富で昼時には長蛇の列ができていた。

また、プロゲーマーの露出が減り、ゲーム実況や生配信者が非常に目立っていた。かっちりとしたe-Sportsを楽しむというよりは、その場に居合わせた人と一緒に最新ゲームを体験して楽しんでいる印象だ。生配信しながらブースをまわる来場者も多く、コンパニオンが休憩中に生配信をしながら他のメーカーのブースを楽しむ姿もよく見かけた。

最新ゲームを展示するだけでなく、ゲームを中心とした多様なコンテンツを楽しむ場として進化しているのかもしれない。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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