いよいよ発売間近となったシリーズ最新作「バイオハザード7 レジデント イービル」。シリーズファンやホラーゲームファンが待ち望んだ、“究極のサバイバルホラー”が世に現れる前に、本作のこれまでの歩みを振り返ろう。
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E3 2016でそのベールを抜いた「バイオハザード7」
PlayStation VR(当時の呼称はProject Morpheus)向けにカプコンが開発し、2015年に世界各地のゲームショウで出展された「KITCHEN」。この技術デモが「バイオハザード7」に連なる作品だと判明したのは、2016年6月に開催されたE3でのことだった。
「バイオハザード」シリーズの近作と趣の異なる雰囲気に、驚いた人も多いのではないだろうか。シリーズをプレイしてきたライターが身をもって体験したその驚きと恐怖を、プレイレポートとインタビューに込めている。
「7」が目指す恐怖の片鱗を見た―「KITCHEN」改め「バイオハザード7 レジデント イービル」プレイレポート
「ドアを開けたくない」と思わせる経験を、より強く感じてもらえる作品になる―最新作「バイオハザード7 レジデント イービル」が目指す恐怖とは
追われる恐怖が終わらない―新たな体験版「ランタン」
8月にドイツのケルンにて行われたゲーム見本市「gamescom 2016」にて、本作の新たな体験版「ランタン」がその姿を現した。廃墟となった館を舞台に、ランタンを手にした女から逃げ続けなければならないこの体験版では、“追われる恐怖”が緻密に作り込まれているのが伺えた。
ただ追われ続ける、終わりのない恐怖―PS4版「バイオハザード7」体験版“ランタン”プレイレポート
TGS2016で来場者を襲った“アイソレートビューが生み出す底知れない恐怖”
東京ゲームショウ2016で初めて日本のファンに披露された「ランタン」。PS VRでプレイできるということもあり、開始直後に整理券がなくなるほどの人気ぶりであった。上記のプレイレポートで体験したものとほぼ同じ内容であったにもかかわらず、PS VRでのプレイはまったく違った趣を見せる。そのポイントは「手」であった。
最も恐怖を感じたのは自分の手―PS VR版「バイオハザード7 レジデント イービル」試遊レポート
また、TGS2016のステージではプロデューサー・川田将央氏と神田剛氏が登壇し、コンセプトやキーワードとともに本作を紹介している。改めて確認しておけば、より「バイオハザード7」の世界観を深く味わえるはずだ。
最新PVや作品に迫るキーワードも披露された「バイオハザード7」ステージをレポート
多くのゲーマーからほとばしる“バイオ愛”
イベントを取材していると、多くのゲーマーが「バイオハザード」の最新作を楽しみにしていることが伝わってくる。それは一般ユーザーも、イベントに招かれたゲストも変わらない。10月に行われたPS VRモードの体験会では、声優の青木瑠璃子さんが「バイオハザード」への愛を存分に語った。
TGS2016出展の「ランタン」が体験できる!「バイオハザード7 レジデント イービル」トークショー&VR体験会をレポート
そんな“バイオ愛”を持つファンたちが集まるのが「バイオハザード アンバサダーミーティング」だ。こちらは「バイオハザード」の魅力を自分の言葉で発信するファンのためのプログラム「バイオハザード アンバサダー」登録者限定のイベント。開発者と直接言葉を交わせるトークディスカッションや、初公開となるゲームパートの先行プレイなどが行われた。
未公開シーンの先行プレイも行われた第2回「バイオハザード アンバサダーミーティング」レポート
バイオハザード アンバサダー特設サイト
http://www.capcom.co.jp/ambassador/re_bh/
スクリーンショットにはさまざまな意味が込められている
12月には、新たなスクリーンショットと動画が一挙に公開された。これまでオープンにされてきた情報を一気にブラッシュアップするものばかりで、驚いた人も多かったのではないだろうか。中には、鋭い爪を持つ新たなクリーチャー「モールデッド」の姿も。
これらの動画とスクリーンショットには、大小さまざまな意味が込められているという。それが示すものが何なのか、今から想像を膨らませておこう。
そこにはクリーチャーの姿も―「バイオハザード7 レジデント イービル」の新たなスクリーンショット15点とプレイ動画を紹介
その衝撃ゆえ、つい「恐怖」にフォーカスしてしまう「バイオハザード7」。確かにホラーを軸としているものの、それに加えて「探索」「戦闘」などといった“バイオハザードらしさ”も存分に盛り込まれているのがわかるはずだ。この物語が一体どんな結末を迎えるのか、間近に迫った発売日を楽しみにしていよう。